言わずと知れた人気ドラマ【セックス・アンド・ザ・シティ】
の続編であり新章であるドラマ。
そのタイトルは
【and just like that…】ですが・・・
どうしてこのタイトルなの?
気になりますよねぇ??
この記事ではそんな意味深なタイトルに込められた意味を検証します。
そして新章の気になる評判についても触れています。
未視聴の方はネタバレにご注意くださいませ。
ご視聴後、再来訪していただけたら嬉しいです!
【and just like that…】あらすじ
劇場版【セックス・アンド・ザ・シティ2】からおよそ11年が経ち、
キャリーたちはアラフィフになっていた。
コロナ禍が落ち着きをみせてようやく昔のように集合した
キャリー・ミランダ・シャーロット・・・
でもそこにサマンサの姿はなかった。
集まった3人はそれぞれの近況で盛り上がる。
キャリーはコラムニストからポッドキャストへと仕事の幅を広げていた。
ミランダは弁護士を退職し学校へ。
シャーロットもアートギャラリー勤務ではなく2児のプリンセスに奮闘中。
そしてサマンサはというと・・・
ニューヨークを旅立ちイギリス・ロンドンへ移住していた・・・。
Hello again, lovers… #AndJustLikeThat 💙 pic.twitter.com/JcPdmVBkgi
— And Just Like That… (@AndJustLikeThat) March 22, 2022
【and just like that…】タイトルの意味は様々
and just like that
自体の意味は様々です。
Google先生では、
『そしてちょうどそのように』と直訳回答頂きましたが他にも
〖そんなに簡単に〗
〖何のためらいもなく〗
〖あっという間に〗
〖突然〗
〖ちょうどそんな感じ〗などなどあります。
劇中から紐解く【and just like that…】
劇中ではタイトルである【and just like that】はどのように
使われているのか?
推察してみました。
【何のためらいもなく】ニューヨークから引っ越したサマンサ
キャリーが自身の広報担当者からサマンサをはずしたことがきっかけで
仲たがいしてしまったという設定で、ニューヨークからも姿を消したサマンサ
生粋のニューヨーカーのようなひとだったのに、
何のためらいもなくロンドンへと旅立ってしまいました。
アラサーだったあの時ならばもっと簡単に仲直りできたのかもしれませんね。
けれど大人になると人間関係は、
友人との間にさえも複雑さがつきまといます。
ですが唯一、私が新章に異論を唱えたいのがこの部分でもありますww
サマンサが広報担当から外されてへそを曲げた感がちょっと・・・www
願はくはサマンサが出ない理由はもっと前向きな内容が好ましかったです。
【突然】訪れたビッグとの別れ
『セックス・アンド・ザ・シティ』でのキャリーは
結局心の中からビッグが消えることはなく、
振り回されたり遠回りした末
やっと最愛の人とのゴールにたどりつきました。
そんな恋愛事情でしたよね⁈
最愛の人とゴールインした恋多きコラムニストの
夫婦の行方に待っているのはどんな未来なのか?・・・
みたいのを期待していましたが
なんと1話にして突然ビッグを永遠に失ってしまいました。
そんな訳でシーズン1におけるキャリーは
終始〖喪失感〗にくれた日々を送ることになります。
そんな中でも妻として残された仕事は沢山あり
夫がキャリーの前の元妻に残したものを知り疑念にかられたり、
突然大切な存在を失った精神的苦痛から眠れない日々が続きます。
その【瞬間】が新たな友との出会いでした
ビッグと暮らした愛の巣を早々に手放すことに決めたキャリー。
その売却を担当した女性がシーマでした。
シーマは部屋の内装を手掛ける際にビッグが大切にしていたキャリーとの写真
が収められたフォトフレームのガラスを割ってしまいます。
そして〖弁償する〗・・・と申し出るシーマの軽い対応が
勘にさわったキャリーと口論になってしまいます。
ですがこの大喧嘩の瞬間、二人はただの不動産ブローカーと顧客から
友人へとその関係が発展していきます。
キャリーからビッグを奪うなんて辛すぎるけれど、
サマンサとの仲直りのきっかけや
シーマが壊したフォトフレームが
キャリーを支える新し友の誕生をまねいているところが
亡きあともなお彼女のどん底を救うビッグを表しているようで
2人の絆の深さが感じられました。
『人を失う時って【一瞬】なの』
第6話において、
チェとの仲をシャーロットに批判されたミランダが
3人の食事会から去ろうとした際のキャリーの台詞。
『人を失う時って一瞬なの』
ビッグとサマンサを一瞬で失ったからこそ
心のこもった説得でした。
これには同感です。
その一瞬は自分のミスのこともあるし、
回避できない不幸もあるかもしれません。
どちらにせよ時間に限りがある以上
大切な人との一瞬を大事にしたいものですね。
簡単にスティーブとの別れを決意するミランダ
キャリーには悲しい大事件が起こってしまいますが、
ミランダやシャーロットも順風ではいられません。
ミランダとスティーブの夫妻が大好き。
というファンの方には悲しいニュースでしたが
それこそあっさりと離婚することになってしまいましたね。
しかもミランダには新たな恋人・チェの存在が・・・。
本作の主人公たちにとっては
アラフィフだからって人生折り返しなんて思うにはまだ気が早いんです!
シャーロットもまた
長女が女性になっていく困惑や
次女が『自分を女の子だとは思えない』発言などに
振り回されながらも子育てに奮闘する賢母ぶりが描かれています。
HBO Max will spend some more time with Carrie, Miranda and Charlotte. #AndJustLikeThat, the #SexandtheCity sequel series, has been renewed for a second season
— The Hollywood Reporter (@THR) March 22, 2022
More details: https://t.co/eVsFLN5RtL pic.twitter.com/zISlvFPuEO
【and just like that…】の評判
新章【and just like that…】の完成に至っては
視聴者の様々な評判やキャストの意向が反映されているようです。
賛否両論あった【セックス・アンド・ザ・シティ】の続編
劇場版の【セックス・アンド・ザ・シティ】から約11年経過しての続編に
遅すぎるという反発もあったといいます。
それはキャリーたち主人公がアラフィフになってしまったこと。
アラフィフと言えば髪は白くなっていくし、
笑ったらえくぼじゃなくしわが目立つのが気になっちゃうし
重力にはかなわないし・・・ などなどの
彼女たちが〖完璧な姿〗からは遠のいたその時期に
続編を制作したことへの批判ともとれるような。
しかしそんな批判や反発もなんのその。
本作では、それらの批判に見事な反論をするように
アラフィフなんてまだまだ中盤戦~
わたしたちまだまだこんなもんじゃないですYO♪
とでも言いたげなストーリー展開が待ち受けていました。
【セックス・アンド・ザ・シティ】には不足していた多様性
大ヒットドラマ【セックス・アンド・ザ・シティ】にも欠けていた点として
〖多様性〗があげられることが少なからずありました。
ミランダ役のシンシア・ニクソンはこの多様性を重んじており、
新章に出演するにあたって、
〖多様性〗に富んだ作品にすることを提案したようです。
本作ではこのことに配慮したのかな?と思われるような
キャラの投入がなされていました。
〖セックス・アンド・ザ・シティ〗から続投の
スタンフォードやアンソニーは私も大好きなキャラでしたが
本作では、
キャリーの上司でミランダの新たな想い人を務めるチェ・ディーアスや
シャーロットの次女・ローズ(ロック)・ゴールデンブラッド
となど主人公たちの周りで魅力的なキャラが多数出演しています。
この作品で取り入れた『多様性』については賛否が分かれているようですが
個人的には時代は進化し続けているということの布石のように感じました。
また、チェの場面で私が大好きなシーンの一つを勝手に紹介しちゃいます。
それは
ビッグのお葬式で突然号泣しだした秘書のグロリア。
周りが少し怪訝な顔でグロリアに注目する中、
彼女をいたわったのはグロリアを知らないチェでした。
チェはグロリアに歩みよると、そっとハンカチを差し出しました。
大切な人を失う悲しみを無理に抑える必要はない
悲しくて仕方がないのだから取り乱すことは全然恥ずかしいことではない
・・・そんな風に擁護しているかのようなチェの行動にほっこりした
暖かいシーンでした。
【and just like that…】のタイトルの意味・まとめ
【and just like that…】
には〖そんなに簡単に〗
〖何のためらいもなく〗
〖あっという間に〗
〖あっけなく〗などの意味がありました。
劇中でも
何のためらいもない行動や
突然の悲しみなど
タイトルの意味が予期せぬ未来となって散りばめられていました。
【セックス・アンド・ザ・シティ】は4人の親友たちが
おしゃれな服で、素敵な恋を探し、好きなものを自分のために得る・・・
そんな彼女たちをみて視聴者もハッピーでポジティブな気持ちになれる
そんなきらきらしたドラマでした。
あれから時を経て、演者も視聴者も大人になりました。
だから悲しい別れもある、
問題や悩みももっと重いものになっているのかも。
リアルでもきっとそう。
けれど自分探しの旅はまだまだこれから。
新章【and just like that…】は相変わらず
わたし達を明るい方へ導いてくれる…そんな作品です!
※本記事の情報は2023年4月時点のものです。