【ネタバレあらすじ・感想】映画『キングダム 運命の炎』龐煖の正体とは?

邦画
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2019年に公開された同名漫画原作の映画化
【キングダム】
その続編である【キングダム2遥かなる大地へ】
に続くシリーズ第三弾の
【キングダム 運命の炎】

そして最終章とされる
【キングダム 大将軍の帰還】
が絶賛公開中です。

そこで本記事では最新作にして最終章【大将軍の帰還】を鑑賞するにあたって
抑えていきたい【キングダム 運命の炎】に関するポイントをまとめました。

本作のラストに出て来た次作に繋がるキーマン
龐煖って誰なのか?

最新作の鑑賞前の復習的に役立てて頂けたら幸いです。

役名キャスト
山崎賢人
嬴政吉沢亮
河了貂橋本環奈
羌瘣清野菜名
尾平岡山天音
尾到三浦貴大
有義やべきょうすけ
要潤
万極山田裕貴
昌文君高嶋政宏
肆氏加藤雅也
楊端和長澤まさみ
紫夏
趙荘山本耕史
馮忌片岡愛之助
昌平君玉木宏
呂不韋佐藤浩市
季牧小栗旬
龐煖吉川晃司
王騎  大沢たかお 他
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以下、ネタバレ含みます。
未視聴の方はご注意ください。

本記事の情報は2024年7月時点のものです。
最新の情報は各サイトにてご確認くださいませ。

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嬴政の過去と馬陽の戦いの始まり

蛇甘平原の戦いを経て百人将となったはその後、
王騎の元で無法地帯を平定するという修行を積んでいました。

その頃、秦国領土に趙が大軍勢を率いて侵攻を始めます。
しかし秦国側は韓攻めに軍の多くをあてていたため、
農民を主体として軍を編成して迎え撃つしかありませんでした。

これを危惧した昌平君は、大将軍王騎を総大将に任命するべく
招集していたのです。

長らく戦いの場から遠のいていた王騎の任命に
反発する動きもあったが、
秦国の王である嬴政は王騎を総大将に任命します。

総大将の任務を引き受けるにあたって
王と二人で話をしたいとした王騎は嬴政に
〖中華を統一する王になる〗ことを掲げる
その理由と覚悟を問います。

嬴政の決意と約束

嬴政が中華統一を目指す理由
それは幼少期にある人と交わした約束なのだと言います。

幼少期の嬴政は趙国の人質となっていました。

しかしそれは趙国民から暴力や強い憎しみをぶつけられる
過酷な日々でした。

何故ならば、長平の戦いにおいて当時の秦国の将軍は
大勢の趙国民を生き埋めにして惨殺したからです。

憎しみをぶつけられる立場で日々を過ごす嬴政は
いつしか笑うことはおろか傷みさえ感じることができなくなっていました。

そんな時、嬴政の父が太子となったことで後継者の立場になった
嬴政を趙国から脱出させる計画が持ち上がります。

しかし趙国が後継者となった嬴政の命を狙う中、
容易い計画ではありませんでした。

そしてその危険な任務は秦国から迎えに来た道剣
趙国の闇商人である紫夏とその仲間たちが請け負うことになりました。

紫夏は嬴政を馬車の荷台に隠すと、
いくつもの難関をクリアしていきました。

そしてついに最後の関所も無事に通ることができたと思った矢先に、
嬴政の脱は露呈され趙国軍に包囲されてしまいます。

嬴政を守る為に、道剣、や紫夏の仲間たちが倒れて行きました。

昌文君率いる秦国軍の迎えが見え、やっと助かったと思い振り返る嬴政が
見たのは紫夏が複数の矢に討たれ倒れ行く姿でした。

紫夏は嬴政に月の美しさに感動する心
傷みを感じる心を取り戻させてくれた人
でした。

そんな紫夏に嬴政は息絶えようとしている紫夏に
〖誰よりも偉大な王になる〗ことを約束したのでした。

100人の特殊部隊班、その名は『飛信隊』

嬴政の固い決意を聞いた王騎は総大将になることを快諾し
趙国軍が待つ馬陽へと向かうのでした。

趙国軍との戦を目前にして、
信を筆頭に農民などで結成された100人の隊の前に
姿を現した王騎は、彼らを
〖飛信隊〗と命名します。

飛信隊に課せられた王騎からの任務は
趙の武将である馮忌の首を取る
という失敗の許されない過酷な任務でした。

信たち100人の飛信隊は山の裏から2万人の兵によって警備されている
馮忌の元へ、隊を分断させて進撃します。

信を送り出すべく身体を張る隊員たち、
そして馮忌自身もまさかの展開に、実は自分の方が王騎の策略に
はまってしまった
ことを悟ります。

そして撤退しようとする馮忌を
まさに飛んで来た信が討ち取るのでした。

龐煖という男の正体

将を取られたことで撤退をして行く趙国軍でしたが、
王騎は何かがひっかっかっている様子でした。

そこそこ名のある武将を討ち取った
飛信隊の信〗の名はやがて広まるが、すぐに皆忘れてしまう
だろうとする王騎のややこしい励ましに
信はもっと名を馳せるべく戦いに勝利していくことを
改めて決意します。

その後、勝利の杯に酔っていた飛信隊の前に、
1人の謎の男が現れます。

男に向かって行った飛信隊の数名がいとも簡単に
倒されてしまいます。

信が駆けつけその男の名を問うと
龐煖だと答えます。

信もまた引き止められるのも聞かずに龐煖に向かっていきますが
まるで敵いませんでした。

そんな強敵で、次作に繋がるキーマンである
龐煖こそ趙国軍の真の総大将だったのです。

9年前、龐煖は秦国六大将軍の一人であったが、
王騎の妻になるはずだった摎を殺し、
王騎に討ち取られたとされていました。

昌文君は生きているはずもない龐煖の存在は、
王騎が総大将を引き受けた目論見には
龐煖との真の決着があるのではないかと思索したのでした。

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『キングダム 運命の炎』感想

とにかく王騎がスゴイ!と言わざるを得ない
そんな作品でした。

あの腕はホンモノなのか??
まさにデ・ニーロ・アプローチを彷彿とさせる
俳優魂を見せつけられた圧巻の役作りでした。

一目見て大好物になった王騎の笑い
〖ココココココ・・・〗
は、大沢たかおさんのアドリブなのだそうです。

そして本作は、王騎がらみのエピソードもさることながら
嬴政の過酷な過去と、中華統一を目指す理由についても
焦点があてられました。

キングダムの物語りの序盤で、嬴政の身代わりとして
命を落とした漂の話が出てきますが、
その際の嬴政のあっさりとした態度に
激高する信の感情の方に寄り添って見ていました。

しかし、偉大な王たるもの、
そのたった一人を守るために多くの命は犠牲になり
だからこそその命の炎はしかるべき目的を果たすその日まで
絶やしてはいけない
そんな意味や意義を背負っていたのだと痛感しました。

もはや嬴政自身が、彼を守った人たちの
意思や願いを背負っていると思うと
その重みは計り知れないですね。

オールスターキャストが、
これでもかというくらい出演する本作ですが
飛信隊の中で絶妙な存在感を放つ
〖やべきょうすけ〗さんや
最後にほんの少ししか映らないにも関わらず
圧倒的なキラキラを放っていった
〖長澤まさみ〗さんが印象的でした。

みなさんのお気に入りは誰でしたか?!

しかし、やべきょうすうけさんは龐煖に倒されてしまったので
ここで退場ですかね?
残念だなぁ・・・
包帯ぐるぐる巻きで何とか助かった姿で現れてくれたら
いいのに・・・と思ってしまいます(笑)

原作未読のため、この後の展開を知らない筆者なのですが、
王騎は生き残って欲しいと切に願って止まない
一作です。

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