『キングダム大将軍の帰還』の結末・王騎の運命は?最後の言葉とタイトルの意味

邦画
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実写版『キングダム』の中でも圧倒的な人気を誇る、
大沢たかおが演じる王騎将軍

本作では戦いの場から退いていた王騎が馬陽の戦いにおいて
総大将として帰還し、その圧倒的な強さを見せつけています。

しかしその前に立ちはだかる因縁の相手が・・・。
王騎の運命は如何に?
天下の大将軍が残した言葉とタイトルの意味に迫ります。

★前作『キングダム運命の炎』龐煖の正体についての記事はこちら

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『キングダム大将軍の帰還』あらすじ

前作で敵将を討った飛信隊

彼らがほっとしていたのも束の間、謎の男が現れ、
飛信隊の面々を襲う。

信と羌瘣も応戦するものの、その男の武力は圧倒的で
吹き飛ばされた信は意識を失ってしまう。

飛信隊は信さえ生きていればその存在も生き続けるのだと、
信にとどめを刺そうと迫って来る男から大将を守るため、
飛信隊はちりじりになって脱出する。

その男の正体とは消息を絶っていた龐煖であり、趙国の総大将だった。

兄・尾平から信を託された尾到は深手を負いながらも
懸命に信を守り抜き、故郷に残した恋人を思いながら息絶えたのだった。

キャスト
山崎賢人、吉沢亮、橋本環奈、清野菜名、山田裕貴、岡山天音、三浦貴大、
佐久間由衣、阿部進之介、新木優子、平山祐介、加藤雅也、草刈正雄、
要潤、高嶋政広、山本耕史、、長澤まさみ、小栗旬、吉川晃司、大沢たかお
 他

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以下、結末までのネタバレを含みます。
未視聴の方はご注意ください。

本記事の情報は2025年9月時点のものです。
最新の配信・販売情報は各サイトにでご確認くださいませ。

『キングダム大将軍の帰還』の結末は?

龐煖の襲撃により半数を失ってしまった飛信隊を、
気遣う王騎をよそにむしろ気力は向上していた信たちでした。

そしていよいよ龐煖率いる趙軍との戦いの火蓋が切って落とされました。

趙軍の中に龐煖の姿を見た蒙武は秦軍本陣の山が見える範囲から出ない
というルールを破り、敵将を討ち取るために下がって行く趙軍を追跡してしまう。

しかしそれは罠であり、蒙武が討ち取ったのは龐煖の影武者でした。

蒙武率いる軍はたちまち趙軍の軍勢に囲まれて絶体絶命のピンチに
陥ってしまいました。

それを見た王騎は仲間の軍を救うため、戦場の全体図がつかめなくなる
代償を背負い敵軍の中へ乗り込んで行きました。

その頃、嬴政の元には楊端和が伝えなければならない事があると
訪れていました。

楊端和の話から趙が北に強力な軍隊がいる事を隠すために、情報封鎖していた
明かしました。

それはまさに今戦っている秦・趙の中にこの隠された軍隊を
横から投入することで勝負を決定的なものにする
という画策なのだと言うのです。

そしてそんな恐ろしい戦略を企てたのは李牧という男だと言います。

9年前の因縁

王騎を筆頭にそれに続く飛信隊は、趙荘がいる本陣へと突き進みました。

すると龐煖が姿を現し、王騎との一騎打ちが幕を開けました。

2人が再会するのは9年ぶりだと言います。

時は遡り、王騎が真の王として仕えていた昭王には
宮女との間に生まれた娘が誕生したのでした。

しかし身分の差から娘の命を危惧した宮女は王騎家に仕える者の養女として
娘を託したのです。

娘の名前はと言い、王騎家に身をおき、幼い頃から鍛錬を重ね、
六代将軍に名を連ねるまでに登りつめました。

女ながらにそこを目指したその背景には、
王騎に100個の城を取ったら妻にして欲しい
プロポーズしたからでした。

それを聞いた王騎は承諾し、9年前の龐煖との闘いが
まさに摎にとっては100個目となる城だったのです。

しかし摎は龐煖に無残にも敗れてしまいました。

息絶えた摎を見た王騎は激高し、龐煖に切りかかります。
王騎の矛は龐煖の顔に命中し、さらに無数の矢が
その身体を貫きました。

王騎はこの時、龐煖が息絶えたと思っていたのです。

しかし龐煖は瀕死の状態から復活し、それからというもの
生きる糧となったのは自身を敗北に陥れた王騎を討ち取ることへの
執着だったのです。

将軍が見る景色

王騎と龐煖の一騎打ちは王騎の優勢モードでした。

そうして王騎がまさに龐煖への復讐をやり遂げようとしていたその時、
大量の李牧軍が向かってきたのです。

王騎は『私の計算より早く到着するとは・・・』
と驚きながらもさらに自身を沸き立たせます。

策が尽きた王騎は皆に力技を支持します。

そして龐煖は王騎を討つことを諦めず、一騎打ちは再会されました。

それでも優勢なのは王騎であることは変わらず、
龐煖にとどめを刺そうとしていた時、
王騎を狙う李牧の兵士・魏加の姿を見つけた羌瘣と信でした。

信は懸命に矢が放たれるのを阻止しようと飛び込みますが敵陣に阻まれ
てしまいました。

矢によって身を貫かれた王騎の一瞬の隙をついて
龐煖の矛が王騎の身体を貫きます。

水を差されたものの自身の勝利だと言い放つ龐煖の首元に
王騎はなおも矛を突き付けていました。
まだ敗北してはいないのです。

しかし龐煖は王騎に刺さった矛を抜き、とどめを刺そうと矛を振り上げますが、
魏加を切りつけて駆け付けた信と騰が阻止しました。

信は王騎の馬に乗り、すぐさま重傷を負った王騎を背中に乗せると
脱出をするために走りだします。
そして蒙武の軍隊がその道を開けていました。

背中の王騎は信に言いました。

童信の分際でやるじゃないですか。
貴方は今将軍の馬に乗っている。
これが将軍の見る景色です。


王騎を逃がすためだけに懸命な兵士たち。
その後を追い首を取ろうとする趙軍の兵士を
龐煖が引き留めます。

李牧もまた、ここで王騎の首を狙うようなことをすれば、
王騎軍は激高し捨て身で応戦してくるだろう、
そうなればこちらもただでは済まないのだと味方の犠牲を
回避するため、王騎の命という目的を果たした今、
戦の終わりを告げます。

天下の大将軍・王騎の最後の言葉

森の奥には皆で敵軍を振り切って帰って来た王騎と彼が率いた兵士たちの輪が
ありました。

誰も自身を追って来ることは禁じます。と告げる王騎でした。
そしてゆっくりと話し始めました。

後継を騰に託します。
自身の責任を詫びる蒙武には、
あなたは秦軍の顔になるべき一人
なのだと激励しました。

そして信には王騎に修行を乞うたことに対し、
ばかもの
と言って微笑むと、
戦場で学びなさい
と言って自身の矛を信に託しました。

信が涙ながらに王騎を見上げると
王騎は自身の馬に乗って姿勢を正したまま
息を引き取っていたのです。

泣き崩れる兵士たち。
王騎の喪失は軍に暗い影を落としていました。

王騎を失くした傷は兵士たちを蝕んでいたのです。
それを見て信は立ち上がります。

顔を上げろ。下を向く必要はない。馬陽は守られたのだから。
王騎将軍と共に胸をはって帰ろう。
全軍、前進。

その頃、嬴政もまた王騎を失くしたことで士気が下がる王都で、
馬陽は守られた。王騎も奪わわれることなくその身は帰ってくる。
この戦いは秦の勝利だと言い、
正門を開けよ、これより王騎将軍が帰還する
と放ちました。

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『大将軍の帰還』タイトルの意味

本作のタイトルである『大将軍の帰還』に込められた意味。

それは文字通り、大将軍・王騎が敵に奪われることなく
帰還したということ。

王騎は命を落としてしまいましたが、
その思いや魂まで失くなったわけでは決してありません。

王騎の生きざまは多くの兵たちの心に焼き付き、
その魂は信や嬴政を筆頭に、
王騎軍の全兵士に引き継がれて行くのです。

王騎の魂や志を引き継いだ兵士の帰還もまた
大将軍の帰還に相当しているのでしょう。

背負う者

秦の六代将軍の一人である王騎。

その王騎をおびやかした龐煖との闘いで

将軍が手にするのは千万人の命を束ね闘う責任と、絶大な栄誉。
故にその存在は重く、故にまばゆい程に光輝く

と話していた王騎。

13歳という若さで戦場へ赴いた王騎は、
それからずっと仲間を失う痛みを体験してきたのでしょう。

そしてその傷は癒えていったのではななく、
彼らの思いと共にその胸に刻み、肩に背負い
闘ってきた
のです。

兵士たちを束ねる者としても最強である王騎は
背負う者も誰より膨大だったのです。

それゆえに兵士たちからの信頼が厚く、
信にとってもまた大きな存在であったと共に、
誰にも劣らない経験と策とそして強さを持つ
最強の大将軍でした。

仕えるに値する大王

王騎の訃報を受けた嬴政は彼が闘いへ向かう前に
自身に言ってくれたことを思い出していました。

昭王に仕えた王騎は王からの遺言を
自身が仕えるに値すると判断した王にのみ
伝えるように言い渡されていました。

戦に情けはなくとも、敵国の民たちは自国の民と同じように
愛するように
という言葉。

その遺言を他の王には伝えず初めて嬴政に
伝えたのです。

共に中華を目指しましょう、大王

それは王騎が嬴政を信頼し、心から仕える誓ったことを意味しています。

王騎と共に

王騎を失って損失だと嘆く者、
その悲しみに耐えきれず下を向く者。

彼らをまるでそこに王騎が存在するかのように、
大王嬴政と大将軍になる予定のが導くのです。

王騎の思いは嬴政に、軍は騰に、そして未来を信に、
託された
と言えるでしょう。

託された彼らもまた王騎の魂が消えるわけではないことを
知っています。

王騎を奪われることなく王騎の思いを引き継いだ信が、
王騎と共に中華を目指すと誓った嬴政が、
王騎の後継となるがそして王騎の全兵士たちが
大将軍の魂を宿して帰還するのです。

それは秦にとってまさに
王騎の、大将軍の帰還であると胸を張って言えるのではないでしょうか。

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『キングダム大将軍の帰還』感想

本作で王騎は誰も想像しえなかった李牧の策略を見抜いていました。
時代を超えていつまでも最強ではいられないのだと
語った王騎はやはり無敵の大将軍だったのではないでしょうか。

それでも小さな誤算があいまって倒れることになってしまいました。

王騎のファンならば蒙武の暴走がなければ、矢が放たれるのを阻止できたなら・・・
そんな「もしも」が嘆かれるのは必然です。

王騎は李牧でも龐煖でもなく、小癪にも背後から矢を放った魏加
倒されてしまったのですから!!

けれどもそれは言い換えれば、王騎は李牧にも龐煖にも勝る最強すぎる
将軍であった故に敵は全勢力を注いでできることをやりつくさなければ
倒せない壁だったと言えるのではないでしょうか。

王騎に致命傷を与えた本人である龐煖でさえも
自身だけでは倒せなかったその偉大さを痛感したに違いないのです。

王騎を倒してもなお龐煖の気持ちが晴れることがないのは、
最後まで大将軍であり続けた王騎に対する敬意であり、
本来ならば戦場ではなく正々堂々と本当の一騎打ちを
したかったという悔いなのかもしれません。

これまで王騎に隠れていた副将・騰が実は驚愕の強さだった
のもサプライズでした。

王騎に仕えていたのですから当然と言えば当然なのでしょうか。

視聴者にとっても強い理想であり、圧巻の存在感を放つ
王騎の退場にはまだ落ち込みが癒えそうもない一作でした(笑)

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