岡田将生主演ホラー!?【聖地 X】ネタバレ考察|驚愕の結末と3人目の行方

邦画
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予告が怖くてなかなか視聴できなかった映画
【聖地X】

気を引き締めて視聴に踏み切った結果、
あまり怖くはなかったですwww

なんなら面白かったというのが率直な感想です。

しかしながら『聖地X』とは一体何だったのか?

気になりますね。

そこで今回の記事では
『聖地X』で起こることの意味
★要の決断の理由
★3人目はどこへ?

について推察しています。
一個人の妄想的推察ですので、
そんな観点からお楽しみいただけると幸いです<(_ _)>

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【聖地X】あらすじ

韓国の仁川で夫妻が謎の死を遂げるという事件が発生した。
彼らはアメリカンパイのレストランを営む店主とその妻であった。

時は変わり20XX年。
山田輝夫は両親が残した韓国にある別荘で自由きままに過ごしていた。

小説家志望であったが、書きあげることはできず、
プール付きの邸宅で女子学生の家政婦を雇って、
ゲーム三昧な毎日を楽しんでいた。

そんなある日、輝夫の妹のの結婚生活が破綻し
輝夫の元へやってくる。

そして兄妹の同居生活が始まって間もなく
要は、開店間際の和食居酒屋で滋に遭遇する。

しかし、滋の記憶にはどこか曖昧な部分が多かった・・・。

キャスト
岡田将生(山田輝夫)、川口春奈(要)、薬丸翔(滋)、真木よう子(星野)、
緒方直人(江口)、パク・イヒョン(スヨン)他

以下、作品のネタバレを含みます。

〖聖地X〗はHuluにて視聴できますよ!

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本記事の情報は2023年11月時点のものです。
最新の配信状況は各サイトにてご確認くださいませ。

『聖地X』で起こることの意味

要の夫・滋は同時に日本と韓国に存在しました。

身体から魂が分離するドッペルゲンガー現象に対し、
本作の分身は本人から記憶が分離されているという特徴がありました。

そしてその現象はある開店前の和風居酒屋で起こるのです。

この和風居酒屋の店主の妻もまた分身が現れ、
記憶が曖昧になってしまうという症状が出ていましたね。

謎の巨木と何かを吐き出す井戸がある、
記憶に翻弄される場所
それが『聖地X』なのです。

信じるものが実現する

要は貯金を自分の欲求のためだけに使い果たし、
裏切り行為を続けた滋に愛想をつかして
兄のいる韓国へやってきました。

愛想をつかしたはずでしたが
要の前には滋の分身が現れます。

それは要は信じていたからでした。
滋は海を渡ってでも要を追ってくることを・・・。

一度は一生を共に生きようと誓った相手。
そう簡単には気持ちの整理はつかなかったのかもしれません。

あるいは、それほどきちんと向き合った相手だからこそ
裏切りを許すことが出来ず、憤りの念がわいていた可能性も。

そんな強い気持ちと幸せな夫との記憶という複雑な思いが
滋の分身を生んでしまったのです。

信じるものがその通りになる
〖聖地X〗という土地で・・・。

要が滋との別れを決意した理由とは?

要の記憶や思いが滋の分身を生みました。

別れるつもりで韓国へ来た要。
しかしそれはもしかしたら最後の賭けだったのかもしれません。

離婚を決意して日本を離れる決意をするまでに
追いつめられた妻。

そんな光景を見て夫はどうするのか⁈という賭け。

それでも最終的に別れを選んだのは
その賭けに敗れてしまったからなのでしょう。

記憶があってもなくても変わらなかった夫

開店前の和風居酒屋で滋の分身を生み出したのは要の記憶や思いでしたが、
間もなく、分身の出現によって要の記憶が薄れてしまった夫
もまた韓国へやってきます。

要の記憶があろうとなかろうと、
本体の滋も分身の滋も復縁を求めました。

その裏で兄の家政婦で地元の学生のスヨンをくどきながら・・・。

そして分身と一体化した滋は
生まれ変わったみたいに最高の気分だと言いました。

最高の気分の夫と、ボロボロになって日本を飛び出した妻
の対峙の時。

要は復縁を哀願する滋を突き放し、別れを決意しました。

〖記憶があってもなくても変わらない〗

それが理由でした。

良くも悪くも人格形成に欠かせないのは『記憶』であるはず。
両親や友人との時間の中で作られた記憶は
その後の行動や選択に影響を与えるのではないでしょうか。

しかしながら滋の場合は、
要のことしか覚えていない滋
要のことは覚えていない滋
大差がなかったのです。

それは滋にとって要との記憶は
気持ちが変わるような大した出来事ではなく
何の影響も受けていないと言っても過言ではないでしょう。

少なくとも要自身はそう思ったのです。

3人目の滋はどこへ?

本体の滋と分身の滋。
2人を合体させなくてはいけませんでしたが、
一つ弊害がありました。

韓国で出現した分身の滋は少し長く居すぎたために
余計な記憶を保持してしまいました。

その状態で本体と合体させることは危険が生じるのです。

そこで、韓国に表れた滋の記憶だけを抹消するため
3人目の滋を生み出すことにしました。

許すということは忘れるということ

韓国に表れた滋だけしか知らないスヨンによって生み出された
3人目の滋。

本体と分身を合体させた後、処分をしようと奮闘する
兄・輝夫でしたがどうしても人の形をした記憶媒体である滋を
手に懸けることはできませんでした。

そうして隔離された3人目の滋でしたが
ラストでその存在は自然消滅していました。

それは要が本体の滋との離婚が成立し前に進み始めたから
ということでした。

そしてその笑顔に憤りはもう感じられませんでした。

同時に、スヨンの記憶が生み出した3人目の滋なので
滋に思い入れがないスヨンもまた滋の記憶は
薄れてしまったからなのでしょう。

【聖地X】を見た感想

この映画を視聴して、今の自分から記憶の一部が欠けた自分は
どのように変化するのだろうとふと考えました。

滋のように何も変わらなかったら怖いなと。

誰かと同じ時間、同じ場面を共有しても
感じ方や残した記憶が異なることは多々ありますよね。

記憶は与えられるものではなく
自ら受け止めるものだからなのでしょう。

そんな風に受け止め方は自分次第。
だからこそ様々な人格が形成されるのかもしれません。

本作の予告ですが、みなさんは怖いと思われたでしょうか。

もしかしたらホラーだというふれこみがあって怖い映画だと思い込んだから
怖い予告になったということだとしたら

そこから伏線が張られて
いたなんて驚愕です。

思い込みや信じる力は時にものごとを正反対にさえ変えて
しまうのかもしれませんね。

【世にも奇妙な物語】系がお好きな方には
きっと興味深い一作ですよ。

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