ジェニロペファン必見の映画【アトラス】AI嫌いな理由と結末をネタバレ考察

洋画
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Netflixで配信中のジェニファー・ロペス主演のSFサスペンス映画
【アトラス】

最近多い気がするAIものですが、ジェニロペも遂にこの
AI紛争に参戦です。


本作でジェニロぺが扮するのはAIに強い不信感を持っている
主人公でテロ分析官のアトラス・シェパード
そして
人類に反逆するAIロボットに扮するのはシム・リウが演じています。

・アトラスがAIを嫌う理由は何か?
・アトラスとAIの決着の結末

に着目して、あらすじとネタバレ感想、考察しています。

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【アトラス】あらすじ

かつて突如人間への反旗をひるがえし、世界を震撼にさらした
人型AIハーランがいた。

ハーランはAIたちを率いて人類を殺戮するも、
これに対応すべく世界各国が手を結んで国際共同連盟が設立され
制御することに成功した。

ただし一部のAIを率いて逃亡したハーランを逃してしまう。

ハーランたちを取り逃がしてから28年の月日が流れていた。
そんな中、AIの兵士カスカを捕えた後引き渡された分析官のアトラスは
カスカからハーランの居場所の情報を得ることに成功する。

そして分析官のアトラスは、ハーランを捕えるために
バンクスが率いる制圧部隊と共に宇宙へと旅立ったのだが・・・。

キャスト
ジェニファー・ロペス、シム・リウ、ラナ・パリラ、マーク・ストロング、
スターリング・K・ブラウン、グレゴリー・ジェームス・コーハン 

以下、作品のネタバレを含みます。
未視聴の方はご注意ください。

本記事の情報は2024年5月時点のものです。
最新の配信状況は各サイトにてご確認くださいませ。

アトラスがAIを嫌う理由とは

AIという存在が身近なものになった近未来で
その存在に強い疑念を抱き、受け入れようとはしないアトラス

そんなアトラスを助けようとして尽力するAIスミスは
その理由を探り出すべくアトラスの過去に触れようと
しますが、アトラスはこれを激しく拒みます。

アトラスの過去には一体何があったのでしょうか。

ハーランを作り出したのはアトラスの母

ハーランのみの親はアトラスの母親だったのです。
科学者であったアトラスの母は、
ハーランを作り出し、人とAIを繋ぐ神経リンクシステムも
生み出しました。

そんなハーランとアトラスは同じ家で兄妹のように
育った
のです。

しかし、ハーランばかりに夢中になる母に嫉妬した
アトラスは、母がハーランに夢中なのは、彼の知能が高い
から
だと思い込んでいたのです。

そんなアトラスは母の目を盗んで、ハーランと神経リンクシステム
繋いでしまう。
ハーランに自分も頭を良くして欲しいと願ったからです。

しかしこの接続により、人間について熟知するに至り、
その未来に待ち受けるものが破滅であると察知したハーランは
AIが主導する未来を築くことが人間にとっても破滅の道を回避する
ことだと考えて反乱を起こしたのです。

このハーランの反乱によって母を失ったことに
自責の念を抱きながら成長したアトラス。

ハーランがまだどこかに逃げおおせていて、
必ず帰ってくることを宣言している最中で
過去の自分の失態と向き合うことも、
自分を許すことも出来ずにいました。

そんなアトラスはハーランをはじめとするAIは
人を裏切るということを強く認識した結果、
AI全体への不信感に繋がっていたのです。

絶体絶命の中で頼れるのはAIだけ

ハーランを捕獲するために宇宙へと旅立ったバンクスチームと
アトラスでしたが、ハーランの潜伏先を襲撃する前に、
襲撃にあってしまいます。

これにより母船ダイーブに乗っていた部隊と
引き離されることに。

アトラスは大佐がアークスーツに押し込み、
落下していったが、それでもAIとのリンクを
拒んだため、不時着して意識を失ってしまう。

そこは雪山、ダイーブとの連絡も途絶え、残された時間は
22時間
という絶体絶命のアトラスが頼れるのは
AIスミスだけという皮肉な展開に陥るのでした。

アトラスとAIの決着の結末

スミスと共に、仲間の捜索にあたったアトラスは
バンクス以外の隊員の亡骸を見つけます。

それはAIによる攻撃だとみなしたアトラス。
そこには、自ら尋問して処理したはずのカスカの姿
もあり、慣れない攻防の末、大けがを負ってしまうアトラス。

生き残り使命を果たすために、
スミスとの神経リンクに応じるアトラスでしたが
上手くいきませんでした。

アトラスの本当の心情

AIスミスとのリンクを妨げるもの。
それはアトラスの心の奥にある複雑な心情でした。

ハーランは人間を裏切り、母親を殺害した相手。
そう憎む一方で、その原因を引き起こしたのは
自分の軽はずみな行動であり、その前の
ハーランとは兄妹として良好な関係性を築けていたこと。

それがハーランを憎みきれず、トラウマから目を背ける
要因
となっていたのです。

AIとのバディ結成

ようやく自身の過去と向き合い、受け入れたアトラスは
スミスとのリンクも完了し、人類軍はハーランに囚われていた
バンクスの犠牲のもとに、アトラスとスミスを勝利へと
導きます。

アトラスはAIであるスミスを好きになれたのだと
告げる。

しかし、スミスは最後にアトラスを守るため
自らの命を犠牲
にするのでした・・・。

救助され帰還したアトラスは再び旅に出ます。
そしてその傍らには窮地を共に乗り越えた
あの声があったのでした・・・。

【アトラス】感想

AIが人間を超えるという構図は、
既にチャットGPTを始めとする第4次AIブームの到来により
遠い未来の話ではなくなってきている気がします。

2045年にAIが人間の知能を超えるという予測。

もしもこの予測が的中したなら
どんな未来になるのか、想像するのは難しく、
楽しみなような怖いような複雑な心境です。

本作の中でも
〖AIにも平等に権利を与えるべき〗
という論争が巻き起こっており、
人間の知能を超える可能性のあるAIについての
扱いの是非を視聴者に投げかけているのだと思います。

それでもアトラスとスミスは反発しながら、
助け合い、尊重しあい、お互いのマイナスを補うことで
大きな力を発揮するに至りました。

そしてアトラスという人間を救うために、
自らを犠牲にしたのはAIでした。

アトラスもまたスミスを復活させたことが示唆されており、
人間とAIの未来は明るいとうことを強調して幕を閉じます。

そんな風に、どちらが支配するかとか、
どちらの知能が上なのかという問題は置いておいて、
平穏に共存するために必要なことを考え実行すること、
それは人類だから可能なのかもしれません。

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