生存者の運命は?【黄龍の村】の謎!『助けて』のメモと村のルールとは?

邦画
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2021年の公開でありながらいまだに話題作となっている
阪本裕吾監督作品のホラー映画
【黄龍の村】

絶対に前情報なしで視聴するのがおススメの本作ですが、
すでに視聴した前提で、大真面目で語りたい(笑)。

・『黄龍の村』に迷い込んだ8人の結末
・村のルールと謎
・『助けて』というメモの意味

に着目して
解説、推察しています。

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【黄龍の村】あらすじ

8人の若者グループはキャンプ場へ向かおうと、
レンタカーを借りて繰り出す。

ノリノリの4人と、車内で眠りにつく4人という
具合いにグループの中に温度差があるようだった。

しかしそんな最中、車のタイヤがパンクしてしまう。

携帯の電波もななく店なども存在しないその場所で
8人は歩いて助けを求めることに。

そうして8人は龍切村という謎の村に迷い込む・・・。

キャスト
水石亜飛夢、松本卓也、鈴木まゆ、秋乃ゆに、
ウメモトジンギ、石塚汐花、大坂健太、伊能昌幸
 他

『黄龍の村』を視聴する方法

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その他Netflixなどで配信中

以下、ネタバレを含みます。
未視聴の方は視聴時の面白さが半減してしまう可能性があるので
ご注意ください。

本記事の情報は2024年6月時点のものです。
最新の情報は各サイトにてご確認くださいませ。

『黄龍の村』に迷い込んだ8人の結末

キャンプに行こうと浮かれていたパリピの4人
大人しくついてきた陰キャ4人のグループ。

レンタカーのタイヤがパンクして、携帯の電波もつながらず
成す術がなく歩き出した8人は龍切村へ迷い込みます

そこへ馬に乗った村人の新次郎が現れ、翌日の朝にタイヤを直してあげると言い、
夕食をふるまい、泊まっていくように促します。

断り切れず泊まることにした8人でしたが翌朝異変が訪れます。

主人公たち⁈パリピ4人の結末

孝則は村でこき使われる奈穂美から『助けて』と記したメモ
を受けとるのです。

この内容に困惑して自らの服のポケットに刃物を忍ばせ
朝食の場へ向かいますが、孝則は朝食中に後ろから刺され絶命します。

新次郎が村人を引き連れて現れ、
〖君たちは選ばれた〗
と言って銃で7人を服従させ村の儀式の場へと連行します。

そこでみたものは、
〖オビンタワラ様〗という村の神に捧げられる孝則・・・。

次の捧げものとして指名されたなごみは新次郎の持つ
銃を奪い取り暴発させます。

そのまま銃を持ち去るなごみとその拍子に逃げる
うららと優希。

しかしなごみは川の石につまづいたはずみで暴発した銃により
絶命。

川からにげようとする優希に促されながらも躊躇するうららは
村人によって撃たれ絶命
します。

1人で逃げまどう優希でしたが、うららや仲間を目の前で失った
怒りは彼をかきたてます。

いざ仲間の弔い合戦へ向かおうとしたパリピリーダー。
しかしその矢先に銃殺され優希も絶命

陰キャ4人の結末

優希が倒れて全滅かに思われたグループでしたが、
陰キャの4人は、村人を制圧していました。

〖田舎は嫌いだけれど来た意味はある〗
と孝則に語っていた梶原。

梶原の祖母はかつてこの村で陽キャの4人のように
生贄となってしまった
のでした。

梶原を筆頭に陰キャの4人は青春時代を棒に振り、
この村への復讐のために日々その機会をうかがってきたのです。

陽キャの4人とつるみキャンプへ同行したのも
この村に入るためでした。

村人を全滅に追い込み、オビンタワラ様と対峙することになった
4人は何とか勝利して目的を完了させました。

全ての任務を終わらせた5人は
夜の町でにぎやかに打ち上げ会を開きます。

その光景はちょうど物語の始まりの陽キャ4人の姿の
ようでした・・・。

後日・・・

無職の梶原は今後も悪をこらしめるべく
便利屋を開業すると言います。

何やら怪しげな紙袋を持ちながら
無邪気に梶原につきまとうのはあの
オビンタワラ様でした。

かれは梶原の右腕となって、
悪人の掃除係となったのです。

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村のルールと謎

8人の仲良しグループが迷い込んだ龍切村。

畑を守るかかしの包丁が突き刺さっている光景など
絶対に穏やかではないことが伺える謎の村。

この村にはルールが存在していました。

村の真相

この村では迷い込んできた観光客を
村の神に生贄として
捧げるというルールが存在していました。

そしてそれは梶原の祖母が犠牲になっていることから少なくとも
何十年単位で続いているルールということになります。

村の神の存在

生贄を捧げている村の神は
〖オビンタワラ様〗と呼ばれ、村人によって人の肉を
食料として捧げられてきました。

しかし
その正体は十兵衛という男性で幼い頃に誘拐されて
村の神社の奥に閉じ込められていた
人生でした。

その幼い頃から村人によって人の肉を食料として与えられており、
自らの両親さえも食してしまったという
不幸な生い立ちでした。

村人たちの謎

この村のルールを実行する理由は
〖古くからのしきたりだから〗

しかしながら村人の新次郎が関西弁を喋ること
子どもの存在が見当たらないこと、
日本刀の使い手や、少林寺拳法?を扱う女性など
が存在するという違和感が残ります。

そして年功序列だといい、
上記のような日本刀の男性や拳法を扱う女性など
強い者たちでも、先住者には服従しなければならない村。

さらに崇められる神の正体は、よそから誘拐してきた子ども

それらから推察できるのは元々は
この村は犯罪者や逃亡者で構成されていのではないか?
ということです。

犯罪を隠蔽する場として、
被害者を捧げていたものが、
いつしか村のしきたりとなって定着した結果
なのではないでしょうか。

『助けて』というメモの意味

陰キャリーダー的存在の睦夫は妹を半年前から村に潜入させており
その妹こそが奈穂美でした。

兄たちが村に現れ、儀式を目前に迎えた朝、
『助けて』と書いたメモを孝則に手渡すことには
どんな意味があったのでしょうか。

それは何も知らないでやってきて呑気に
寝ていたパリピたちへのほんの気持ちばかりの助け舟では
ないでしょうか。

あのメモを受け取れば否が応でもこの村の不穏さが
伝わる
でしょう。

実際に守ることまではしないけれど、
彼らは遊びに来た学生に過ぎず、生き残ることが出来るなら
その方がいい。

そんな思いから実際孝則が刃物を忍ばせたように、
警戒するように警告をしたのではないでしょうか。

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【黄龍の村】感想

冒頭でパリピ軍団の浮かれ描写を堪能し、
この4人が主人公なんだな・・・と
潜在的に刷り込まれました。

すると・・・

村での一夜が明けた途端に、ばたばた退場して行くのです。
大人しめのお友達も銃の暴発に巻き込まれたりして・・・。

あぁ~主役の人(優希)が1人で彼女や友達の仇をとりに
行くのかぁ・・・
軽~いノリの彼だけれどここから変貌するのかな?

と思いを巡らせていると、
優希があっけなくやられてしまいます。

すっごいバッドエンド。
すっごいB級映画だ・・・

と思ったのもつかの間
あの暴発に巻き込まれた陰キャの人が
村人をやっつけているではないですか!

しかもこの陰キャ4人の演技が淡々としていて、
まるでドキュメンタリーのようにリアルだったのが
衝撃さを増して斬新でした。

そしてアクション映画に切り替わる後半、
アクションもホントっぽくて見ていて迫力があるなぁと
思ったら、梶原に扮した伊能さんは格闘技経験のある方
なんですね。

納得です。

どうせ最後は銃で仕留めるのに、
無駄に肉弾戦を繰り広げる感じとか、
ラスボス十兵衛が味方になって、それでもこれまでの食事を変える
ことはできなくて、梶原さんは絶対にその対象にならないと言えるのか。

色々ドキドキする衝撃作でした!

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