『遺書、公開。』黒幕の正体と動機に迫る/廿日市は池永が好きだった?

邦画

※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

陽東太郎氏の原作コミックを『東京リベンジャーズ』英勉氏がメガホンをとり、
鈴木おさむ氏による脚本にて映画化された
『遺書、公開。』

主演を務めるTHE RAMPAGE from EXILE TRIBE吉野北人をはじめ
宮世琉弥、志田彩良、髙石あかりなど若手人気俳優陣が脇を固めます。

そんな本作の恐るべき黒幕の正体とその動機とは何なのか?
解説しています。

また廿日市は池永が好きだったのか?
という謎にも迫ります。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

『遺書、公開。』あらすじ

灰嶺学園2年D組に訪れた新学期のある日。

クラスの生徒と担任教師を含めた全員にSNSを通じて届いたもの。
それは彼らの人としての順位を表した【序列】だった。

その中で2年D組の1位に輝いたのは姫山椿だった。
いつでも明るく可憐で皆の人気者の椿だったが・・・。

【序列】が発表されて半年ほど経過したある日、
学内の女子トイレで椿は変わり果ては姿で発見されることになる。

1位の椿は自ら命を絶ったのだった。

そしてその直後、クラスメイトと担任教師に充てた
椿からの最後の手紙が届けられた。

椿の身に何があったのか?
1位の椿を追い詰めたものとは?

椿の自殺の謎を解明するために、ホームルームの時間を使って
皆に送られた手紙を公開することになったのだった。

キャスト
吉野北人、宮世琉弥、高石あかり、志田彩良、堀未央奈、松井奏、
兼光ほのか、鈴川紗由、青島心、忍成修吾
 他

『遺書、公開。』はU-NEXTでレンタル配信中!

U-NEXTでは初めてのご利用の方を対象に31日間の無料トライアル実施中です。
しかもトライアル期間にも関わらず600ポイント貰えます。
『遺書、公開。』もポイントを使って見れちゃいますよ!

月額550円の超コスパDMMプレミアムでもレンタル配信中です

DMMTVは何と言っても月額550円という超コスパでありながら
国内作品の見放題数は第2位!!
しかも14日間の無料体験が利用できるので安心ですね!

『遺書、公開。』はアマゾンプライムビデオでも見放題配信中です!
まずは30日間の無料体験から。
月額600円の会費は年間契約すると5,900円になりお得です。
年間で1,300円もお得に利用できちゃいます。)

以下、結末までのネタバレを含みます。
未視聴の方はご注意ください。

本記事の情報は2026年2月時点のものです。
最新の情報は各サイトにてご確認くださいませ。

スポンサーリンク

『遺書、公開。』姫山椿を追い詰めたもの

2年D組の1位である姫山椿の自殺の理由を探るため、
ホームルームの時間を使った遺書の公開が行われていきました。

クラスメイトに送られた椿の最後の手紙に書かれたのは
感謝や誉め言葉ばかりでした。

しかしある生徒は言います。

そのポジティブな言葉の裏に皮肉や怒りが込められている
のではないか?・・・と。

その言葉に隠されたものがクラスメイトが椿にした仕打ち
の数々であったとしたら、一番酷い仕打ちをして、
椿を追い詰めた者は誰だったのか?

椿を消した犯人を暴く公開は続きました。

最愛の裏切り

人気者だった椿の隣にはスポーツ万能で端正な顔立ちで
序列2位の赤﨑 理人という恋人の存在がありました。

しかし皆の前で合言葉のピースサインを作り微笑みあう
仲睦まじいカップルの真実は異なりました。

赤﨑は椿のことを心から思っていたのではなく、
ゲーム感覚で1位という皆が羨む女性を落とせるか?
という賭けを楽しんでいたのです。

そしてその結果、
「落とすのは楽勝だった」
「だけど実際に付き合ったらつまらない女で好みではない」
という暴言を友人に向けて暴露していたのです。

実は椿は赤﨑のその暴露を聞いてしまっていました。

それでも自分の本心を聞かれたかも?と焦る赤﨑の
とってつけたような笑顔と例のピースサインを
何事もなかったかのように受け入れてしまう椿でした。

人気者の親友は不在

椿は部活のテニスでずっとダブルスを組み、いつも一緒の御門 凛奈
親友だと思っていました。

だから自分のお気に入りの漫画を読んで欲しくて
御門に貸したのです。

しかし漫画を返却した御門に感想を尋ねると
「笑えた」
という言葉が帰ってきました。

その一言で椿は御門が貸した漫画を読まなかったことを察知しました。

そんな御門の手紙に書いてあったのはその漫画内で主人公が
自分を裏切った親友に向けて放つ別れのセリフそのものでした。

椿は御門を親友と思っていなかったことを暴露された御門は
本性をあらわにします。

最初からいい子ちゃんぶって人の悪口も言わない椿のことが
大嫌いだった・・・
と。

1位という奈落

その他にも1位という栄光は椿に重圧や悪意をもたらしました。

同じ境遇ゆえの苦悩を共有できると思った谷地 恵に両親が離婚したことを
打ち明けた椿。

しかし谷地は「1位の椿に頼られた自分」を誇示するため
椿の両親の離婚話を言いふらしました。

運動会ではアンカーとなった椿が2位でゴールしたのを
1位のくせになんで2位なんだ!
と執拗に攻め立てる体育会系の津島

最後の手段であろう大人である担任教師の甲斐原
助けを求める手を伸ばした椿は、
その手を振り払われ逆に罵倒されてしまうのです。

1位だから押し付けられる学級委員の役割。
1位というだけで芝居の主役に抜擢される。

その1位に向けた嫌悪や嫉妬だって存在する。

むしろ椿にとっては苦しみばかりをもたらしたトップの座でした。

秘密の呼び名

クラスメイトの中で最後に手紙を明かした池永 柊夜

実は池永は椿の手紙を皆に配った人物だったことが判明します。
それは椿自身の願いであったと。

しかし池永は手紙は椿が書いたものではないことも察知していたと言います。
そのことに池永が気づいたのは自分の呼び方に関する文字でした。

手紙に書かれた池永に対する「柊ちゃん」という文字。
池永の名前をもじったものであるからこそ差出人は椿ではなかったのです。

椿は池永を「しゅうちゃん」と呼んでいましたが、
それは「柊夜」の「柊」ではなく、
子どもの頃に2人で眺めた周都線からもじった「周ちゃん」だったのです。

それを知らない誰かが間違えた文字が偽物と見破る鍵となりました。

池永と椿の本当の関係

池永と椿は幼馴染という関係だったのです。

2人で周都線を眺めて手を振っていた思い出の過去
がありました。

椿の両親の離婚を機に引っ越し、疎遠になった2人は
高校で再会を果たすのです。

しかし2年D組で同じクラスになったにも関わらず
互いに「池永くん」「姫山さん」とよそよそしく呼び合い、
会話を交わすこともめったになくなってしまいました。

そんな2人の関係でしたが、生前の椿と最後に会ったのは池永でした。

また明日ね。しゅうちゃん。

と言って微笑む椿に、池永は
「姫山」
とよそよそしく返答してしまうのです。

1位かどうかは関係なく椿のことを見てくれる
唯一の相手だと思い込んでいたのが最後の砦・池永だったのでしょう。

奇しくも池永が恐らく照れくさいなどの意味のない理由で返した
「姫山」
という呼びかけは椿を突き放し、孤独感を助長させてしまった
と言えるのかもしれません。

事実はどうあれ、椿にとっては誰も味方や素の自分で話せる相手が皆無であるという
孤独の確信をもたらしてしまったのです。

椿の罪

椿が自ら命を絶ってしまった理由は
1位である者に課せられたイメージや押し付け、
プレッシャーなどの重圧
だけではなく、
嫉妬や悪意など様々な感情や苦悩を体感したことも
要因の一つでしょう。

しかし最も椿を苦しめたのは、
1位だった姉の苦悩も知らずにぶつけた賛美や憧れ
という一方的な思いが姉を追い詰めたのだと察知したから
です。

自分自身が1位になってやっと姉が苦しんだ理由を理解した椿。
それは同時に姉が命を絶った理由の答えでもありました。

あの時の姉と同じように、1位へ向けられた悪意によって
孤独になってしまった椿。

ふと1位ではなかった頃の自分を知る池永に助けを求めたのかもしれません。
しかしそれは叶うことはありませんでした。

同じように姉にとって椿は最後の砦だったのではなかろうか。
それでも姉の思いを知らない椿は逆に
姉を追い詰めてしまった
のだと察知したのです。

そのことへの打撃と懺悔の気持ちが膨らみ
椿は終わらせる選択をしてしまいます。

スポンサーリンク

『遺書、公開。』黒幕の正体と動機

姫山椿の人生を終わらせたのは元を辿れば
2年D組に植え付けられた『序列』という地位でした。

誰が同級生に順位をつけ、何の目的で配られることになったのでしょうか。

序列を作った者、配った者

序列を配った犯人は三宅 雄大でした。

しかし三宅は落ちていた序列が記された紙を偶然拾い、
面白がってクラスメイトと担任教師に送り付けただけでした。

序列をつけられる人材は人間観察を趣味とする
廿日市 くるみだったのです。

しかし廿日市もまたその順位に悪意はなく、
単なる「ホームルームで発言しそうな人ランキング」であったと
告白しました。

本当の黒幕の正体

一度は偶然の悪意のない産物として処理されそうになった「序列」
ですが、本当の黒幕も廿日市くるみでした。

廿日市は椿が書いていたネット上での日記を見つけます。
そこに1位になることに執着する椿の願いを見つけ、
「1位にしてあげる」
と匿名で書き込み椿に接触していました。

椿が1位になりたいと願う裏には姉の存在がありました。

椿には両親の離婚で離れ離れになった
憧れの姉がいたのです。

優秀な姉は何でも1位を獲得する羨望の存在でした。
椿自身も姉に対して1位であることの賞賛を送っていたのです。

そんな姉と同じ1位になりたいという椿の願い。

そしてその願い通り
姫山椿を1位にすること。

それが廿日市自身の目的となりました。

ところが願いを叶えたはずの椿は自ら命を絶ってしまいました。

椿が命を絶っても誰も自身を責めないクラスメイトたちに
考えて欲しくて椿の遺書を偽造したのだと言います。

もうひとつの理由

2年D組の1位だった姫山椿を追い詰めた真相を探る
「遺書、公開。」
は全員の内容に隠された罪が明らかになり終わりを告げました。

帰り道、一人でたたずむ池永に廿日市が声をかけます。
廿日市は実は皆には話さなかったことがあると言いました。

それは椿が憧れた姉も自ら命を絶ってしまっていたという事実です。

椿が1位になりたかった本当の理由は
1位だった姉の自殺の理由を知りたい
姉の気持ちを理解したいと思ったからだったのです。

その願いを叶えた結果、椿の人生を終わらせてしまった
責任が自分にあるのではないか?
と自責の念にかられる廿日市を池永は慰めるのでした。

廿日市くるみの裏の顔

ところが実際は廿日市に自責の念など存在しなかったのです。

廿日市が仕掛けた序列は、
椿をこの世界から消し、遺書の公開によってクラスメイトたちの
本性も暴いていきました。

その全てが廿日市の目論見だったからです。
言い換えれば、その悲劇が起こることを知っていながら
序列を発信した確信犯だった
ということです。

廿日市の描いたシナリオを信じ切って
責められる彼女を守り、自責の念に駆られた演出に
慰めの言葉をかける優しい池永。

そんな池永を椿は心の中で「お人好し」と称します。

予想通り運んだ出来事を満足そうに傍観する
廿日市は手玉にとった2年D組を上から眺めながら
「人間観察の趣味って最高」だと微笑みました。

そして再び2年D組に「序列」が届くのでした・・・。

スポンサーリンク

廿日市は池永が好きだった?

ラストで全ての元凶である廿日市は、
池永を「しゅうちゃん」と呼ぶ椿にイラっとした
と漏らします。

池永と親し気な椿に嫉妬したのか?
だとすれば廿日市は池永が好きだったということなのか?

という疑問が浮かびますよね。

その答えは明確には示されていないのですが
筆者の個人的な見解はイエスよりのノーであると思っています。

池永に対して廿日市が放った
「お人好し」
という言葉がひっかかるからです。

「お人好し」とは誉め言葉には違いないのでしょう。
しかしそこから連想するのは
・頼み事が断れない
・誰にでも優しい
・何かされたとしても恨みをもったり仕返しなどしない

そんな性格ではないでしょうか。

ともすればこれは
恋人に裏切られても平然を装い付き合い続けたこと、
やりたくない学級委員や舞台の主人公も推薦されて引き受けること、
不登校の絹掛の自宅へ通い元気づけていた優しさ

を保持していた誰にでも優しく、いつも模範解答を発する
姫山椿を連想させ
るのではないでしょうか

ともすれば当初椿に芽生えた興味の矛先が
椿の観察が終わりを告げ、今度は池永にむいている
ということなのではないかと思いました。

だとすれば個人的な推察ではありますが
ラストシーンで再び現れた2年D組の新序列・・・

そのトップに書かれていた氏名こそ
廿日市が今最も観察したいと考えている

池永柊夜
の名前なのではないかと予想しています。

次のターゲット

廿日市は池永が好きだったのか?
という推察に対しイエスよりのノーであると記しましたが。

もっと言えば廿日市は人の観察や分析は得意であるものの、
自分の感情や他者の善の感情に関しては疎いのではないか?
と疑っています。

廿日市は椿が池永を「しゅうちゃん」と呼ぶことに不快感を覚え
池永に椿のことを好きだったか?
尋ねています。

それは明らかに池永の椿に対する感情への興味であることは
否定できません。

そして池永を見ていても椿に対して恋愛感情があったのか?なかったのか?
を読み取ることはできなかった
とも言えるのではないでしょうか。

「好きというより守ってあげたかった」

という池永のその言葉に隠された感情が何なのか?
教室では池永は廿日市を守っていなかったか?

池永ならば・・・守ってあげられなかった
椿の気持ちを知った時、どう動くのだろうか?

次なる廿日市の楽しみは池永の観察・分析なのかもしれません。

スポンサーリンク

『遺書、公開。』その他の深読みと感想

姫山椿の自殺の真相・・・という真実が二点三点した末に
たどり着いたのは人間観察に長けた廿日市の実験という
不穏なネタばらしと結末でした。

しかし本当のところは誰にもわからない
それが真実のような気がします。

椿が最後の選択を授業を抜け出して学校で迎えたことを考えれば
自殺の理由は多々あれど、姉のことがトリガーになったのではなく、
学内に居る誰かがその引き金をひいてしまった可能性は捨てきれない
と思うのです。

人間観察に長けた廿日市は人の嫉妬や欲望のための行動という
悪意方面は得意だったかもしれませんが、
人を思う気持ちには疎い傾向があったのではないでしょうか。

人の命を自分の趣味のために軽んじることができる廿日市にとって
人が人に寄り添うこと、他者に対する思いやりを保持すること、
そして時には理由のない思いからの自己犠牲だってあり得ることは
理解できないのです。

だからこそ池永が椿への思いを語った
『好きというより守ってあげたかった』
という言葉の意味を廿日市は恋愛感情ではなかった
と受け取ったのではないでしょうか。

廿日市曰く、本来ならば1位の器ではない
と言う椿自身が1位にふさわしい仮面を被った結果、
全てに暗雲が立ち込めてしまったような気がしました。

例えば本当は椿は池永が好きだったのだとしたら?!
そして池永が彼氏だったならば不幸な結末はあり得なかったのでしょう。
それでも1位の仮面が邪魔をして
19位の池永との距離は縮められなかったのかもしれません。

多くは語られなかった千蔭の存在も気になるところです。

椿が送った『D組を愛しているみたい』
という言葉の意味を理解したという千蔭。

プレッシャーに潰されながらも、他者からの圧力を感じながらも
それを認め拒んでしまえば本当の孤独に陥ってしまう
ということでしょうか。

何にせよ、人の本性などわかり得ることはない。
そして人と自分を比べることほどくだらないことはないのだ
と言われているような一作でした。

error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました