【進撃の巨人】美しき残酷な最終回|エレンの目的とエンディングの意味を考察

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アニメ【進撃の巨人】を楽しみにしていた視聴者には
とうとうこの時が来てしまった・・・という最終回。

意味深なエンディングの意味は?
★エレンの真の目的は何だったの?

そんな気になるコトに着目して推察していきます。

個人的な見解ですのでゆるく楽しんでいただけると幸いです。

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本記事の情報は2023年11月8日時点のものです。
最新の配信状況は各サイトでご確認くださいませ。

以下、【進撃の巨人】全seasonの断片的なネタバレを含みます。
未視聴の方はご注意くださいませm(__)m

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エンディングの意味を考察する

104期生の仲間たちと対峙して人類を崩壊させる悪魔になったエレン
しかしそれは抗えない運命からの行動でした。

エレンは始祖と繋がっている道の中で
ミカサアルミンら104期生の仲間と会い、
自分の本当の気持ちや別れを告げていました

エレンにより仲間たちの道での記憶は抹消され
最後の戦いにそれぞれの立場で挑むしかない104期生たち。

地ならしは起こり、約8割もの人類が消失した後
ミカサたちによる進撃の巨人エレンが討伐され、
全ての巨人は消失し、エルディア人とマーレ人との争いも終結しました。

2000年後あるいは20000年後の君

エレンたちの闘いは終わり、それから発展しては再び争いを繰り返し
最終的にはビル群が崩壊し平たくなるパラディ島の姿が描かれていました。

そこへたどり着いた2000年か20000年か先の未来の少年。
その傍らには始祖ユミルのように追いかけられるのではなく
友達のように連れ添う犬の姿がありました。

2人が目にしているのはエレンが眠る巨大樹

望んだ未来の先に

巨大樹の穴の奥にはかつて始祖ユミルが巨人化するきっかけになった
生命の起源が潜んでいるのかもしれません。

もしくはエレンの亡骸そのものにまだ生命の起源の
力が残されている可能性も・・・。

ほんの些細な好奇心から少年は、そんな穴の奥へ入り、
再び巨人が生まれる・・・

そこからまたあの悲劇は繰り返される・・・

そんな未来が待っているのではないかと思いました。

エレンの真の目的とは?

大切な人であるミカサやアルミンを世界から守りたかった。
それがエレンの動機でした。

しかし道でアルミンに見せた平たくなった世界。
『こうしたかった(滅ぼしたかった)』
と語ったエレンの真意とは何だったのでしょうか?

生まれながらに高い壁に囲まれ閉じ込められていた
檻の中の人だったエレン。

マーレの中で自由を求めたエレンの父グリシャは
閉鎖的で不自由な島に生まれたエレンに

お前は自由だ


と願った。

だから壁の向こうには
人類など存在してはいけなかった。

なぜなら人類の居ない炎が流れる水氷河雪原の様な砂を見渡すことこそが
この世で一番の自由である証だったから。

自由という夢に囚われすぎてその奴隷になってしまった
エレンは、現実に失望し、世界ごとぶち壊したいと思ってしまったのです。

最終回の美しき残酷さとは?

始祖ユミルが2000年もの間、待ちわびていたのはエレンではなく
エレンに無償の愛情を注ぐミカサの方でした。

愛の呪縛に囚われたユミル

幼い頃から奴隷だったユミルは他の者から愛情を注がれておらず
愛の意味がわからなかったのではないでしょうか。

フリッツ王のことを愛していたというのも
あの時のユミルの〖生きることを維持する〗という本能が
そうさせたに過ぎなかったように思うのです。

そんなユミルはフリッツの身代わりになって自分を犠牲にする
という無償の愛を捧げました。

しかしフリッツ王からの最後の願いは
王のために働き続けること。

死してなお、その願いを従順に守り続けたユミル。
違和感や疑問や葛藤や苦しみを抱きながら・・・。

ミカサが選ばれた理由

一方でミカサは幼いエレンに命を救われたあの日から
エレンを守ると決めたのです。

アッカーマンの血が流れるミカサにとって、エレンを守ることは
望んでいたことだとしてもそれはまるで奴隷のごとくつきまとい
失敗は許されない使命となっていました。

そんなミカサの前に人類の敵として、大地の悪魔として
立ちはだかるエレン。

エレンの命を守るのではなく、奪うことの意味と向き合うことになります。

今まで守っていたエレンは自分を守るために大罪を犯した。
その罪をアルミン同様、ミカサもまた共に背負うと決めたのです。

そしてエレンが命を賭けて成し遂げたかった
巨人を一匹残らず駆逐するという願いを
叶えると共にエレンを解放したのでした。

ミカサのの愛する人に背く選択は残酷な出来事だとしても、
それもまた美しい愛情の形なのです。

愛する人との幸せな時間を過ごした直後、
残酷な結末が待つ闘いに

いってらっしゃい

・・・と送り出すことができますか?
私には無理だと思いますww

だからミカサでなくてはダメなんですね。

ユミルは巨人を作ることをやめたかった。
王のためにする悪事の加担が苦痛だった。

それでも従うことが愛であるというユミルの固定概念を
打ち破ることが出来たのは残酷な愛を抱けるミカサだけでした。

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【進撃の巨人】最終回を見た感想

私はアニメ派だったので【進撃の巨人】は実に10年という長い年月にわたり
人生と共に歩んできたような作品でした。

定められた未来から逆にさかのぼっていくような本作は
時系列や仕組みが難解で、変えられそうなのにあらがえない
もどかしさや悲しみ、様々な感情が沸き上がりました。

多くの人類の犠牲がでて、エルヴィンもハンジも初代リヴァイ班も
心臓を捧げた結果…巨人は消え去りました。

それでもなお最終的にエルディアとマーレが和解出来たのは
武力でも巨人の力でもなく
言葉の力でした。

近づいて、話し合うこと

そんな些細な事が大切なのだと知らされました。

しかしながらハッピーエンドで終わらないのが流石は進撃ですね。

あんなに多くの犠牲の元にやっと手に入れた平穏は
簡単に壊れてしまうのです。

壊してしまうのは一瞬ですね。

諫山先生が描いたテーマや伝えたかったコトを
正確に受け止められたのかどうかは不安ですがww

【生きる意味】と【継承】ですかね?

そう思っていたらエンディングでエレンの眠る樹に
104期生らしき人物が来訪していましたが、
長い年月が経っても入れ替わり立ち代り、あの樹を訪れる人が絶えない。

もしエレンを見守ることが104期生の子孫にずっと継承されていたのだとしたら
素敵だなぁと思いました。


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