『君たちはどう生きるか』のレビューが『気持ち悪い』と書かれるのはなぜか?

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宮崎駿監督が約10年ぶりに宮駿と改名して発表した映画『君たちはどう生きるか』

しかし本作を鑑賞した人たちからは『気持ち悪い』と評判のようです。

一体なぜ気持ち悪いのか?気にな

そんな疑問にお応えします。

●この記事でわかること

★『君たちはどう生きるか』を見て気持ち悪いと思ったのはなぜか?
★『君たちはどう生きるか』に登場する3種類の気持ち悪い鳥は何?
★『君たちはどう生きるか』のどんなシーンが気持ち悪いのか?
★『君たちはどう生きるか』の気持ち悪い理由をネタバレ考察

結論から言うと

視覚的な気持ち悪さ
内容的な難解でスッキリしない気持ち悪さ

があるということのようです。

この記事を読んでいただけると
『君たちはどう生きるか』が気持ち悪いと言われるのはなぜか?

その答えのヒントが見つかるかもしれません。

それでは御覧ください。

関連記事
ネタバレ考察【君たちはどう生きるか】あらすじとラストの眞人の選択の理由とは?

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『君たちはどう生きるか』を見て気持ち悪いと思ったのはなぜか?

宮崎駿監督の集大成とも言える映画『君たちはどう生きるか』が
鑑賞した人から、『気持ち悪い』と評判になっています。

その理由は何故なのか?推察してみました。

気持ち悪いと言われる理由は大きく分けて視覚的なもの内容的なもの
があるようです。

視覚的に気持ち悪いと言われる理由は、
劇中に出て来る巨大な魚の解体やカエルの大群、集団の
謎の生物体といった想像するだけでもゾッとするような見た目の気持ち悪さです。

一方、内容的な気持ち悪さの理由は、
ストーリーが難解で1度見たくらいでは理解し難くスッキリしない気持ち悪さです。

また劇中の大叔父と眞人は、
それぞれ宮崎駿監督の分身的存在として描かれているという解釈も出来そうです。

それ故に大叔父と眞人を通して、これまでの宮崎駿監督と新たな宮﨑駿監督
のぶつかり合いが描かれ、

監督自身の壮絶な思想が生々しく視聴者に刺さることから出てきた感想なのかも
しれません。

しかしながら、実はこの〖気持ち悪い〗という感想は、
まさに『ザ・ジブリ映画』に浴びせられる言葉であるとともに、
賞賛の意が込められた言い回しなのではないでしょうか。

『君たちはどう生きるか』が気持ち悪いと思われる裏側には
視覚的描写や内容の難しさと共に

宮崎駿監督とジブリ映画を称えるという意味合いも含まれているようです。

 『君たちはどう生きるか』に登場する3種類の気持ち悪い鳥は何?

『君たちはどう生きるか』には3種類の鳥の存在がかかせません。

アオサギ

ペリカン

インコ

です。

それでは順番に見ていきましょう。

①アオサギ

眞人を異世界に案内する役目を担うアオサギ

本作でのアオサギの気持ち悪さは何か?

それはアオサギが実は偽者だったからです。

当初、視聴者は鳥であるアオサギに歯が生えていることに違和感を覚え、
動きもおかしいと感じたのではないでしょうか。

するとその口の中にはなんと『おじさん』が潜んでいたというわけです。

②ペリカン

異世界で眞人が出会ったペリカンは人間として生まれる小さな生物
ワラワラを襲っていました。

本作でのペリカンの気持ち悪さは何か?

ワラワラを容赦なく襲っていたペリカンに怒りを覚える眞人やヒミ。

しかしペリカンは、大叔父が有無を言わせずこの世界に連れて来て、

ワラワラを襲うしか生きる術がない悲惨な境遇だったことが判明しました。

よって

眞人やヒミがペリカンに対し人間の敵のように攻撃していたその行為は、

正義のつもりが悪意に加担していたともとれる後味の悪さなのです。

③インコ

劇中でのインコは眞人と敵対する存在として描かれています。

インコのような可愛らしい鳥が気持ち悪いのは何故か?

それは本作で描かれるインコの風貌からはペットらしさが消え、
獲物を解体するための恐ろしい武器を所持していたからです。

更にインコたちは人間までもを獲物にするという立場にあり、
実質、生態系の頂点に君臨する天敵がいない者たちという立場にありました・・・。

それはつまり人間を象徴しているというわけです。

インコを通し、この世界での自分たちの生き様を見せつけられたような
気持ち悪さがありました。

『君たちはどう生きるか』のどんなシーンが気持ち悪いのか?

実際に気持ち悪いと言われるシーンの中から3場面を厳選してみました

 ■大量のカエルがまとわりつくシーン

 ■巨大な魚の解体シーン

 ■インコの大群に襲われるシーン

では順番に見ていきましょう。

■大量のカエルがまとわりつくシーン

アオサギの悪意によって、眞人の身体にまとわりつく大量のカエル。

カエルは危険な生き物ではないかもしれませんが、
全身にカエルをまとってしまった眞人。

もしもあの眞人が自分だったら・・・と想像するだけで
気持ち悪さは半端ないですよね⁈

■巨大な魚の解体シーン

キリコと一緒に異世界へ向かう眞人。

辿り着いた島で巨大な魚が捌かれるというシーンがあるのですが
この巨大魚に包丁を入れた際に中身がドバっとあふれ出てくるサマ
なんとも気持ち悪いという評判になっているようです。

■インコの大群に襲われるシーン

眞人を襲うインコの大群。

集合体というのも気持ち悪い理由になり得ますが、

何よりこのインコが眞人を襲っているのは

お腹が空いているからなのです。

そう考えると、人肉を食べるインコの大群に襲われるという
恐怖に気持ち悪くなることは間違いないですね!

 『君たちはどう生きるか』の気持ち悪い理由をネタバレ考察

『君たちはどう生きるか』には、

難解なストーリーと気味の悪い演出の数々が仕掛けられていました。

その理由は何だったのか?

考察してみました。

現代社会は平たく言って〖生きずらい〗。

そう感じる人は老若男女問わず一定数存在する
のではないかと思います。

そして太平洋戦争下の日本で裕福な家庭で暮らす眞人もまた

母を失くし、学生にとっては自分の全世界である学校や友人たちという環境になじめない

〖生きずらさ〗を抱えていました。

異世界でのカエルに全身を覆われるおぞましい描写、
巨大な魚が捌かれるグロい描写、
人食いインコの大群に襲われる恐怖の描写、

それはどれも眞人のそうした葛藤を表していたのではないでしょうか。

そう考えると

気持ち悪い描写に目を覆った人も少なくないはずですが、

眞人は他人が目を覆いたくなるほどの苦しみを抱えていたともとれます。

また
現代の視聴者もまた
〖生きずらさ〗に囲まれ襲われている痛みを抱えてることも理解している。

という作り手のメッセージ。

それが気持ち悪さの演出の理由なのではないかと思いました。

そして
塔の中の異世界へ逃げ込んでしまった大叔父は、
眞人にもこの異世界で後継者となって欲しいと願います。


しかし苦しく〖生きずらい〗現世へ戻るという選択をした眞人。

例えそれがいばらの道であろうとも自分の人生を選んだ眞人

視聴者にも、例え生きずらかったとしても、
どうか眞人のような道を選んで欲しい

という監督の激闘が込められている、

そんな風に受け取りました。

まとめ

『君たちはどう生きるか』を見た人が
〖気持ち悪い〗と思った理由には視覚的なものと内容的なものがあるようです。

・ゾッとするような気持ち悪さや難しい内容にスッキリしない気持ち悪さ

・気持ち悪い3種類の鳥が登場する

・気持ち悪いシーンがある

・気持ち悪いシーンの描写は眞人の葛藤の現れ

宮崎駿監督が〖宮﨑〗と改名して制作した本作に
〖気持ち悪さ〗は必須だったのかもしれません。

是非とも渾身の最新作の気持ち悪さを体感してみてはいかがでしょうか。

以上、『君たちはどう生きるか』を見て気持ち悪いと思ったのはなぜか?

について紹介しました。

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