『ファーストキス1ST KISS』カンナは最後にどうなった?/餃子のシーンが意味すること

邦画

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松たか子松村北斗が織りなす、ときめきも共感も、時には自身の甘く苦い思い出も
彷彿とさせられる恋愛ストーリー
『ファーストキス1ST KISS』

「ラストマイル」などの塚原あゆこ氏がメガホンをとり、
「花束みたいな恋をした」などの坂元裕二氏が脚本を担っています。

そんな本作の結末で主人公、カンナはどうなるったのか?
ラストの餃子のシーンなどから紐解きます。

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『ファーストキス1ST KISS』あらすじ

45歳の硯カンナは結婚15年目の夫・硯駈との離婚寸前だったある日、
突然の事故で夫を失ってしまう。

それでもカンナの心に残ったのは、悲しみや寂しさではなく、
他人のために命を懸けて妻を置いていった駈への怒りの気持ちだった。

そんな折、カンナの元に、頼んだことさえ忘れていた人気すぎて
3年待ちだった餃子が届いた。

しかしカンナは餃子を焦がしてしまったのだ。

車で走行していたカンナは虚しさのあまり、
餃子を焼く前に戻りたいと願いながら
トンネルの崩落現場に巻き込まれてしまう・・・。

するとカンナは15年前の夫と出会った日に戻っていた。

キャスト
松たかこ、松村北斗、吉岡里帆、森七菜、YOU、竹原ピストル、
松田大輔、和田雅成、神野三鈴、花江夏樹、リリー・フランキー
 他

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以下、結末までのネタバレを含みます。
未視聴の方はご注意ください。

本記事の情報は2026年4月時点のものです。
最新の情報は各サイトにてご確認くださいませ。

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『ファーストキス1ST KISS』カンナは最後にどうなった?

冷え切った夫婦生活の末、事故の被害者となった夫へ
芽生えた思いは【怒り】でした。

自分にはこんな仕打ちをしておきながら
他人のために命を捧げ妻を置いて行った夫に対する異議だったのです。

そんなカンナは心待ちにしていた餃子を焦がしてしまったことから
「餃子を焼く前に戻りたい」
と強く願った時、トンネルの崩落事故に巻き込まれ、
餃子を焼く前どころか15年前にタイムスリップしてしまったのでした。

駈の未来を変えること

カンナが戻ったのは15年前の駈との出会いの日でした。

あんなに嫌悪感しかなくなっていた夫への思いでしたが、
出会った頃の駈の真っすぐな気持ちを目の当たりにしたカンナは
次第にときめきが復活し、駈が事故に合わない未来を創るべく
何度も何度もタイムスリップを繰り返すのでした。

そしてトンネルの修復工事が終わる、すなわちタイムトラベルが出来る
期限の終わりが近づいた最後の若き駈との時間。

カンナは誤って、駈が15年後の2024年7月10日に
事故で亡くなる
ことを本人に露呈してしまうのでした。

しかし駈は目の前の15年後の自身の妻が話す冷え切った夫婦仲
呆然とし、2人の時間をやり直すことを決めるのでした。

例えそれが駈の命を懸けたやり直しだったとしても・・・。

そうして駈のプロポーズを改めて受けて、
この二人にとってのファーストキスが芽生えた時を胸に
未来へと帰ったカンナは最後どうなったのでしょうか?

カンナが戻った瞬間

前提としてタイムトリップものにありがちな矛盾など
本作ではそこに重きを置いていないということがあります。

その上で、最後に運命が変わらなかったとしても駈と共に
生きていきたいという気持ちを胸に車を走らせたカンナは
駈が残した手紙を見つける瞬間に帰還したのではないか?
と思いました。

帰還したカンナが見渡すとそこには笑顔の駈の写真
一緒にご飯を食べていたであろう食卓、
そして見覚えのない遠赤外線機能付きの良さげなトースター

その光景は、29歳の駈が誓った通りに、2人は15年間をやり直し、
仲睦まじい楽しい思い出を残した。
そしてトースターはパンを食べない駈がカンナのためにだけ購入したのだと
すぐに察知できるものだったのでしょう。

そして見つけたのは、駈からの最後の手紙でした。
そこには2人で過ごした15年間幸せだったと記し、
カンナのこれからの幸せを願った文章で締められていました。

あの手紙を読んだカンナが最後のタイムトリップを終えて
帰還したカンナ
であるならば、
その手紙の内容の意味を正しく受け止め、
改めて大好きだった駈に思いを馳せ、感銘し、
涙を流す姿と一致すつのではないでしょうか。

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餃子のシーンが意味すること

冒頭とラストで対比のように描かれた餃子を受け取るシーン。
この何気ない場面に描かれたことは何だったのでしょうか。

変化した餃子の存在

冒頭でカンナが餃子を受け取ったのは真冬の出来事でした。
加えてその餃子は自身で頼んだ物であり、料金は代引きだったのです。

しかしやり直したカンナが餃子を受け取るのは、最初より半年ほど早い、
真夏なのです。

しかも頼んだのはカンナ自身ではなく駈で、料金は支払い済み
なっていました。

餃子が届く時期が半年ほどずれたという場面からも
最後のタイムトリップを終えたカンナが
手紙のシーンへ戻って来たという矛盾に関しては、
過去に合わせ未来も時間ごと変化している
推察できるのではないでしょうか。

餃子は2人を結ぶ些細な優しさ

駈自身の運命を変えることは叶いませんでしたが、
餃子の場面の対比でも判明するように、
冷めきった夫婦仲は
幸せな思い出へとやり直すことには成功しました。

駈は自身の未来を変えることよりも
カンナとの15年間を変えることを選んだのです。

その証の一つがカンナが食べたがった餃子という情報を
駈が知っていて、彼女のために内緒で注文していた
という事実です。

餃子は大切なカンナへ送る最後の優しさだったのかもしれません。

しかし駈が家を出る時、履く靴を選んでいたように、
目の前の命を助けない選択はないけれど
自らの悲運に抗うことはしたのだと思います。

自身のためだけではなく、カンナのために
消えたくないと願ったのではないでしょうか。

最後に頼んだ餃子は出来れば2人で食べたかったもの。

それでももし自身が居なくなった後、
悲しみにくれるカンナを励ますものを残したかったのだろうと
思いました。

そっと注文していてくれた餃子の存在は、
夫婦の思いというのはそんな些細なところから
深くなりもするし、崩壊へも結びつく
のだということの証なのでは
ないのでしょうか。

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『ファーストキス1ST KISS』感想

タイムスリップしたカンナの最後はどう描かれたのか?
本記事では一つの解釈を記してみましたが、
また別の結末を見出すこともできるような気がする不思議な物語でした。

例えばカンナの最初のタイムリープの際、
大それた事故に巻き込まれたカンナが無傷なことに
違和感を覚えた鑑賞者も多いのではないでしょうか。

そんな視点で見ると、待ち受けて写真を撮る2人の子どもも違和感があり、
カンナを見つめる鹿の存在もどこか神聖なものに見えてきます・・・。

もしもあの時カンナは崩壊事故で助からなかった?
という解釈をするならば、
あの一連のタイムスリップと書き換えられた幸せな15年間は
大きな後悔を抱えた悲痛な思いが見せた
最後の希望であり妄想だったともとらえることができるでしょう。

またタイムトリップが本当に行われたとして、
駈側はそれをどのように解釈したのでしょうか。

カンナが体験したのは崩落事故に巻き込まれてのタイスリップ。
その仕組みについて、本人を見ると苦しがるカンナを見た駈側が、
研究に研究を重ねた結果、このタイムスリップはカンナによって危険なものという
判断に至った可能性もあります。

ともすれば駈は駈でカンナがタイムスリップをしない未来を創ろうと
懸命になったのかもしれません。

カンナのその未来を変えるために駈が密かに懸命に計算し
動いていたのだとすれば、カンナが自身より他人の命を救ったと
いう不満の裏で、きっかけを作った餃子を早めに届くように注文したこと、
全てを理解した上で書いている手紙を残したこと
も妻の命もまた救っていたのだと言えるのかもしれません。

だからこそ、「行ってらっしゃい」と笑顔で見送ったカンナは、
あの手紙を読んで涙を流すカンナは、
もうタイムスリップはしないのでしょう。

恋人同士の期間はお互いの良いところを見つけあうのに、
夫婦になったらお互いの悪いところばかりを見つける時間になってしまう・・・

という台詞が印象的でした。

ふと自分にも突き刺さる指摘でした。

人生なんて本当に儚いものなのでしょう。
そんな短くあっという間に過ぎ去る思い出という箱の中に
入れるものは温かくて楽しいものの方が良いに決まっている。

だから今日からでも思い出の箱の中が
幸せ色で染まるように生きていきたいと願う
そんな一作でした。

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