犯人の正体に迫る!マ・ドンソク主演の【守護教師】事件の真相とは?

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『新感染 ファイナル・エクスプレス』で存在感をみせた
マ・ドンソク主演映画【守護教師】

強面なのに不器用な善人キャラが人気を博している
マブリーことマ・ドンソクが今回も魅せてくれます。

本作は行方不明になった女子高生の親友と、体育教師である
マ・ドンソク扮するギチョルが事件の謎に迫るというストーリー。

女子生徒の失踪事件に隠された真実とは何か?
・犯人の正体
・身勝手な動機

について解説、考察しています。

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【守護教師】あらすじ

元ボクシングチャンピオンであるギチョルは現在はコーチを
しているが、先輩の指導方針を巡って暴力沙汰を起こしてしまう。

その一件でコーチを辞めざるをえなくなったギチョルは
女子高に体育教師として赴任することになり、学年主任という
ポジションを与えられた。

しかしながらこのポジションは実質生徒たちの滞納金の
集金を行うという責務があり、皆が敬遠する仕事を押し付けられたに
過ぎなかった。

赴任先の女子高に訪れたギチョルはいじめられていると勘違いして
少女たちの輪の中に割って入ります。

ギチョルが救おうとした女子高生ユジンは、学費を滞納していたため
後日、再び接触を図るギチョル。

するとユジンは行方不明になった親友のハン・スヨンを探しだすため、
1人でチラシなどを貼って歩くなど捜索をしていました。

学校側はスヨンは家出したのだろうと決めつけ、
取り合おうとはしませんでした。

1人でスヨンの捜索活動をするユジンが
手がかりになりそうな店を見つけた矢先に
数人の男たちに囲まれてしまいます。

偶然通りかかったギチョルが助けに入りますが、
ギチョル自身も不審に思い始めた女子高生失踪事件を
探るため、警察官になった教え子ドングの元へ向かったのでした・・・。

キャスト
マ・ドンソク、キム・セロン、イ・サンヨプ、チャン・グァン 他

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以下、作品のネタバレを含みます。
未視聴の方はご注意くださいませ。

本記事の情報は2024年5月時点のものです。
最新の配信状況は各サイトにてご確認くださいませ。

犯人の正体

ギチョルは喫煙している女子高生を追って入った
女子トイレで盗撮カメラを発見します。

そしてカメラを仕掛ける犯人の姿が映っており、
その正体はギチョルの隣の席に座っている美術教師のジソンでした。

ジソンのパソコンを調べるギチョルは、そこに、
事件当日のスヨンとの交流履歴を見つけます。

そして気がかりなのは現在ユジンがジソンと近しい距離に
あることでした。

ユジンに連絡を取ると、まさにジソンに同行していたのです。
ユジンを監禁しようとしたジソンは逮捕されます。

しかしジソンは簡単に釈放されてしまい、再びユジンを連れ出し、
今度は監禁場所にアトリエを選びました。

その時、ノックの音が聞こえ、咄嗟にクローゼットにユジンを
隠します。

そして現れたのは理事長のキム・ギテでした。

クローゼットに隠れたユジンはスヨンの事件に関する驚愕の真実を
聞くことになります。

事件の真相に迫る

事件の夜、スヨンが亡き両親の借金返済のために働いていた店に
キム・ギデと彼の選挙対策委員長が現れます。

その夜、祖母の具合いが悪いと理事長に訴えてきたスヨンにより
店で自分の高校の学生を働かせていることに激怒したキムをよそに、
選挙対策委員長はスヨンを部屋に連れ込んでしまいます。

隙をついてどうにか逃げ出したスヨンでしたが、
店の店長に脅され、ガソリンスタンドで店長が迎えに来るのを
待つしかありませんでした。

店長がガソリンスタンドへ到着すると、トイレの個室で
何者かに後ろから羽交い絞めにされ意識のないスヨン
見たのです。

そしてその何者かの顔を確認して急いでキムを呼び出す
店長。

スヨンを羽交い絞めにしていたのは美術教師のジソンで、
理事長のキムの息子だったのです。

しかしその時、そこに居る誰しもが絶命したと思っていたスヨンが
意識を取り戻したのです。

危険を察知し、
〖絶対に口外しません〗
と泣きながら命乞いをするスヨンでしたが、
キムが袋をかぶせ窒息させ命を奪いました。

これまでスヨンの捜索が行われなかった理由は、
知事選に立候補していて、町での権力も偉大な理事長のキムが
警察にも手をまわして、この事件をもみ消していたからなのです。

身勝手な動機とは

ジソンはソヨンを思っていた。
と言いました。

その裏に潜む動機とは何だったのでしょうか。

ジソンの動機

権威主義的な父の元、育ったジソンは、
自分を抑制しなければならず、自己肯定感も低い
大人になったのではないでしょうか。

成長してもなお父親の監視下(父が理事長を務める学校)
で働き、うっ憤が蓄積されたジソンの精神状態。

その矛先が、女子高生だったのです。

思い通りにいかない少年時代を過ごした
ジソンにとっての欲求。

それは、自己肯定感が低いジソンが、こんな自分にでも守れる存在を欲し、
思い通りに支配できる相手を選んだということではないでしょうか。

先生という立場で生徒に慕われていたジソンにとって、
まだ人として未完成な女子高生という存在こそ
うってつけだったのです。

父親が作り上げたキム家のルール
ジソンは間違っていると認識できずに、自身も
暴力で自分の思う通りの展開にもっていくという
悪しき習慣を繰り返してしまうのです。

キム・ギテの動機

『お前(息子)のためだ』
というのがキムなりの動機でした。

しかし素早くスヨンの命を自ら奪うという行動が
キムの本当の動機をあぶりだしています。

本当にジソンのためを思うのならば、
スヨンが生存していたのは喜ぶべきことだったからです。

ジソンは取返しのつかないことになる前に償う機会が
あったのです。

ところがその機会は失われ、代わりに残る可能性のあるのは
重い罪悪感。

自分の息子が犯罪を犯すのは許されない。
ただし、それが人間として悪だからではありません。

町の権力者であり理事長を務め、
知事としての道も切り開いていくキムの
邪魔になるから
です。

自分の保身のために、息子に責任転嫁する
キムは救いようがない人物といえるでしょう。

【守護教師】感想

マ・ドンソクさんの魅力あふれる本作ですが、
やや物足りなさを感じたというレビューも多数あるようですね。

〖もっとアクションが見たい〗
とか
〖物語としては犯人もわかりやすく新鮮味がない〗
というようなご意見が多いように思います。

本作のアクションシーンは迫力満点で、
ナイフで刺されてもハンデにならないギチョルの強さを見て
〖もっと見たい〗という意見には納得です(笑)

美術教師は『出オチなのか?』というくらい、
ジソンが出て来る最初のシーンから、怪しげに描かれています。

ところが、実はこれがミスリードだったという・・・。

もとい、ジソンも悪者には違いありません。
しかしながらジソンだけが絡んでいる事件ならば
最悪の事態は防げたかもしれない。

そして、あの親に育てられた子どもはどうあっても
良い子には育たないだろうと言わざるをえないところが
ジソンの不幸なのではないでしょうか。

モンスターを育て上げ、自らの保身のためにのみ
尽力するキムが悪の元凶であることはくつがえりようもありません。

サスペンスであり、アクションであり、ヒューマンもある。
韓国の人気俳優が織りなす悪をまとう権力への一撃が
スカっとする一作です。

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