Netflixにて独占配信中の『イクサガミ』。
主演の岡田准一がプロデューサーも務めることや、
主役級の俳優たちが瞬時に脱落していく豪華すぎる競演が
話題となっています。
そこで現在配信中の第一章で描かれた不穏なラストを解説。
そして恐るべき黒幕の正体と目的に迫ります。
『イクサガミ』第1章あらすじ
Netflixシリーズ『イクサガミ』
— Netflix Japan | ネットフリックス (@NetflixJP) October 26, 2025
11月13日世界独占配信スタート⚔️
「生き残るのは、誰だ」
蠱毒〈こどく〉の火蓋が
いま切って落とされる#イクサガミ #LastSamuraiStanding pic.twitter.com/grJUQ7Z1lw
かつて「人斬り刻舟」と呼ばれた嵯峨 愁二郎は
戊辰戦争などでもその実力を発揮していた。
しかし明治維新後は、彼の武器である刀を握ることが出来なくなって、
家族とひっそり暮らしていた。
そんな折、愁二郎の娘・りんがコロリを患ってしまうが、
愁二郎自体の生活は逼迫しており、
医者にかかることも薬さえも入手できずに、命を落としてしまう。
このままでは妻も息子もいつ同じ運命を辿ることになるのかわからない。
そんな不安を抱える中、愁二郎は優勝者に金十万円という報酬が与えられる
というチラシを目にし、集合場所・天龍寺へ足を運んだ。
そこへ集まったのは強者ばかりの292人。
皆の目的は無論、多額の報酬である。
賞金を手にするためには、参加者それぞれが保持する木札を奪いあいながら
東京を目指す必要があるのだが・・・。
それは、なんでもアリのデスゲーム。その幕が切っておとされたのだった。
キャスト
岡田准一、藤﨑ゆみあ、清原果耶、東出昌大、早乙女太一、染谷将太、
淵上泰史、遠藤雄弥、岡崎体育、井浦新、田中哲司、山田孝之、吉岡里帆、
玉木宏、濱田岳、伊藤英明、阿部寛、横浜流星、二宮和也 他
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以下、結末までのネタバレを含みます。
未視聴の方はお気を付けください。
本記事の情報は2025年11月時点のものです。
最新の情報は各サイトにてご確認くださいませ。
『イクサガミ』第1章・衝撃のラストとは
天龍寺には賞金を巡って292人の強者たちが集まっていました。
進行役の槐は、そこで繰り広げられるのは参加者たちが首に下げた木札を奪還しながら
東京を目指す、手段を問わないデスゲーム・蠱毒(こどく)だと説明します。
ところがその会場には警察官の安藤神兵衛が紛れこんでいました。
全員逮捕すると意気込む安藤でしたが槐の側近・櫻によってあえなく瞬殺されてしまいました。
その光景を見ていた者たちは恐怖におびえるも逃げることは許されず、
殺し合う覚悟で挑んでいきますが、
戊辰戦争のトラウマが邪魔をして刀を握れなくなっていた愁二郎はうろたえます。
しかしそんな愁二郎が目にしたのは、病気で息を引き取った娘・りんと重なる
少女・双葉の姿でした。
愁二郎は狙われる双葉を守り抜くべく再び剣客として復活を遂げます。
元々は『京八流』の後継者の一人だった愁二郎には、
後継者を懸けた義兄弟たちとの戦から逃げ出した過去がありました。
その争いは兄弟たちとの殺し合いを意味していたからです。
兄弟たちとはそれきりだったものの、蠱毒の場で
妹の彩八と再会を果たすのでした。
彩八は愁二郎が逃げ出したその後、残された兄弟たちは粛清されるべく
岡部 幻刀斎から命を狙われ続け、逃げ延びているという苦悩を
ぶつけました。
そんな折、愁二郎と彩八の前に、柘植 響陣と名乗る参加者が現れ
共闘を打診してきました。
愁二郎は響陣と共に、この蠱毒は何の目的で誰が開催しているのか?
黒幕の正体を突き止めるために手を組むことを選びます。
ラストの展開とその意味
愁二郎は響陣は木札を持つ参加者が逮捕された場合、
どうなるのか?を見極めるために捕らえた参加者の一人を警察に
突き出してみます。
すると逮捕されたその参加者は獄中で警察の者の手によって抹殺されて
しまったのです。
それは蠱毒というゲームに警察が何等かの形で絡んでいることを
証拠づけるものでした。
一方で愁二郎もまた運営側が参加者の亡骸をどこへ
運んで行くのかを確かめるために倒されたふりをします。
そして愁二郎が運ばれたのは三井銀行の倉庫でした。
しかし愁二郎ほどの剣客があっさり倒されたことに疑念を抱いた櫻は
自身の目で確かめるべく三井の倉庫へ向かいました。
愁二郎と櫻は戊辰戦争を共に戦った同志でもあったのです。
とはいえ現在は両者の間に隔たる壁は高く、
2人は剣をまみえることに・・・。
しかし彩八の助け船もあって何とかその場から脱出した愁二郎は
蠱毒に関わっているのは警察ならびに四代財閥(三井、住友、三菱、安田)
であることを察知します。
これ以上、双葉を連れて進むのは危険だと判断した愁二郎は
大久保利通の元で駅逓局長として従事する前島密の元に電報を送り、
双葉の保護を依頼しました。
前島は何が起こっているのかを確認するために、
保護に向かうことを了承しますが、この動きを察知した
警視局のトップに君臨する川路もまた前島と愁二郎の密談を聞きつけ
動き出します。
束の間の祭りのひと時を楽しんでいた愁二郎たちでしたが
そこへ立ちはだかる貫地谷 無骨が現れます。
無骨は戊辰戦争後に武士の時代が終わりを告げたことを察知する
愁二郎とは対照的にそれでも武士であり続けることに執着し、
その刃を愁二郎に向けて敗れたという因縁がありました。
再び愁二郎の前に現れた無骨は死闘の末に敗れ、
武士として倒れたのでした。
同じ頃、彩八は幻刀斎に見つかり追われていました。
彩八の窮地に救出に入ったのは義兄弟の三助と四蔵でした。
3人の共闘をもってしても叶わない幻刀斎を前に
やむなく一時撤退する3人でした。
前島から川路が蠱毒に関わっていることを示唆された大久保は
かつての同志に対する情を捨てきれず、川路と直接会う約束を取り付け迎いますが、
大久保を待っていたのは川路ではなく刺客として現れた櫻でした。
大久保は川路からの最後のメッセージ「さよなら。」という、
信頼していた者から受ける非常な伝言を受け取り暗殺されてしまいます。
そのニュースは号外として出回りました。
内務卿の暗殺という事態に、前島は双葉の保護に迎えなくなり
愁二郎に東京へ進めと送ります。
その混乱の最中、愁二郎は、すれ違いざまに一台の馬車から向けられる
川路の憎悪の視線を感じとるのでした。
主要キャラの結末を振り返る
・愁二郎と双葉
無骨との激しい戦いの末、勝利した愁二郎は蠱毒の背景に
警察と四代財閥が関与していることを掴み、その陰謀を阻止するべく
東京へと向かうのでした。
・貫地谷 無骨
戊辰戦争の後、愁二郎に敗れた無骨は投獄されて廃人のように
なっていました。
しかしそこへ蠱毒への参加を打診してきた櫻によって
放たれた無骨は剣を振る楽しみを再び手に入れ、
一度は破れた愁二郎に再度挑みますが結果は敗戦に終わり倒れました。
しかし最後に愁二郎という強敵と戦えて、人斬りのまま人生を終えることが
出来て幸せだと言って息を引き取りました。
・彩八
「京八流」の後継者争いという名の兄弟間の殺し合いの決戦時、
一人で逃げ出した愁二郎を憎んでいたものの、再会を果たしたことで
兄弟が生きてこれたのもまた愁二郎のおかげだと感謝の気持ちを抱きます。
改めて幻刀斎と一線を交えた彩八はその強さの前に
愁二郎を含めた兄弟全員で幻刀斎を倒すという決意を固めました。
・響陣
愁二郎や双葉たちと共闘していたはずの響陣でしたが、
終盤まさかの裏切り行為が発覚します。
彩八が幻刀斎に見つかったのは偶然ではなく、響陣による
タレコミだったのです。
果たして響陣の目論見とは何なのか?
・天明 刀弥
大1章の最後の最後で愁二郎たちの兄弟の一人・甚八が出会った
のは狂気の沙汰で人を斬りまくる刀弥という参加者でした。
第二章以降、愁二郎の強敵となることが伺えます・・。
響陣の裏切りの意味
愁二郎や双葉に手を組もうともちかけ、
共に蠱毒の影に潜む陰謀を阻止するべく戦ってきたと
思っていた響陣でした。
しかし終盤で、愁二郎や彩八の居場所を幻刀斎に告げ口し、
その抹殺に幻刀斎が失敗したのを受け、残念がる姿が映し出されました。
響陣は敵なのか?裏切りの目的とは何なのでしょうか?
幻刀斎側と何等かの繋がりがあるというよりは、
愁二郎らの抹殺がその目的だったと推察しています。
ともすれば、それを依頼している川路がバックにいるのか?
とも考えましたが、川路自体が蠱毒を盛り上げるために
強い愁二郎を泳がす判断をしているように見えたので
意外にもその線は薄いのかもしれません。
だとすれば川路の意向に従っている風なゲームマスター
槐の刺客である可能性も浮上するのではないでしょうか。
蠱毒を主催する側もまた一枚岩ではないということなのでしょうか。
響陣の素性が元伊賀忍者であるという点も
重要なポイントかもしれません。
誰かの意向による諜報活動のためゲームに参加した可能性も‽!
恐るべき黒幕の正体と目的に迫る
駅逓局局長・前島密は内務卿・大久保利通に蠱毒の主催者の正体が
警視局長・川路利良である可能性が高いと打ち明けます。
黒幕の正体とは?
その推察通り、蠱毒の主催者は川路でした。
川路と言えば、戊辰戦争で勝利を収めた味方であるはずの愁二郎たちに
大砲を浴びせ、武士たちを壊滅に追い込んだ張本人でした。
新たな時代を迎える日本に武士の亡霊はいらないと唱える川路。
そんな川路は警察に銃を携帯させることを強く望んでいました。
それは裏をかえせば武士たちの脅威に対する恐怖心とも言えるでしょう。
しかし大久保は武力に対して武力で対抗することは
新たな憎しみや暴動を生みかねないと危惧して了承しませんでした。
そんな大久保を見限った川路は彼を暗殺するべく指令を発したのです。
蠱毒を主催する目的とは?
川路は蠱毒を主催し、そのゲームの行方を高見の見物で眺めながら
懸けを楽しむ場を四大財閥に提供していました。
その目的とは何なのでしょうか。
威信戦争後、武士としての特権は取り上げられ、
士族たちは新たな日本で生きづらい日々を送っていました。
それ故、彼らが大久保や川路といった新体制に対する敵対心が生まれる可能性
は高いものだったのでしょう。
それらを抑制するために、川路は警察もまた拳銃を携帯し対処することを
強く願っていました。
しかし大久保は刀を取り上げたうえ、拳銃をもってして士族に対抗することは
根本的な解決策とは言えず、事態の悪化につながるのではないか?
と危惧します。
大久保はむしろ彼らとも共存することを目指していたのです。
武士たちを滅ぼしたい一心の川路には、そんな大久保の意向を受け入れることは
できませんでした。
そこで催したのが蠱毒というゲームです。
武士たちが互いに剣を取り合い自滅していく
そんな川路にとって好都合な機会はありませんでした。
しかも公にも賞金のために人斬りを行う武士たちの行動は
狂気に映るに違いないのです。
そしてそんな狂気に対抗する(警察による)武力(拳銃)を
肯定に導くのではないでしょうか。
そして四代財閥たちもまた、
何かと借金を踏み倒す士族たちを恨んでいたことも好都合でした。
四代財閥は喜んで武士の自滅ゲームに手を貸すことに応じてくれたからです。
蠱毒とは新しい日本に士族は不要だとする警察と四代財閥が組んで
武士たちを自滅で壊滅に追い込むためのゲームなのでした。
『イクサガミ』第1章の感想
原作のある作品ということですが、筆者は原作未読で
鑑賞しました。
原作とは設定の違うキャラや展開もあったようで、
ともすれば、今後の展開も予想外なことが起きる可能性が高く、
原作を知っている視聴者も新たな気持ちで楽しめるでしょう。
本作の見どころの一つは何と言っても主役級俳優たちの
瞬殺ではないでしょうか?(笑)
山田孝之が・・・玉木宏が・・・
あんなにあっけなく殺される姿は他では見ることができませんよね。
もっと見たかったという余韻はありますが
贅沢な作品であることは間違いないでしょう。
がっつり物語の途中で第1章が終わりましたので、
続編は何か問題が起こらない限り作られるものと期待しています。
そこで気になるのはやはり、響陣の裏切りの理由ではないでしょうか。
そして本作で愁二郎たち武士を忌み嫌い壊滅に追い込もうしている
黒幕であることが発覚した川路ですが、
同じ新政府軍側として戦った愁二郎らへにさえ
そこまでの憎しみに至る別の理由も隠されている気がしています。
さらに、元武士でありながら運営側についている櫻の存在が
今後どのように影響されて行くのか?
運営側がうっかり漏らした最後の9人に残れば生きられる可能性が
あるという真意とは?
強すぎる幻刀斎を前に、愁二郎たち兄弟の共闘は実現するのか?
まだまだ謎が多き第1章最終話でした。
個人的には二宮和也が演じる槐の存在が気になりすぎています。
ニノさんが担っているのだからそれだけで
ただのゲームマスターではないのだろうと想像してしまいます。
最後の最後にちょっとだけ出て来た横浜流星にも驚きました。
第2章は彼の活躍が期待できそうですね!
豪華すぎる俳優陣に見ごたえのあるアクション、
プロデューサーも担う岡田准一の目指す新たな時代劇の幕が
開けたんだなぁと思える一作でした。
