奈緒さんの主演で映画化された
【先生の白い嘘】
が絶賛公開中の中、再注目され累計部数100万部を突破した
鳥飼茜氏の同名漫画。
漫画の方は2014年に『このマンガがすごい!(オンナ編)』で
第9位を獲得しました。
映画の方は公開したばかりで配信は少し先になりそうですね。
という訳で内容が気になる方は是非、漫画原作を読んでみてはいかがでしょうか。
そこで本記事では
【先生の白い嘘】はどこで読めるのか。
作品のあらすじや感想
をご紹介しています。
〖先生の白い嘘〗あらすじ
鳥飼茜「先生の白い嘘」実写映画化決定、7月5日全国公開 主演は奈緒(コメントあり)https://t.co/qm1nVKsCrO#先生の白い嘘 #奈緒 pic.twitter.com/VuJaU91zVW
— コミックナタリー (@comic_natalie) February 20, 2024
24歳の原美鈴は桜丘高校で国語教師をしている。
4年前のある悲劇から、自分が女性であることに失望している。
しかし教師である美鈴は生徒を違う立場から見下ろすことで
男女という性差による不平等さを傍観していた。
そんな折、美鈴のことを親友と言う、美奈子が
婚約したと報告してきた。
しかしその相手こそ、
美鈴を追いつめているあの早藤だったのだ・・・。
漫画【先生の白い嘘】はどこで読める?
【先生の白い嘘】は全8巻で完結しています。
現時点で全話無料で読める方法はないようです。
しかしながら、少しでもお得に読みたい方のために
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作品のみどころ
社会にはびこる〖不平等〗というものに
憤りを感じることがあるなら、何かを見いだせるかもしれません。
とはいえ目を背けたくなる人間の闇が全開で描かれています。
ので、本作は『閲覧注意』の部類になる内容ではありますが、
是非とも途中までではなく、最後まで読んで欲しい
そんな一作になります。
漫画原作の話ではありませんが、
原作を読んでから演じられたと話された奈緒さんが
この複雑な役をどのように表現されたのかも
気になる本作です。
『先生の白い嘘』ネタバレなし感想
実写映画化にわたり主演の奈緒さんと監督による
〖インティマシー・コーディネーター〗
の導入を巡る世論の論争が記憶に新しいところです。
筆者はこの制度をTBSドラマ『不適切にもほどがある』
で知ることとなりましたが、不安や懸念のある場面も、
あくまで〖仕事〗であるという心の境界線を引く役割を
担える良い制度ですよね!
10人もの女優さんがオファーを断ったと
噂される本作への出演を引き受けた主演女優に対する
敬意こそが、原作漫画のテーマを肯定するものとなる
気がしました。
ところで筆者のどうでもいい経験談を少し綴ってしまうと
筆者が初めて痴漢というのに遭遇したのは
幼稚園生の時でした。
そのまま筆者を連れ去ろうとしていた男性と
親が偶然にも遭遇したことで難を逃れました。
しかしその後電車通学していた筆者の学生時代は
痴漢の歴史と言っても過言ではないくらい
毎日がその被害との闘いでした。
そして中には筆者をロックオンし、車両を変えても数日と絶たないうちに
いつのまにか後方に存在するという
特定の痴漢に付け狙われた恐怖は今思い出してもゾッとします。
〖なぜ声を上げないのか?〗
そんな疑問を呈されることもありますが
〖声を出すことができない〗
というのが正しい表現かもしれません。
その心情には恥ずかしさ、恐怖、そして謎の罪悪感など
複雑な思いが巡って身体が硬直してしまうのです。
その思いから親や先生などに相談することもできませんでした。
彼らは、声を上げない人を見分けるこができるのかも。
そう確信したら逃げ道などない気がしました。
そんな中でたった一人相談した同級生の友達は、
その日から毎日一緒に通学をしてくれました。
そして私がいつもの電車に乗らず一緒に通学できなかったある日、
彼女は痴漢を捕まえたのです。
パトカーに乗って笑顔で去って行く彼女は
〖私は悪くない〗のだと証明してくれた
まさにヒーローでした。
そんな心に蓋をしていた思い出を本作を見て
思い出しました。
複雑で繊細だからこそ
賛否両論の別れる本作。
もしもトラウマなどがあるのなら無理は
しない方が良いのかもしれません。
しかし特に辛い思い出がないのなら
一度、そんな世界も存在することを覗いてみては
いかがでしょうか。