ネタバレ考察・結末と感想【終わらない週末】鹿の群れは救いか?脅威か?

洋画
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元アメリカ合衆国大統領であるオバマ夫妻が制作総指揮として関わった
Netflix【終わらない週末

この作品を通して伝えたかったのは激励か?警告か?
気になりますね!

そこでこの記事では

鹿の群れは救いか?脅威か?
★ラストシーンの意味

に着目して綴っています。

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【終わらない週末】あらすじ

ある日の朝、アマンダは週末を家族でのんびり過ごそうと
別荘を予約し、夫のクレイ、息子のアーチー、娘のローズ
引き連れて別荘へ向かった。

到着するとそこはプール付きの豪邸で
子どもたちも喜んでいた。

家族でビーチへむかい、砂浜で最高のひと時を楽しんでいた
アマンダたちは海から大きなタンカーが砂浜へと
突っ込んでくる光景を目にする・・・。

それからネットや電話、ラジオやテレビにいたるまであらゆる機器が不通になり
不穏な空気が流れ始める。

そして深夜に突然現れた訪問者は、この別荘のオーナー
だと名乗るのだが・・・。

キャスト
ジュリア・ロバーツ(アマンダ)、イーサン・ホーク(クレイ)、
マハーシャラ・アリ(スコット)、ケヴィン・ベーコン(ダニー)他

〖終わらない週末〗エンドが異なる原作はコチラ

以下、作品の結末を含むネタバレあります。

未視聴の方はNetflixにてご鑑賞後、再訪問頂けると喜びます( ´艸`)

本記事の情報は2023年12月時点のものです。
最新の配信状況は各サイトにてご確認くださいませ。

鹿の群れは救いか?脅威か?

劇中でローズが話していた信心深い男性の物語では
〖神の救い〗はラジオやヘリという人間の作ったもの
通してやってきました。

それ故に〖神の救い〗だと気づけずに拒否した男性は
助かることができませんでした。

アマンダたちが遭遇した鹿の群れ
彼らも恐らく〖救い〗だったのでしょう。

しかしアマンダたちも動物が大群で人間の前に
現れるその光景を先入観で捉えて追い払ってしまうのです。

見ようによっては、鹿のリーダー格がアマンダたちに
何か言いたげではありませんでしたか?

もし鹿の動向に目を見開いて耳を傾けていたら
彼女らの運命は違ったものになったのかもしれません。

ラストシーンの意味

ママの声がするにも関わらず、
その声とは別の方向へ進んでいくローズ。

ローズの進んだ先には大量の物資や電気などの他に
大好きな『フレンズ』のDVDがありました。

そしてローズは念願の『フレンズ』最終回のオープニングを
満面の笑みで眺めるのでした・・・。

end

その後の展開は??

自然の災害や突然の悲劇、あるいは見えない脅威
には誰もが恐怖を感じることでしょう。

そしていつも頼っている情報が皆無では、
その恐怖を回避することは困難です。

そんな中である者は本当の自分がむき出しになり、
ある者は疑心暗鬼になったり冷静でいられなくなる。

『ウォーキング・デッド』もしかり、
冷静さや秩序を失った時にいちばん怖いのは
身近な人間なのかもしれません。

一方で『フレンズの最終回』を見たい
という一心で、他人と関わることではなく
自分の目的を願い続けたローズだけが冷静だったといえるでしょう。

そしてその純粋な心は余計な騒音に惑わされることなく
鹿の群れが何かを伝えようとしてくれる
と信じて、疑いませんでした。

だから皆が慌てて動き回る中、1人、鹿を追ったのです。
そして導かれ辿り着いたシェルター。

シェルターの中に入ると
そこにあったモニターに映し出されたのは

高濃度の放射能を確認しました。直ちに避難してください。


の文字。

アマンダはローズの近くに迫って居ましたが、鹿の大群を追い払い、
再びローズを探し回るため遠のいて行くのかもしれません。

あの鹿はすぐそこにローズが居ることを教えてくれていたのかも
しれません。

そしてクレイやスコットもシェルターに行くのが最善だと
気付きました。

しかし時は待ってはくれませんでした。
アマンダ組もクレイ組も間に合わなかった・・・
と筆者は考えました。(ネガティブですねぇ・・・ww)

【終わらない週末】を見た感想

『終わらない週末』とは終末を迎える人たちが
情報源がブロックされ見えない脅威にさらされた時、
それにどう対処していくのか?

という物語でした。

結局、
情報がシャットアウトされようが
何かが迫って来ていようが、動じることなく
自分自身と向き合ったローズの一人勝ち
という結果でした。(という推察でした。)

途中出て来るフラミンゴは『幸せの象徴』。
そんな綺麗な鳥を過去に油まみれにして苦しめてしまいましたよね。

幸せを自ら踏みにじる人をあざ笑うかの如く
現れるフラミンゴに猛省せずにはいられませんでした。

ストレスは万病のもとと言いますが、
劇中のような状況におかれたら自分自身も
あっけなく壊れてしまうんだろうなぁと感じました。

人はあまりにも無力ですね。

私自身、人との関わりは凄く苦手でwww
人間関係には悩みまくりの毎日です。

しかし、ローズのように無垢な心で(無理か・・ww)、
人間をもう一度好きになりたいアマンダのように、
ダニーとスコットの争いを身を呈して制止したクレイのように

少しの希望を頼りに一歩ずつでも成長していけたらいいな
と思い、

そんな小さな願いがひとつづつ成就していったら
大いな希望になるんだと思わせてくれる一作でした。

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