レッドの正体はあの人?【ブラックリスト】ファイナルシーズン最終話の結末に迫る!

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ファイナルシーズンの最終話が衝撃的すぎて
開いた口が塞がらない・・・

そんな視聴者の方も多かったのではないでしょうか。

大人気海外ドラマ
【ブラックリスト】
はシーズン10の最終話『レイモンド・レディントン』
にてその長きに渡る物語に幕を閉じました。

本記事では、

・レイモンド・レディントンの正体
・シーズン10最終話のラストシーンの謎

について着目して解説、考察しています。

関連記事
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・『ブラックリスト』シーズン8で退場するキャラは誰?

以下、最終シーズンまでのネタバレを含みます。
未視聴の方はご注意ください。

本記事の情報は2024年6月時点のものです。
最新の配信状況は各サイトにてご確認くださいませ。

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レイモンド・レディントンの正体

結論から言いますと、レイモンド・レディントンの正体というのは
物語の中で明確には明かされませんでした。

しかしながらこれまでのシーンでその正体を
示唆していたと解釈できる場面
はいくつかありました。

それらが示すのは
レイモンドはカタリーナであるということ。

気になる場面からレイモンド・レディントン(以下レッド)の正体
推察していきます。

アグネスとの会話から推察

レッドがアグネスと交わした最後の会話の中で、
アグネスは
〖ピンキーはママみたい〗だと語ります。

その答えにレッドは肯定し、
〖自然とそうなってしまう〗と言います。

自然とそうなってしまうのは
本当はママの)ママだから・・・

と捉えることもできる描写です。

過去シーズンの重要なシーンを振り返る

レッドの正体が示唆されているシーンは
過去シーズンにも存在しますが、ここでは代表的な
3つのエピソードをまとめました。

シーズン3 第19話『ケープメイ』

本エピソードではリズを失くした(と思っていた)レッドが
失意の中、ケープメイという海辺の町を訪れます。

海へ入水して自らの命を絶とうとしている女性を
救助するレッド。

誰かに追われている様子のその女性とレッドは会話を続ける中で共に
女性かその子供か
の選択を迫られたという共通点に気付きます。

そしてレッドはその場所を訪れた理由を聞かれ
〖ずっと前に来たことがある。が今とは別の人間だった〗
と語りました。

しかし、一緒に過ごし、会話や食事を共にした
そこで出会った女性はカタリーナの幻だったと判明します。

カタリーナには
〖私かマーシャ〗で、

レッドには
〖リズか赤ちゃん(アグネス)〗

という選択を迫られたということでしょう。
そして二人は共に子どもを選んだ

カタリーナは自分に関われば
命の危険があるリズをキャプランに預け、
このケープメイに身を隠します。

ここからは推察ですが、
ロシアやアメリカから追われる身になった彼女は
娘を守るために入水自殺を試みたのではないでしょうか。

それでも、リズを守ることを諦めきれなかったカタリーナは
自殺を偽装して消えたのです。

たとえ母親ではなくなっても娘を守ることだけは
諦めない。

その誓いは、カタリーナがレディントンとして
新たな人生を歩む覚悟
となったのではないでしょうか。

シーズン8 21話「ナチャーロ/NACHALO」

裏社会の大物タウンゼントが自らの家族の仇だとして追う
伝説のスパイN13

その正体をカタリーナであるとして追っていましたが、
リズはタウンゼントにレッドこそがN13なのだとリークします。

そうして標的はレッドになったものの
レッドと密会していたイワン・ステパノフがタウンゼントに拉致されてしまう。

ステパノフは元々カタリーナの父親ドムが娘につけた担当者であった。
度重なる拷問に耐え続け、レディントンの秘密を
守り続けたステパノフでしたが、
自白剤を投与されたことでとうとうレディントンの秘密を露呈
させてしまいます。

するとその秘密を知ったタウンゼントは標的を変更します。

レッドという標的から、今まで表面上は協力関係にあったリズを標的に
切り替えた
のです。

家族を殺されたタウンゼントは標的の
家族を殺すことで復讐をしようとした
ととれる描写です。

ということはリズはレッドの家族だと示唆されています。

そして父親は本当のレイモンド・レディントンだと判明しているので
残るは母親説が濃厚なのではないでしょうか。

☆シーズン9 6話『ドクター・ロバータ・サンド』

リズの娘アグネスに会いに行ったレッドは彼女が言った言葉に
衝撃を受けます。

アグネスがリズから聞いていたレッドの情報は、
〖レッドはロシア人〗で、
〖リズの人生でレッドは最も大切な人
だと言うのです。

このことからリズはレッドの亡きあとに渡すはずだった
カタリーナがレッドに託したとされる
手紙を先に読んだということが判明します。

その手紙には真実が書かれているということでした。

真実を知ったリズはレディントンを手にかけることを
躊躇したとも言えます。

カタリーナもロシア人であること。

リズにとって最も大切なのは叔父さんや兄弟ではないでしょう。
やはり母親なのです。

カタリーナ・ロストヴァ

生まれながらにスパイとして育てられることが決まっていた
カタリーナ。

父親のドムはカタリーナが幼い頃から
スパイとしての心得を叩きこみ人生のレールをしいたのです。

スパイとしてのカタリーナの担当につけたステパノフ
カタリーナの良き友人となります。

しかし、スパイとしての人生を送ることを強いられたカタリーナは
ソ連出身のコンスタンティン・ロストフ(アレグザンダー・カーク)
配偶者という役を演じ、
情報を得るために、モスクワ大使館勤務だった本物の
レイモンド・レディントン
とも関係を持たされました。

自分の本当の人生など持てなかったカタリーナでしたが、
リズを身ごもり、産むことでスパイとしての偽りの人生ではなく、
本当の自分と真実・マーシャ(リズ)を初めて手にしたのです。

カタリーナの台詞には
〖母親でいられなかったとしても必ず(マーシャ)を守る〗

という言葉があります。

これは自分と同等に娘を守ってくれる者を
送り込んだ
と解釈することもできます。

しかし、
『母親でなくなっても』というのは同時に『カタリーナではなくなっても』
ということであり、どんなことをしても守るという決意が
レッドの人生を生きることだったのではないでしょうか。

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シーズン10最終話のラストシーンの謎

レッドは帝国を解体し、FBIとも離れ、大事な宝物も本来の持ち主
返すという身辺整理をはじめました。

レッドに残された時間を把握していたのかもしれません。

そんな中、連邦下院議員ハドソンの追求はやがて、特別捜査チームに
レッドの逮捕か自分たちが責任を負うかの選択に発展してしまいます。

そうしてデンべまでもがレッドの逮捕に繰り出し・・・

そんなレッドの結末は、逮捕なのか、逃走なのか、
はたまた元通りブラックリストは再開するのか?
などなど思いを巡らせていました。

しかし結末はまさかの自然の脅威の前に倒れたレッド・・・。

闘牛が象徴するもの

レッドはスペインの牧場で現れた闘牛により
襲われました。

何故闘牛だったのでしょうか?

レッドは自身のお宝を本来の持ち主に返却するべく
身辺整理をしていましたが、
スペインには、その地が出身である
『イスレロ』という闘牛の角を持ち込んでいました。

イスレロはレッドの憧れの闘牛士の命を奪った闘牛でした。

まさに闘牛と闘牛士の対決は命がけです。

そして闘牛は牧草地に放たれ比較的自由に暮らしている
生活から一変して闘技場へ向かいます。

その後、もう戻れることはありません

それでも怒り、死を恐れず闘う姿
どこかレッドと似ているのではないでしょうか。

最重要指名手配犯であるレッドにも常に安寧はなく
カタリーナという母親の人生に戻れることはない。

いつしか偽りの人生でさえ終わりがくる。
だからこそ、怒りや情熱を忘れない一瞬
大切に生きたのです。

デンべが語るレッドという人

シーズン9からFBI捜査官に転身し、
レッドとは袂を分かったと思われたデンべのクライマックス

負傷したデンべがレッドの輸血により一命をとりとめ、
意識を取り戻した後、涙ながらに語ったレッドという人物のこと。


穏やかな眠りにつくことを毅然と拒否する姿勢が好きだった。


・・・中略・・・

命を熱くほとばしながら生きた。
最後は同じ避けられない死があると知りながら・・・

大事なのは終わり方ではない。
どう生きるかだ。

彼は俺たちに思い出させ示し願うのは怒りだった。

怒れ…と
怒れ…と

犯罪コンシェルジュとしての人生を生きたレッドが大事にしたのは
大事な人を守るための怒りや情熱を忘れないこと。

FBIに逮捕されることは穏やかな眠りにつくことに等しいのかも
しれません。

最後の場面はそんな状況は何としても拒否したいレッドの生き様
を表していたのではないでしょうか。

闘牛と対峙した瞬間、逃げ道を探すことも後ずさることもなく
少し距離があった牛との間を埋めていくように
一歩二歩と前に進んでいました。

なんて期待はずれで情熱的な瞬間なんだと思ったでしょう。


目の前には怒っている牛。
そんな怒りと真摯に向き合い
まるで闘牛士のように最後の瞬間まで情熱的に怒りを
燃やした
のです。

それがレイモンド・レディントンという人だから。

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【ブラックリスト】シーズン10まとめと感想

最重要指名手配犯の突然の自首から始まるという
刺激的な本作のファイナルシーズンは、
あの衝撃を思い出させてくれるような意外な結末
幕を閉じました。

一環して物語の中枢にあったはずのレッドの正体という
答えは明確に示されませんでした。

しかしながらシーズン1からそのヒントを小出しに
していたとも言えるのかもしれません。

自分の人生と引き換えにして守りたいのは
それが血の繋がった娘であり唯一の自分の真実だったから。

リズを守る為ならば何でもできるし、
どんな犠牲も厭わない。

そんな激しい人生に触れたリズ以外の者たちは
時に出し抜かれ、傷つけられもしたかもしれません。

しかしハービーは折角手にしたFBIの職をいとも簡単に
捨てることが出来るのはレッドは友達だから。

デンべもレッドの前ではFBIに徹することは難しかった。
ハロルドも何をされても友人でいることをやめられなかった。

そしてラストにレッドを見つけるのは
この物語で唯一レッドと相いれなかった、
レッドの逮捕を望んでいたレスラー捜査官でした。

目の前のレッドはすでに燃え尽きていたけれど、
レスラーはあえて『確保』という言葉を使いました。

自分に言い聞かせるように2回の『確保』を言っていました。

そして吹っ飛ばされた帽子をレッドにかぶせるレスラー。

同じ志ではないものの、
その生き様の潔さに触れて、またとうとう逮捕することが
できなかったレッドに対する敬意の表れなのかもしれません。

めっちゃ悪い人だし、簡単にバンっという具合に人の命も
奪うけれど、
レッドという偽りの人生を生き抜いた1人の人として偉大でした。
もしカタリーナで正解ならば、何としてでも守り抜くという
揺らがぬ愛情が持てるのも持たれるリズも羨ましい気持ちさえ
沸いてきました。

あのようなラストを見せられたら忘れられない…
魅力的なレッドに振り回されっぱなしの一作でした。

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