『サバイバル・ドライブ』あらすじ・感想と結末、その後をネタバレ考察

洋画
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2015年に制作されたアメリカのホラー映画
『サバイバルドライブ』。

デンバーへと向かう道中の主人公は、エンジントラブルに巻き込まれ
人気のない道路で立ち往生してしまいます。

するとそこへ歩いて現れたのは親切な男性。
車は動き出し、出発できる状態にはなったものの、
車を直してくれたその人を置いて行くのか乗せるのか・・・⁉

『ゲットアウト』などで知られる、低予算ながら質の高いホラー映画と言えば、
プラムハウスが製作しています。

そんな本作のあらすじ、結末と感想やその後の考察などをまとめました。

この記事のポイント
『サバイバルドライブ』あらすじ
衝撃の結末とその解説
ラストシーンのその後を考察する

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『サバイバルドライブ』あらすじ

結婚を間近に控えたマロリーは、式のリハーサルのため
ウェディングドレスを乗せた車でデンバーへと向かっていた。

道中で妹のエラと会話をしながら運転していたが、
エラはマロリーに、本当の愛情を確信するまではデンバー行きの
チケットを買ってはダメだと忠告する。

そんなエラの忠告に、『幸せ』だと反論するも
その表情は浮かなかった。

エラとの会話を終わらせたマロリーの車は
エンジントラブルに見舞われてしまう。

電話で助けを求めるも繋がらず、自分で直そうとしていた時、
突如、1人の男性が歩いて現れた。

彼はクリスチャンだと名乗り、車を動ける状態に直してくれた。

再びデンバーへ向かおうとするマロリー。

クリスチャンは徒歩だったが、結婚を控えたマロリーは
違う男性と二人きりになることに引け目を感じ車に誘うことを
躊躇し、クリスチャンもまた車内の荷物を見て配慮し、
自分は大丈夫だと告げた。

1人で車に乗り込み発車したマロリーだったが、
バックミラーに映るクリスチャンに後ろ髪をひかれ、
引き返すと、お礼に途中まで送るとオファーした。

最初こそ和やかなドライブだったが、その様子は徐々に変貌していった。

出会ったのは運命だと言ったり、偶然ではないことを匂わせたり、
卑猥な言葉を浴びせてくるクリスチャン。

マロリーは彼に車から降りるよう迫るが、
クリスチャンは乗せたのはお前だと刃物を出して
脅迫してきた。

そこは助けを求める人も皆無な道の上、
絶体絶命のマロリーの運命は・・・⁈

キャスト
ジュリアン・ハフ、テディ・シアーズ、ペネロープ・ミッチェル、
マダリン・ホーチャー、カート・ブライアント、ドリュー・ラウシュ 他

以下、結末までのネタバレを含みます。
未視聴の方はご注意ください。

本記事の情報は2024年11月時点のものです。
最新の配信状況は各サイトにてご確認くださいませ。

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衝撃の結末とその解説

車に同乗させた途端に変貌したクリスチャンはサイコパス野郎でした。

降りて欲しいと迫っても黙って降りるはずもなく、
刃物で脅されたマロリーはクリスチャンがシートベルトをしていないことに
気付き、ハンドルを切って車から彼だけが投げ出されることを
願いますが、車は横転しマロリーも気を失ってしまいます。

マロリーが目を覚ますと、クリスチャンは車から少し離れたところで
気絶していました。

しかしマロリーの方は横転した車のシートに足が挟まってしまい
怪我も負ったまま身動きを取ることができませんでした。

するとクリスチャンの方は立ち上がり、軽い怪我で済んだ自分に対し、
身動きが取れなくなったマロリーに皮肉を言って立ち去って行きました。

それからというもの、マロリーは助けを呼びながらサバイバルをする日々が
続きます。

クリスチャンは時々やって来ては目の前で飲食を見せつけ、
仕舞いには、抜け出す最後の手段として足を犠牲にするよう
のこぎりを手渡して行きました。

嵐の夜に

近くで新たなターゲットを見つけたというクリスチャンは
嵐が来る前にマロリーに最後の挨拶にやってきます。

しかしそこへ保安官が通りかかるのです。
マロリーは懸命に叫びますが、嵐の雨にその声はかき消されて
保安官が認識するまでには至りませんでした。

保安官はクリスチャンをパトカーに乗せて、
彼の新たなターゲットの待つ家へと送っていきました。

足が挟まれた状態で一人きりで嵐を待つという
最悪な状況下のマロリーはのこぎりを使うことを決心しますが、
嵐のせいで車は流され、その反動でマロリーの足も解放されました。

クリスチャンとの決着

マロリーが流れ着いた先の民家にクリスチャンの餌食になってしまった
ターゲットの家族と、先ほどの保安官の無残な姿を目撃した
マロリーはその家で捉えられているケイティを助けることを決めます。

クリスチャンとの攻防の末、
バルコニーにマロリーを探しに来たクリスチャンを突き落とすことに
成功します。

すると彼は転がり落ちて行き、動物用のトラップ
足を挟まれてしまいました。

苦痛に顔を歪め、身動きを取ることもできないクリスチャンに
マロリーは、クリスチャンがマロリーにしたように、
そこから脱出する最後の手段としてナイフを手渡して、
ケイティを連れ去って行きました。

ラストシーンのその後を考察する

トラップに挟まれたクリスチャンに残されたのは
ナイフのみです。

かつてクリスチャンは足を挟まれたマロリーに、自身の足を犠牲にして
脱出しろと言いました。

マロリーもトラップに足を挟まれたクリスチャンに、
自身の足を犠牲にして逃げろと、お返しをした訳です。

もし、そうすれば、クリスチャンは逃げ伸びる可能性を残すかも
しれませんが、
クリスチャンには到底そんなことは出来ず、
あの後、マロリーの通報によってあっさり逮捕される
のではないでしょうか。

マロリーの結婚の行方

そもそも、冒頭、マロリーとの結婚行事よりも仕事を優先する婚約者
に対し、がっかり感が否めないマロリーは
マリッジブルーの頂点に達していました。

しかしその心とは裏腹に、
準備が進んでいる結婚、その先には幸せが待っているという
思い込みに流され、デンバーへの道を遠回りをしながら
進んで行きました。

そんな最中、クリスチャンという狂人に出会ってしまうのです。

エラに言ったように、マロリーが本当に幸せならば、
同乗はさせなかった
のでしょう。

婚約者に対する疑心というほんのわずかな心の隙間は
自らの身をも危険にさらすことになりました。

しかし、そこからたった一人で脱出し、
もしかしたら終わってしまった人生を取り戻しただけではなく、
その脅威に立ち向かい、少女を救出し、
倒すことに成功したのです。

その後、実生活に戻ったマロリーがどうするのかは
明白なのかもしれません。

婚約者に自分の心の内を洗いざらい暴露し、
結婚は破棄されるのではないでしょうか。

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『サバイバルドライブ』感想

目の前の結婚と婚約者に迷いが生じてしまったマロリーは、
それでも、今更後戻りはできないという気持ちからか、
いざ結婚してしまえば幸せになれるのだという自己暗示に
流されたのか、

結婚式のリハーサルに向かうとは思えない表情で
デンバーへ向かう道のりは重くのしかかっていました。

迷いや気が進まない思いがあるにも関わらず、
それを否定し結婚に踏み切ることは
自身を重んじていないこととも同意なのではないでしょうか。

そんなマロリーはクリスチャンという自分の人生そのものを
脅かす悪魔に出会って、自分のために、生きるために
闘い、どんな過酷な状況下でも諦めることだけは
ありませんでした。

本来の強さと自分を大切にする気持ちをまとった
マロリーのその後の人生の物語では
やっと自分が主役になれるのかもしれません。

こんなサバイバル絶対無理だから、
公共の交通機関で移動しようと強く思ってしまう一作です(笑)

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