【ハンドメイズ・テイル4】ギレアドが生んだ狂気とは?あらすじ見どころまとめ

カナダの山と女性 海外ドラマ
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前シーズンでは
〖天使のフライト〗と称された89人もの子供たちをカナダへと逃がす
という偉業を成し遂げたジューン。

反ギレアドの者たちからは脚光を浴びる存在として君臨しますが
今度こそギレアドからは害と見なされ追われる身となった
ジューンの運命はどうなるのか?

この記事ではseason4の
あらすじとみどころ
そして全話を見た感想を綴っています。

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あらすじ

ギレアド共和国から89人の子どもたちと9人の女中をカナダへと逃がすこと
に成功したジューンだったがその際に負った傷は深く、
ジューンたちに味方をしてくれる守護者のつてで
広大な農場を持っているキーズ司令官の敷地内で身体の回復を待つことに。

キーズ司令官は高齢で認知機能にも衰えが見られていたため
ジューンたちが身を隠していても不振に思うこともなかったのだ

キーズ司令官の夫人であるエスターは、キーズに対してまるで
孫のように若かった。

キーズは高齢のため自ら子づくりをすることが望めなかったが
子供を諦めることが出来なったキーズが
エスターにさせたあまりにも過酷な仕打ちに怒りを覚えるジューンだった。

89人の子どもたちを逃がすジューンの手助けをしたかたちになった
ローレンス司令官は、反逆罪に問われることも覚悟の上だったが
ニックによって難を逃れ参謀として復帰する。

一方でカナダで拘束されているセリーナの身体には異変が起きていた・・・。

『ハンドメイズ・テイル』は手続き簡単なHuluでseason1~5まで配信中

※以下ネタバレを含みます。
season1~4までご視聴してからのご訪問をおまちしております。

※本記事の情報は2023年6月時点のものです。
最新の配信状況は各サイトにてご確認くださいませ。

season4のみどころ

逃げたり捕まったり反撃したりと今回も大変なseasonでした。

展開が急速だった今シーズンの中で
特に押さえておきたいポイントを簡潔にまとめました。

カナダへの亡命を果たすジューン

今シーズンではジューンの行く末の変化が目まぐるしく描かれました。

冒頭では重症を負い身を隠していたジューン。
ギレアドとたたかう決意は緩まなかったものの
ニックにより再び捕らわれの身となりました。

リディアおばに引き渡され、拷問されても逃走中の侍女の行方を
明かさずに耐えたジューンでしたが、ハンナを人質にとられ
最終的には侍女たちの情報を漏らしてしまいます。

囚われの身であるジューン、そしてジューンが居場所を漏らしたことで
捕らわれた侍女たち。

そしてコロニー送りになったジューンやその他の侍女たちでしたが
その道中でジューンの反撃を合図に再び逃走します。

しかし逃げ切れたのはジューンとジャニーンだけでした。

シカゴへ向かった2人はギレアドの攻撃に遭い離れ離れに・・・。

ジャニーンを探すジューンの前に現れたのはかつての親友で
カナダへ亡命を果たしたモイラでした。

モイラに説得されカナダへ入国したジューンは無事に亡命を果たし
ルークとニコール、そしてエミリーやリタとも再会を果たしました。

自由を手にした元ギレアドの国民たち

カナダへの亡命に成功し、自由を手に入れた女性たち。
しかし、彼女たちが元の生活に戻るのには時間と前に進むために
自分との決着をつける覚悟が必要でした。

そんな中エミリーの前に許しを請うために現れたのは
難民者を装ってカナダで暮らす
エミリーと恋人の密告をした元おば。

エミリーが自分を傷つけたおばの謝罪を受け入れず、
立ち去った後、おばは自らの命を絶ちました。

そのことに対し、命を絶つことはなかったという見解を示す
モイラとは裏腹に、ジューンや多くの侍女たち、そしてエミリーもまた
おばの人生が終わったことを喜びます。

一方亡命して元の家族や血縁者と暮らすことになった子供たちの中には
数年の間共に生活していたギレアドの家族を恋しがる者も・・・。

自分の子を授かるセリーナの思惑

カナダで拘束中のウォーターフォード夫妻。

そんな夫妻に幸福が訪れます。

セリーナは懐妊していました。

かつての女中リタと会い、一緒に子供を育てて欲しいと哀願するセリーナ。

セリーナの懐妊を知ったジューンはセリーナとの面会に訪れます。

ジューンにこれまでのことを謝罪し、償いたいと願うセリーナ
だったが、ジューンはセリーナに怒りをぶちまけ宣戦布告しました。

そんなジューンを見て
セリーナは自分のお腹の子と共に新たな人生を迎えるために、
フレッドはそんなセリーナの思惑に気付かずひたすら
妻と子供を守るために、

夫妻は共闘することを決めます。

ギレアドが生んだジューンの狂気

ウォーターフォード夫妻の結束が復活し、
マークの小者を使って大物を捕えたいという思惑の中、

フレッドは司法取引に応じ、夫妻は免責という道筋がたてられます。

これに納得のいかないジューンは
ローレンスとマークに捕虜の交換という取引をさせ
フレッドは免責の寸前で、ギレアドに引き渡されました。

ギレアドで裁判にかけられる予定でしたが
そこに現れたのはジューンとかつての侍女たち。

ギレアドで罪人が処刑されていたような方法で、
フレッドは侍女たちの手によってその人生を終えました

フレッドの一部と形見をセリーナに送り付け
ギレアドが生み出した狂気の復讐が一つ完済しました。

season4を見た感想

やっと家族の元へ戻れたジューンでしたが
ハンナは連れて来れませんでしたね。

もしハンナが母に置いていかれたと知ったら傷ついてしまうと懸念しましたが
ハンナがジューンを覚えていない?のは救いだったのかもしれません。

カナダで平穏に暮らす元侍女や女中たち。
中でもリタがお寿司と枝豆を嬉しそうに食べる姿が
筆者的には何気に本作で一番ほっこりするシーンでした。

しかしそんなリタもセリーナとのことは思い出すのは辛いようで。

ジューンも家族の元に帰れたからといって元のジューンに戻れるはずもなく
益々過激に恐ろしく変貌を遂げて行くのが悲しすぎました。

そんなジューンに感化されエミリーもまた闇に堕ちて行きそうな気配ですね。

その土地から逃れてもなお女性たちを苦しめてやまない、
解放されてもされなくても彼女たちを待つのは地獄。
ギレアドの闇の深さを感じます。

一方でセリーナはあんなにニコールに執着していたのに、
自らの妊娠が発覚した途端にニコールのニの字も出て来なくて
驚きを隠せません。

子供なら誰でも良かったのか…とww

そしてセリーナもフレッドも自分が仕えさせていた女中や侍女たちに
どんなに謝罪しようとも
やはり仕える側の身にはなれない、生粋の権力者なのですね。

ジューンたちがウォーターフォード夫妻の軽い謝罪を受け入れることが
出来たら夫妻にとってではなく
ジューンにとってどんなに幸せだっただろうか。

許せないということは忘れられないということ。

許してしまうことの方が容易で心も痛まないのに、
それが出来ない侍女たちを目にすると胸が痛みます。

権力者たちと彼らに支配される者たちの
隔たりは大きく、それはどのような状況になれば
無くなるのか?想像するのは難しいです。

続く憎しみに囚われたままのジューンや侍女たち、女中たちの運命から
目が放せない、そんな一作です。

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