【リトルファイアー~彼女たちの秘密~】ラストをネタバレ考察・season2はある?

海外ドラマ
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アメリカのベストセラー作家セレステ・イングの小説『Little Fires Everywhere』
『キューティ・ブロンド』のリース・ウィザースプーン
『スキャンダル』のケリー・ワシントン主演で
ドラマ化した【リトルファイアー・彼女たちの秘密】

Amazonプライムビデオで配信中のこのドラマ。
全8話と短いながら様々なテーマが盛り込まれ見応えたっぷりです。

ちょっと含みを持たせたラストはseason2への布石かな?

2人のママの秘密について知りたい

そんな気になるコトについて綴っています。

この記事では

『彼女たちの秘密』とは?
★衝撃のラストを解説
★season2の制作について

に着目して考察しています。

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【リトルファイアー~彼女たちの秘密~】あらすじ

リチャードソン一家は秩序と規律が整った理想郷を掲げる町、
オハイオ州クリーブランド郊外のシェーカー・ハイツで暮らす
裕福で完璧なファミリー。

父親ビルは弁護士で母親エレナは地元新聞社の記者をしている。
夫妻は遊び人の長男トリップ、優しい次男ムーディ
エレナの理想の娘・長女レクシー、エレナと対立する次女イジー
という4人の子どもにも恵まれていた。

ある時そんな高級住宅街にシングルマザーのミアとその娘のパール
越してくる。

アーティストを本業としているミアは裕福であるとはいえず
そんなミア母子に同情したエレナは
所有している空き家をミアの希望に合う条件のもと、貸すことに決める。

やがてエレナをはじめとするリチャードソン家とミア家の交流が始まるが
経済的、人種的、考え方、と何もかも異なるエレナとミアの間に
密かに火花が芽生え始める・・・。

キャスト
リース・ウィザースプーン(エレナ)、ケリー・ワシントン(ミア)、
ジョシュア・ジャクソン(ビル)、ジェイド・ペティジョン(レクシー)、
レクシー・アンダーウッド(パール)、メーガン・ストット(イジー)他

以下、作品のネタバレを含みます

U-NEXTではリース・ウィザースプーン主演『キューティーブロンド』が見放題配信中

本記事の情報は2023年12月時点のものです。
最新の配信状況は各サイトにてご確認くださいませ。

彼女たちの秘密とは

ミアが一つの場所にとどまらず住まいを転々としていた理由
ある秘密があったからでした。

そしてエレナにもまた心の奥底に潜んだ後悔の念
闇となって周りの人たちを巻き添えにしていきました。

ミアの秘密

ミアの娘パールはミアが金銭的な援助を受けるために
引き受けた代理母として生んだ子どもだったのです。

実の娘ではないパールでしたが
ミアは手放すことが出来ず、『流産をした』と依頼主に
嘘をつき密かにパールを生んで姿を消したのです。

代理母を引き受けたことは両親の反感も買い、
弟も事故で失くしてしまったミアは1人で住む場所を
転々としながらパールを育ててきたのでした。

エレナの秘密

一見、裕福で優しい旦那さんと優秀な子供たちに恵まれ
幸せな奥様という印象のエレナ。

しかしその実態は子供たちを圧迫し、
旦那さんをひっ迫させていました。

エレナが善意のつもりですること
は周りの人をどんどん追い詰めていたのです。

悪気がなく人に関わるエレナ。
それはエレナ自身が満たされるためでもありました。

完璧な女性、完璧な家族、完璧な人生
追い求めそのためならば何でもするエレナ。

そこまでの完璧に執着する理由は・・・

家族のために自身のキャリアと夢を捨てた

という後悔があったからでした。

本当ならば学生時代の恋人ジェレミー
NYへ渡り、彼と同様、NYタイムスの記者として自分も
華やかな成功をおさめていはずだった・・・。

そのことに囚われ、後悔の渦から抜け出せないでいるのです。

さらに4人目のイジーを妊娠したことで
地元新聞社の昇進さえ見送らなければなりませんでした。

その出来事はエレナの憤りとして心にとどまり
ついには発してしまうのです。

(イジーを)産みたくなかった

・・・と。

衝撃のラストを解説

本作は冒頭で火災によって消失してしまったリチャードソン家の豪邸
が映し出されました。

何者かによる放火の可能性があり、
それはエレナが在宅しているにも関わらず行われました。

放火をした犯人は誰なのか?

というところに焦点があった物語。

そしてラスト、その犯人が明かされます。
エレナは警察官に言います。

『火を点けたのは私(エレナ)』だと。

しかし実際は違いました。

火をつけた真犯人

ミアとパールを追い出したエレナへの反発から
部屋に火をつけようとしたイジー。

彼女を止めたのは兄弟たちでした。

しかしながら騒ぎに駆け付けたエレナは、そんなイジーのことが
もう手に負えないと感じ
イジーに言ってはいけない言葉を浴びせてしまいます。

その言葉を聞いたイジーは家を出ていきます・・・。

エレナろイジーのやりとりの始終を目撃していた兄弟たちは
このままだと自分たちは最低な人間になってしまう。
エレナのようになるべきではない。

と心にきめ、トリップ、ムーディ、レクシーは各自の部屋に
自分で火をつけたのでした。

以下、原作ラストのネタバレあります!
ご注意ください。

season2の制作は?

大反響のもとに、ベストセラー小説のドラマ化は成功した
といえるのではないでしょうか。

そこで気になる続編ですが、
残念なことに制作する予定はたっていません。

原作のエンディングが変更されたというドラマ版。

それに伴い原作では放火をしたのはイジーでしたが
ドラマ版ではイジー以外の子どもたちに変わっていました。

そんなところからもオリジナル脚本の続編が
見られたらいいのに・・・と思ってしまいますが、
現時点でその発表は皆無です。

【リトルファイアー~彼女たちの秘密~】を見た感想

どの立場で鑑賞するのか?によって感じることが異なる
というのが本作の魅力のように思いました。

裕福ではないけれど、血がつながっていない娘との絆は深く、
秘密が暴露された結果として、それでも良好な関係を築き続けるミア。

パールが橋渡しの役目を担い、
疎遠になっていた両親とも和解の途をたどるのでは?
と匂わせて幕を閉じました。

一方で、こじらせママ、エレナは自分の夢や後悔が捨てきれず
溜まったフラストレーションを家族にぶつけてしまったせいで
夫や子どもたちとの絆は切れたと捉えられるような結末。

恐らくイジーは戻ってはこないのでしょう。
しかしながら救いなのは、エレナが自分と子供たちとは
違うのだと気づいたと思われる行動がありました。

子どもたちの罪を1人で被ったのです。

『どうせまたイジーのせいにするのだろう』

と子供たちに高を括られていましたが
ここから変化が訪れるのかもしれません。

ミアVSエレナを愛情か?お金か?で例えたら
今回は愛情が勝利したわけです。

でも本当はそんな単純ではないですよね。

だから兄弟って、家族って、人間関係って
難しい・・・。

これは永遠と迷い、苦悩し続けるテーマなのでしょうね。

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