映画【ゲーム】ネタバレ厳禁の名作|評価が低い理由は?

フードの男 洋画
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本作の監督であるデヴィッド・フィンチャー氏と言えば、
あのブラピ『セブン』が思い浮かぶ方が多いのではないでしょうか⁈

そんな『セブン』の衝撃的で強烈なイメージが根付いてしまったためか
その次に作られた本作は、やや評価が低めなのです。

しかしながら映画好きの間で、ネタバレ厳禁の名作となっている??
本作『ゲーム』。

筆者もおススメしたい一作です。

そこでこの記事では以下の内容をまとめてみました。

・『ゲーム』あらすじ
・ネタバレなしの感想
・ネタバレありで感想と評価が低い理由と考察

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【ゲーム】あらすじ

父の大手投資銀行を受け継ぎ経営しているニコラス。

仕事は順調であるし、お金も名誉も財産もある。
けれど妻とは離婚し、幼い娘は妻と暮らす。
そのため
サンフランシスコの大屋敷で、1人きり…という孤独な生活を送っている。

10月11日のニコラスの48歳の誕生日
久しぶりに連絡をとってきた弟のコンラッドは何でも持っている兄に

『人生を変える』

というゲームをプレゼントしてくれた。

そのゲームの招待状に記された〖CRSクラブ〗という謎の組織。

ニコラスは取り合う気もなかったが、
偶然見つけたCRSの会社に飛び込んでしまう・・・。

キャスト

ニコラス・ヴァン・オートン
(マイケル・ダグラス)

コンラッド・ヴァン・オートン
(ショーン・ペン)

クリスティーン
(デボラ・カーラ・アンガー)

ジム・ファイン・ゴールド
(ジェームズ・レブホーン)

サミュエル・サザーランド
(ピーター・ドゥナット)他

ネタバレなしの感想

物語のテーマはシンプルで、難しいところがなく見やすいです。
そしてラストまでテンポ良く進むので
トイレタイムなども皆無ですww

ズバリ、ネタバレなしで見たい一作です。

そうすれば先の展開が読めずに楽しめます。

20年以上前の作品であることが随所に映し出されますが、
そのストーリーは、年月が経っても色あせることはありません!

以下、ネタバレを含みます。
ご視聴後のご来訪をお待ちしています。

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ネタバレありの感想

〖そんなわけないでしょ~〗という突っ込みは全部忘れて
フィクションであることを前提に見た結果、存分に楽しめました。

どこまでがゲームで、どこが本物か?
もしかしてニコラスの妄想なのか?
コンラッドも騙されてしまっていたのか?

・・・と
一つの〖ゲーム〗を巡って
様々な思いを張り巡らせた結果、

なんとも不幸すぎるイヤミスなラストを迎える。

あぁ、そうだよね、『セブン』の監督だもんね。

と思ったのもつかの間、
なんとまさかのハッピーエンドという展開。

こんなラストは全く読めず、驚かされました。

けれど

この作品の評価が思わしくない理由・・・
それはきっとこのラストにあり、
【セブン】の印象が強すぎるからでしょうね⁉

あの【セブン】を手掛けた人なら
【ゲーム】も、まためっちゃ落ち込むラストになってるはず・・・

そんな潜入感が、この映画の低評価につながってしまったのかも
しれません。

【セブン】と連結してない
今こそ、観たい一作ですね。

以下、細かい考察を。

CRSという組織

とにかくCRSという組織次第のこの計画なので
その働きがスゴかった。

弟にも演技させる。

クリスティーをはじめ雇った俳優たちの
顔の演技や嘘がうまいことなんの。

そして極めつけが
ニコラスが逆襲に訪れるCRS本部の食堂に集まった面々
のネタばらし。

今までの登場人物のほぼ全てがいるじゃないか!!
警察までニセモノだったとは!

そんなことできるの???

な驚きの事実がそこにはありました。

果たしてニコラスが命を落とさないための要因はどこに居たのか?
欲を言えば、種明かしとして、

この場所でこのように待機していました・・・。

という描写があったら嬉しかったです。
マニアックな意見ですが。

CRSとは・・・
並みの人間にその所業ができるのか?

並みの人間ではない誰を雇ったのか考えると怖い
恐ろしい組織でしたww

ニコラスの人生を変えたゲーム

ゲームがニコラスにもたらしたもの、

弟のコンラッドが兄に送りたかったものは何だったのでしょか?

大会社の社長で優秀すぎる仕事人・ニコラスに
『失格』という烙印をおしたり。

レストランのお得意様であるニコラスがシャツを汚したウェイトレスに
悪態をつかれたり

命の危険にさらされたり、財産を奪われたり
豪邸を売られてしまったり、メキシコに埋められていたり…

それはもう散々なものでした。

その中で気付いたもの、コンラッドが送りたかったもの。

それは他者の痛み、信用できる唯一の存在、その存在を失った自分の罪。
そして何より、
48歳のニコラスの父の孤独を身をもって味わったのではないでしょうか。

父の時計が意味するもの

父の存在を追いかけ、追い越したいそんな一心で
懸命に生きてきたであろうニコラス。

そのための代償など知る由もなく。

父はどんな人物だったのか?
父と自分は似ているのか?

を気にしていました。

父の影を追うことで〖成功者〗となったニコラスは自分のこれまでの人生を
物事を測る物差しにしました

その結果、弟を心のどこかで憐れむ兄となり

家庭を顧みない夫となりました。

そして偏屈で孤独な48歳に。

ゲームに巻き込まれ
何もかも失ったニコラスは
とうとう唯一の思い出である父の時計を手放す決意をします。

それは父という目標、自分のこれまでの生き方を手放すという
描写だったのだと思います。

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まとめ

ネタバレ厳禁の名作?【ゲーム】

その斬新な結末は、『セブン』を知っている視聴者の予想を
バッサリと裏切り、斬新だが気持ちの良いラストを見せてくれます。

噂によると、ニコラスが飛び降りて終わるというバッドエンド構想も
あったのだとか。

私は断然、ゲームは本当にゲームだった
というこのラストがお気に入りです。

しかしながら
バッドエンドを裏切るこのラストこそが
本作が高く評価されなかった所以なのかもしれません。

人生に迷ったら見たい一作ですね!

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※本記事の情報は2023年5月時点のものです。
最新の配信状況は各サイトにてご確認くださいませ。

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