【最高の教師1年後、私は生徒に■された】最終回ネタバレ考察|犯人の動機とは?

ドラマ
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2023年夏の連続ドラマ【最高の教師1年後、私は生徒に■された】
が最終回を迎えました。

1年前、九条先を突き落とした犯人については意外ではありませんでした。
が、その動機は予想だにしないものでした。

この記事では

★九条先生を突き落とした犯人の動機は何だったのか?
★九条里奈と鵜久森叶だけが2週目の人生を送れたのは何故か?
★九条蓮が離婚を決意した理由

について考察しています。

以下、作品のネタバレを含みます。

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本記事の情報は2023年9月時点のものです。
最新の配信状況は各サイトにてご確認くださいませ。

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九条先生を突き落とした動機とは?

1年前、九条先生を突き落としたのは

星崎透

でした。

九条先生が犯人が星崎だとわかった理由

1年前、突き落とされた九条先生は咄嗟に犯人の顔を見ようとしましたが
犯人の腕だけしか見えませんでした

落とした者は故意の有無に関わらず、咄嗟に落ちていく相手を見届けてしまうはず
西野も落ちていく鵜久森を見つめていました。

しかし先生を落とした犯人は堕ちていく先生を見ることをしませんでした。
だから犯人に殺意はなく無感情の出来事だったのだろうと判断したのです。

多くの視聴者が感じたように、
クラスメイトが怒っているときも、悲しんでいるときも、一体となっているときも、
どんな時もその中に居ながら一人だけ他人事のようだった星崎

九条先生が顔のない犯人として浮かんだのは、
笑っている時でさえも常に危うさを感じていた星崎だったのです。

星崎の動機

星崎の生きて来た日々は〖退屈〗〖絶望〗しかない〖白黒の世界〗でした。

幼少の頃に自分は人とは〖違う〗ということに気付いてしまった。

同級生が本当の自分を見る目に気付いてしまってから自分の感情をひた隠し
人に合わせて生きて来た星崎。

いつしか偽装した感情の元でリアルな感情を失ってしまったのでしょう。

星崎は自分が見える景色を変えてくれるヒーローを求めていいました。

それが九条先生だったわけです。

1週目の動機

しかし1週目の九条先生は、彼女自体も白黒の世界で生きていました。
星崎同様〖諦めた人〗だったのです。

諦めた白黒世界の住人の九条先生には星崎の何一つも変えることは
できませんでした。


そんな世界で生きていても仕方がないと絶望感でいっぱいになった星崎が、
自ら命を絶とうと決めた卒業式の日。

何もしてくれなかった九条先生を無感情に道連れにしました。

2週目の動機

2週目の九条先生は、自分が殺されないように、そして何より諦めていた自分を
正すため、生徒に寄り添い、世界を変えようと努力しました。

その努力が実り、生徒達に『色』が付き始めた世界を実感した星崎は、
九条先生を自分のヒーローだと思った。

先生の助けになろうと自分も尽力したのに。
それでも、自分だけには何の変化も訪れなかったのです。

1週目同様、絶望感でいっぱいになった星崎は
先生を先に落として、自分も後を追う計画でした。

そこに先生に対する恨みや殺意はなく、むしろ道連れとして選んだ先生は
星崎にとって、たった一人手を伸ばしたヒーローだったゆえなのでしょう。

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九条里奈と鵜久森叶だけが2週目の人生を送れた理由

九条先生の1週目で3人が命を落としています。

鵜久森叶(自ら命を絶つ)
九条里奈(突き落とされる)
星崎透(自ら命を絶つ)

このうち九条先生と鵜久森は2週目のチャンスが与えられましたが
星崎にはそのチャンスがなかったのは何故なのでしょうか。

2人の共通点

初回で九条先生が突然突き落とされた時、
堕ちていく中で、懸命に思ったのは『生きたい』ということ。

九条先生と同様、2週目の人生を送っていた鵜久森叶は
亡くなる前日、

〖明日が来る感覚がない〗

ことに恐れや悲しみを抱いていました。

1度目は『川に吸い込まれるように』命を絶った鵜久森でしたが
本当はそんな選択をしたくはなかったからこそのその表現なのでしょう。
そして今度は『生きたい』と強く願ったからこそ、最後まで闘ったのです。

九条先生と鵜久森には
〖生きたい〗
という強い気持ちがありました。

一方で星崎は、人の命を奪ってしまったばかりか
自らも『生きること』への執着が皆無でした。

それが、2週目へループできたか出来なかったかの差なのではないでしょうか。

九条蓮が離婚したかった理由

物語上、深堀りされなかったのが1週目の九条夫妻の離婚理由です。
そのため、考察班から九条蓮の犯人説が浮上したほどでした。

しかし蓮もまた、里奈に依存していた一人だったのではないでしょうか。

ずっと続く変わらない日々への恐怖

蓮と出会った頃の里奈は『諦めた人』ではなかったと思うのです。
教師としての志やそれに向かって進んでいくキラキラした里奈が好きだった
のでしょう。

しかしながら〖現代〗に合わせて〖諦めた〗里奈は
家庭に帰ってきてもきっとシラケていたのではないでしょうか。

そんな当初の里奈に依存していた蓮は、里奈を元に戻せない自分
無力だと感じ、諦めた里奈を見続けること変わらない世界で
このままずっとその日々が続くことが怖くなったのではないかと思いました。

【最高の教師】を見た感想

もしも叶うならば、全員そろって卒業式を迎えられたら
良かったですね。

同じようにタイムリープして2週目を迎えた九条先生と鵜久森さん。
九条先生は生還し、鵜久森さんは1度目と同様に命を落としてしまいました。

これは九条先生だけが運命に打ち勝って、
鵜久森さんだけが運命にあらがえなかったという訳ではなく、
2人とも自分の力で運命を変えることには成功したのだと思います。

けれでも鵜久森さんの方は、諦めない人になったがために西野の呼び出しに応じ、
1人で世界を変えるために闘いに行ってしまいました。

その結果、1週目の運命は回避したにも関わらず、
不幸な結末となってしまったのだと、思いました。

そして九条先生は生徒から『託された』未来を切り開いていくために
不幸を回避し、これからもヒーローであり続けるのでしょう。

筆者も『変わらない世界』を感じることは度々あります。
でもどうか諦めないで行きましょう。

味方が1人も居ない人なんて存在しないのですから。

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