米倉涼子が主演を務める
失敗しない最強ドクターを描いたTVドラマ
『ドクターX~外科医・大門未知子』
主人公・大門未知子の人気はとどまることを知らずドラマは
高視聴率を叩き出し、通算7シーズン、そして1本のスペシャルが
放送されました。
そんなTVドラマの誕生から12年後の2024年、ついに劇場版でもあり、
シーズンファイナルを飾る『ドクターX FINAL』が公開されました。
賛否両論を巻き起こした壮絶な結末?はいかに。
そして未知子の何度も耳にした『私、失敗しないので。』という台詞
に隠された秘密に迫ります。
劇場版『ドクターX FINAL』あらすじ
#劇場版ドクターX FINAL
— 【公式】『劇場版ドクターX FINAL』 (@DoctorX_tvasahi) October 8, 2024
▌本 ポ ス タ ー 解 禁꧂°・*:.。.
誕生から12年──
ドクターXの集大成、
ここに極まる。
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𝐃𝐨𝐜𝐭𝐨𝐫-𝐗
𝐅𝐈𝐍𝐀𝐋
◢◤◥◣
◢◤ ◥◣#私失敗しないので#米倉涼子 pic.twitter.com/JJZCgG8kc4
特定の病院に属することを嫌うフリーランスの天才外科医・大門未知子は、
海を渡りウニカ共和国大統領の命を救い、5時間以内に民衆の前に立たせる
という任務に挑んでいた。
日本の東帝大学病院では新たに海老名が院長の座に就いていたが
早々に解任されてしまう。
というのも政財界に影響力を持つ天才外科医・神津比呂人が
海老名を引きずり下ろし新院長として君臨したからだ。
比呂人には医療機器メーカーのCEOを務める双子の弟・多可人がおり、
資金繰りも順調であった。
一方、秘密裏に行われた大統領の手術を終えた未知子は、
オペ代を受け取りに来た晶を見かけ、呼びかけるも無視されてしまう。
そのままヘリに乗せられ日本の海へと放り出された未知子は
かつての同僚の森本と再会する。
比呂人は大統領の手術を未知子が担ったと知って
先輩である森本に未知子を呼び寄せるように依頼したのだった・・・。
キャスト
米倉涼子、田中圭、内田有紀、今田美桜、勝村政信、鈴木浩介、染谷将太、
西畑大吾、綾野剛、遠藤憲一、伊東四朗、岸田一徳、西田敏行 他
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以下、結末までのネタバレを含みます。
未視聴の方はご注意ください。
本記事の情報は2025年8月時点のものです。
最新の配信状況は各サイトにてご確認くださいませ。
劇場版『ドクターX』の壮絶な結末
東帝大学病院の新院長として君臨した神津比呂人は
50歳以上の医師を排除しようと画策したり、
過酷なオペスケジュールを立てるなど、
ワンマンでサイコぶりを発揮していました。
そんな中、地元の先輩である森本から
5時間で奇跡の復活を遂げた大統領のオペを
担当したのが大門未知子であると知り、
彼女を呼び寄せるように依頼します。
しかし未知子と共に現れた晶の名刺を受け取り
比呂人の表情は一変します。
未知子は医師たちが恐怖におののく
比呂人のオペスケジュールにも動揺を示すことなく
それどころか喜んでこなしていきました。
そんな折、森本が手術前に倒れてしまいます。
急遽、森本の手術を行う未知子の天才的な技術に魅了された
比呂人は未知子の助手を名乗り出て距離を縮めました。
そこで未知子に手術をして欲しいという患者の
画像やカルテを見せます。
それは多可人のものでした。
未知子の腕を持ってしても難しい手術でしたが、
多可人の会社で開発された人工心臓を繋ぎとして使用すること、
早めに手術を行うことで意見は一致します。
しかし未知子のオペを待つことなく、
多可人は脳死状態になってしまいました。
晶の過去と信念
比呂人は晶を知っていました。
それは晶が比呂人と多可人の胎児手術を行ったからでした。
その際、晶はまだ確かではない難しく最新の技術を採用しますが、
結果は、多可人だけが生まれつきの心疾患と下半身の麻痺という
疾患を持って生まれてしまったのでした。
このことで、多可人が苦しむために生まれて来たのだと
考える比呂人は自身も負い目を感じ、晶のことも憎んできました。
そうした中で出会った晶の弟子である未知子に
多可人の手術を任せることで償いをさせようと
思っていたのです。
多可人に会いに訪れた晶を海岸に連れ出した比呂人は
晶を責め立てます。
すると晶は苦しみ出し、その場に倒れてしまいますが、
彼を憎む比呂人はそのまま何もせず一人でその場を後にしたのです。
晶が倒れた原因は脳梗塞でした。
晶はその後、釣り人に発見されますが、
自力で呼吸はしているものの意識は戻りませんでした。
晶が比呂人と一緒に居たという目撃情報を耳にした未知子は
怒り心頭で会議中の比呂人の元へ駆け付け何故助けなかったのか
何度も強い口調で問いますが、比呂人は開き直るばかりでした。
比呂人は疾患を抱える多可人になりすまして
医療機器メーカーの会社に出入りし、CEOとしてふるまってきました。
その折に、融資先との取引を強引に解除したため、
その会社の社長は多可人(実際には比呂人)の車に爆弾を仕掛けるのです。
何も知らずエンジンをかけた比呂人はまたたくまに
火に包まれてしまいました。
そして東帝病院に担ぎ込まれた比呂人は重体で、
海老名や加持は助からないだろうと言葉をもらします。
しかし未知子は生前兄のために自身の身体を使って欲しいと
署名していた多可人の肝臓と腕を比呂人に移植することに成功します。
手術の最中、多可人の臓器を手にした未知子は
晶がどれだけ懸命に2人を助けようと尽力したかを知ります。
手術は終えたものの、比呂人は心停止に陥ってしまったのです。
懸命に心臓マッサージを行う未知子を回りが
ねぎらい、止めます。
その時、未知子は心臓マッサージを森本に受け継ぎ、
走りだしました。
未知子が向かったのは晶の病室でした。
晶を手術室へ運びながら
『心臓を貰うね』と晶の肩に手を当て話しかけたのです。
晶を心配する蛭間も海老名や加地も、城之内でさえも
未知子には賛同できず、懸命に静止しようとしました。
しかし『晶さんならこうする』
という固い決意の未知子は誰も補佐をしないまま
一人で心臓の移植を決行したのです。
そうして比呂人は一命をとりとめました。
じきにメスも握れるようになるでしょう。
帰宅した未知子は晶の携帯を発見し、そこには未知子に託した
多可人の手術をして欲しいというメッセージが残されていました。
晶は最初からいつか医療技術が進歩して多可人が治る未来を信じ、
手術の際は完治ではなく
彼を生かすということに重きを置いていたのでした。
決して諦めたのではなく、信じて待つことを選んだのだと。
その映像を比呂人に見せる未知子。
比呂人は自分は生きていていいのか問います。
未知子は比呂人を助けた多可人や晶はその身体で生きている
と言い、二度とそんなことは言わないで欲しいと返しました。
晶は自宅で眠ったままでした。
未知子は晶の心臓を比呂人に移植した後、
晶には多可人の会社で開発された人工心臓を移植していたのです。
晶を見守る城之内が、晶のお金を使っちゃうぞーと
話かけた時、一瞬、晶の足が動いたのです。
城之内は喜びに満ち、起きろ~と叫ぶのでした。
一方で未知子は再び海を渡り、またしても銃に囲まれながら
オペを決行しようとして呟きます。
私、失敗しないので・・・。
劇場版『ドクターX』の結末は賛否両論?!
12年間『失敗しないスーパードクター大門未知子』を演じて来た
米倉涼子はその終止符を飾る舞台として映画化を希望したといいます。
そんな本作では大門未知子の過去、そして晶との関係、
『私、失敗しないので』という周囲を驚愕させてきたセリフの
本当の意味が描かれました。
しかしそのクライマックスで行われた未知子による行動は
劇中内の登場人物はおろか視聴者さえも震撼の渦へと
誘ったのです。
未知子の選択の是非
突如、脳梗塞で倒れた晶を目の前にしながら
助けなかった比呂人への怒りはおさまらない未知子でしたが、
その比呂人が重体の状態で病院へ運ばれて来たのです。
そして未知子は比呂人の命を救う最終手段として
あろうことか意識不明の晶の心臓を移植したのです。
それはがっつり違法中の違法であって
殺人と言っても過言ではない行為でした。
そこにショックを隠し切れない視聴者たちの
賛否が巻き起こったのです。
しかしそれは『晶自身の意志』なのだと、
晶ならそうするのだと未知子は言いました。
未知子と晶の過去
若き未知子と師匠の晶はキューバにて
人命を救っていたという過去がありました。
そんなある日、運ばれて来たのは反対勢力の患者でした。
そんな奴救う必要はないという雰囲気の中、
輸血も不足していたのです。
主治医の晶は迷わず自身の血を輸血用に採取し、
患者に『私は決して失敗しない』とスペイン語で
話したのです。
その時、未知子は誰であろうとも平等な命、
そして決して救うために諦めない晶という元祖ドクターXの
背中を焼き付けたのです。
晶の望み
当初、比呂人を救うオペの最中、多可人の臓器を目にした未知子は
手術跡を見て、2人を救うために全力を尽くした晶が、
あの時のように諦めなかったことを感じ取りました。
それでも心臓が止まってしまった比呂人を救うために
晶の心臓を移植するという狂気の沙汰は
『晶のため』であったのです。
晶が諦めなかった比呂人と多可人の命を
自身が請け負っているのだという覚悟。
決して彼らの命を諦めてはいけないという使命が
未知子にはありました。
たとえ晶が目覚めた時、比呂人が存在していなければ
晶の未来さえも暗く影を落とし、自責の念が消えることはなかったでしょう。
未知子は晶が救いたかった命を救うため、
自分の意志より晶の意志を優先したのだと思います。
『私、失敗しないので』の本当の意味
晶がキューバで患者に語った
『私は決して失敗しない』
という言葉。
この意味を晶に尋ねた未知子は
スーパードクターである晶自身も手術に挑むことが
怖いのだと知ります。
『失敗しない』
という言葉は最も手術に恐怖心を抱く患者にとって
これ以上ない心強い言葉です。
しかし患者の命を預かる晶もまた
この言葉を発することで自らの恐怖を乗り越え、
必ず救うという決意を寄り強固なものにするための
患者との約束のような誓いだったのです。
それを知った未知子もまた
『私、失敗しないので』
という言葉を何度も口にしてきました。
その度、同僚や上司たちはその傲慢さに
苦い表情をしてきたものでした。
しかしそれは単なる自信などではなく、
未知子の中にも存在した不安や恐怖、
それらを取り除くための意思表明だったのです。
そしてそのために未知子が誰に対しても等しく
救うための準備を怠ることはありませんでした。
だからこそ言えるセリフだったのでしょう。
大門未知子の代名詞のようなきまり文句に隠された
感動の意味が本作にて明らかになりました。
劇場版『ドクターX』考察と感想
冒頭、ウニカ共和国で未知子が叫ぶ声を無視した晶。
思えば、あの時から脳梗塞の前兆は現れていたのかもしれません。
そして77歳をお祝いされた時、
難聴の症状や、間違えてノンアル飲料を購入してしまったこと
など自身の中でも危惧した結果、未知子に多可人を救ってもらうべく
動画を残していたのかもしれません。
ラストでは自身の財産を使われそうになった晶の足が
かすかに動くという晶が復活する未来を示唆していました。
これも未知子が晶の意志を受け継ぎ、
諦めなかった結果なのだと思うと感慨深いですね。
素人的に見た疑問としては
何故比呂人の方に人工心臓を使わなかったのか?
ということです。
これは多可人には人工心臓が時間稼ぎのような位置づけだったことから
一卵性双生児の比呂人に対しても長時間の使用は適していないと
判断したのでしょうか。
そしてまだ未完成だと言っていた人工心臓を移植するのであれば
24時間の監視体制は必須なのかもしれません。
だとすれば、未知子の判断は、比呂人と晶の両方を救うため
のものだったのでしょう。
長らく『私、失敗しないので』を聞いて来た筆者は
自信が持てる未知子が羨ましいと感じていました。
しかし本作で初めて明かされた未知子の過去は
臆病で優しくて医者としては落ちこぼれだったという事実。
未知子が天才外科医なのは、自身にとっての様々な困難を乗り越え、
並みならぬ努力の結果だったという衝撃的な、しかし希望が溢れる
真実でした。
そんな真実を知った今、もう一度、TVシリーズも見返してみたいと
思える一作でした。