犯人は誰?豪華キャストの劇場版『ミステリと言う勿れ』をネタバレ解説・考察

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フジテレビの月9ドラマとして人気を博した菅田将暉主演ドラマの劇場場
『ミステリと言う勿れ』。

キャストの名前を見ただけでは
誰が犯人でもおかしくない豪華な顔ぶれです。

人気キャラ久能整が広島で遭遇したある一族にまつわる事件。
犯人は一体誰なのか?
ネタバレ解説しています。

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映画『ミステリと言う勿れ』あらすじ

美術鑑賞のため広島を訪れていた久能整は、自分が何者かに尾行されている
ことに気づいていた。

すると声をかけて来たその女性は、狩集汐路という女子高生で
整のことは我路を通じて知ったのだと言う。

そんな汐路は整に、守って欲しいと依頼をする。

汐路の祖父が亡くなり、その遺言状には汐路を含めた孫たち4人のうち
1人に遺産を受け継がせると書かれていたのだ。

しかし代々、この遺産相続時に事件が起きており、
汐路の父親を含む孫たちの親もまた、8年前に謎の事故死をとげていたのだ。

半ば強制的に狩集家の屋敷に連れて行かれる整は
汐路を含む孫たちが1人一つ蔵を与えられ、
〖あるべきものをあるべきところへ過不足なくせよ〗
というお題を与えられるのを目の当たりにする・・・。

キャスト
菅田将暉、松下洸平、原菜乃華、町田啓太、萩原利久、柴咲コウ、
滝藤賢一、鈴木保奈美、松坂慶子、野間口徹、角野卓造、段田安則、
石橋蓮司、ダンディ坂野、石橋蓮司、松嶋菜々子、永山瑛太 

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以下、結末までのネタバレを含みます。
未視聴の方はご注意ください。

本記事の情報は2024年10月時点のものです。
最新の配信状況は各サイトにてご確認くださいませ。

犯人は誰?真犯人の解説

汐路曰く、嫁としてこきを使われまくっても文句の一つも言わない母親、
意味深な表情を浮かべる汐路の従妹たちなどなど。

怪しいキャスト陣の中で犯人は一体誰だったのか?
事件の裏に潜む真実と犯行の動機に迫ります。

事件の真相

整は、狩集家のアルバムで名前に×印が付けられていた人物を
複数見つけます。

彼らは若くして命を落とした人たちでした。
しかし整は彼らの中に共通点を見出すのです。

それは、命を落としている全員の髪がくせ毛であり、
その容姿が日本人離れしている
ことでした。

つまり、その共通点を持つ先祖たちは殺された可能性が高く、
これにあてはまる汐路の父親、弥や新音の母親もまた
事故ではなく故意に命を奪われたのではないかということでした。

そんな中、整と汐路は一枚の演劇のチケットを発見します。

狩集家の真実

弥が見に行ったと思われる演劇。
その内容はまるで狩集家の過去の秘密を露呈しているようでした。

激動の明治時代のこと、本家は3人の鬼(男たち)によって全滅に追い込まれ
そのまま乗っ取られてしまうのです。

残されたのは若妻と当主夫婦の1人娘でした。
若妻は囚われてしまいますが、一人娘は当主の使用人が連れだし、
逃げ延びたのです。

逃げた娘を探すも、見つかることはなく、鬼たちは、いつの日か、この娘が
復讐にやってくることを恐れました。

そこで自分たちの特徴である〖癖毛や西洋人の顔立ち〗
をもって生まれた者たちを、罪の露呈を恐れ抹殺していたのでした。

この主犯の鬼の子孫こそ狩集家の当主であり、
当主を支えた弁護士の車坂と税理士の真壁もまた、
鬼の手下の子孫
だったのです。

それ以降、彼らは代々、この狩集家の真実を守るために
癖毛と西洋人の顔立ちの者を抹殺することを
使命として受け継いでいたのでした。

この演劇の脚本家は鯉沼鞠子の弟で、蔵を物色していた際に、
巻物を発見し、それを舞台化していたのです。

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犯人の正体

弥の居眠り運転が原因とされた事故も、故意によるものでした。
弥は運転の前に睡眠薬入りのオレンジジュースを飲まされていたのです。

まだ幼かった汐路が目撃した事故の日の出来事。
それは弥にオレンジジュースを持ってくる犯人の姿でした。

その人物とは、汐路の初恋の相手でもある
車坂朝晴でした。

狩集の当主にだけ知らされたという狩集家の真実は、
車坂の息子である朝晴にも引き継がれました。

そして弥と新音の母親を抹殺するのが朝晴の初仕事でした。

しかしその車に2人以外に理紀之助の父とゆらの母も同乗
していたのは想定外のことだったのです。

真実を知った弥は、本当の狩集家の子孫に会いに行き、
事実を公表したいと考えていましたが、
この意見に理紀之助の父とゆらの母も賛同して同行していたのでした。

朝晴の正義と整の推理

整は相手との会話や行動からその心理や真相を突き止めます。

そんな整がどの時点で朝晴を疑ったのかというと
初対面時の会話からでした。

朝晴との初対面時の会話で違和感を抱いた整は
自身が車に轢かれそうになったと暴露した際の

『うそっなんで?!』

という犯人が真相を知っているからこその真の動揺を
見逃しはしませんでした。

朝晴は殺人者であり、自分を慕う汐路でさえも
奈落の底に落とそうとする優しくない人間です。

それでも、無関係の人物が抹殺されることには
異議を唱えている
ことから、朝晴にとってこの使命は
家を守って行くうえで正しいことなのだという
強い意志が感じられます。

しかしそれは狩集家の歪んだ正義であり、
車坂に生まれてしまった悲劇といえるのでしょう。

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ネタバレありの感想と評価

松下洸平さんが扮する朝晴が、出てきたシーンからもう
怪しすぎて、犯人候補に急浮上してしまったという方も
多いのではないでしょうか。

しかし『ミステリと言う勿れ』というタイトルが示すように、
この物語の醍醐味は、ミステリー要素ではないのかもしれません。

劇中劇で語られる真相は残酷で恐ろしいものがあり、
事件の解決にはスカっとしました。

それでも、鑑賞後に心に残るのは
やはり整の発する独自の見解であり、
見ている者の心を軽くしてくれる言葉なんです。

強くなりたい
という願いを持つ人は多いでしょう。

身体が弱い、心が弱い、打たれ弱い
だからダメなんだ

と言われたり、自負したり。

〖強さ〗を持っている人というのは確かに存在していて、
それを持っていない自分の劣等感に苛まれる日々に苦悩する・・・。

しかし、整は弱いのは当たり前なのだと言ってくれる。
そして弱っている時に助けを求めるのは恥ずかしいことではないと。

生きているうえで誰もがぶち当たる壁を登る足を、
そっと支えてくれるようなそんな気持ちになるのです。

だから久能整に魅了されてしまうのかもしれませんね!

エピソードに込められたメッセージ

整の台詞は印象深く、中でも

子どもは固まる前のセメントなんです

という言葉。

思えば、子ども時代の痛みってどうしても忘れられないですよね。
そしてこのまま一生背負って行くのでしょう。

さらにはその痛みはカタチを変えて自分の形成に関わっている
言えるのではないでしょうか。

そんな重大な多感な時期を見守る大人たちは
安易に何かを植え付けることをしてはいけないのだということを
痛感させられます。

分別のわかる大人からしたらほんの些細な事でも
それを子どもがどう消化するのかは未知数です。

朝晴も使命と教えられた殺人を恥ずべきことも後悔もなく
胸を張って実行するのは、固まる前のセメントに
大きく傷をつけられた犠牲者
の姿なのかもしれません。

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