【ネタバレ考察】映画『リゾートバイト』ラストに隠された衝撃的な真実

邦画
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元々は怖い話の投稿サイトを経て2ちゃんねるで再投稿された際に
話題となった元ネタがあるのです。

これを『きさらぎ駅』永江二朗監督流で実写映画化した
『リゾートバイト』

先読み不可能と掲げられた本作は
その言葉に劣らないラストを迎えます。

そこで『リゾートバイト』ラストに隠された衝撃の真実を
解説、考察しています。

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『リゾートバイト』あらすじ

大学生の内田桜は幼馴染の希美と共に、
旅館でリゾートバイトを始めることにした。

旅館に到着すると優し気な女将さんが迎えてくれ、
調理場の旦那さんは足を怪我していた。

旅館にはもう一人フリーターの岩崎が勤務しており、
この3人で切り盛りしていた。

岩崎はすっかり桜たちに溶け込み、
ある夜、肝試しをしようと持ち掛けた。

そこは2階の部屋で深夜になると毎晩のように
女将が食事を運んでいたのだ。

2人ずつ2組にわかれた4人だったが、
最初に向かうのは聡と桜だった。

怖がっている桜を気遣った聡は一人で上がると言う。

しかし下で見守る桜がみたものは・・・。

キャスト
伊原六花、藤原大祐、秋田汐梨、松浦祐也、坪内守、
佐伯日菜子、梶原善 

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以下、結末までのネタバレを含みます。
未視聴の方はご注意ください。

本記事の情報は2025年8月時点のものです。
最新の配信状況は各サイトにてご確認くださいませ。

ラストに隠された衝撃的な真実

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は不穏な空気が漂う2階へ一人で上がって
行きました。

その様子を見ていた聡の不可解な行動を目にしました。
何かを貪り食べていたのです。

しかし一階へ降りて来た聡はケロっとしていて
何もなかったと言います。

そんな聡の口回りには先ほど貪り食べていたものが
べったりとついていました。

驚く聡でしたが足にも沢山の爪が
突き刺さっていたのです。

足を踏み入れた代償

それ以来、聡には他の人には見えない
子どもの姿
が映るようになりました。

それらの存在に怯える聡の腕に、自分をごこかへ連れ去ろうとしている
という彼らに掴まれた跡まであったのです。

桜は聡の力になりたいと意を決し、自身もあの2階へと
上がって行きました。

降りて来た桜の口元にも聡と同様に
食べ物がこびりついていたのです。

それ以来、聡のように見えるようになった桜
希美に相談しました。

そうして目の周りが真っ黒に染まる子供たちに
追われるようになった桜と聡は逃げ惑うしか
ありませんでした。

そして桜を守るために、聡は囮になるのでした。
子どもたちに取り囲まれ逃げ場を失った聡は
背後に巨大な影を感じます。

振り返り、その影の正体を見てしまった聡は
悲鳴をあげます。

聡の行方

聡とはぐれた桜の元に旅館の主人と希美、そして岩崎が
駆け付けます。

その時聡の悲鳴が聞こえ、桜たちは急いで声の方へ
駆け付けました。

すると倒れていた聡は呼びかけにも答えることはなく、
意識もありませんでした。

旅館の主人はこの聡の状態の理由に心当たりがあるようで、
聡を知り合いの住職の元へ連れて行きます。

ある言い伝えとは

旅館の主人はこの島にはある言い伝えが存在すると言います。

行方がわからなくなった子どもの親は
その子のへその緒を供える儀式を行い、
毎晩、ごはんを運ぶことで、その子どもが
帰って来る
と言うのです。

主人と女将の子どもも14歳の時に行方がわからなくなって
以来、女将はこの儀式を続けていると言います。

しかし女将は日に日に、様子がおかしくなっており、
その件を住職に相談していたのです。

現れた影

住職は聡の魂は持っていかれたと言いました。
そして2階の部屋を見てしまった桜もまた危険な状況だと言います。

取り急ぎ、桜を御堂に連れて行き、一晩除霊を行うことになります。
御堂の中で一晩、そこから出ること、話すこと、眠ることを禁じられます。

しかし桜は聡や希美の声が聞こえ、扉を開けてしまったのです。
すると入ってきたのは巨大な白いワンピースと帽子を被った女性でした。

その女性は桜の頭に手をかざし、何かが吸い取られていきました。

住職が駆け付けると、桜も聡と同じように意識はありませんでした。

住職は2人の魂を奪ったのは、魅了された子どもの魂を奪い去る
八尺様という存在だと言います。

聡や桜に近づいていた子どもたちは
もしかしたら魂を奪われ、2人に助けを求めていたのかも
しれないと住職は続けました。

親たちの画策

2人を取り戻す最後の手段は夜明けまでに、奪われた本人が
取り戻す
という手段でした。

しかし当然2人は意識がないため、他の者が変わりに
その身体に入る
ことが前提となります。

岩崎は拒否したため、希美が桜に、住職が聡にという具合に
実行することになりました。

しかしアクシデントが発生し、希美は岩崎の身体へ、
岩崎が聡へ、そして住職が桜の身体に入ってしまったのです。

3人は車に乗り、魂がある旅館へ急ぎますが、
その後を八尺様が追いかけてきます。

車を降りて住職が埋まっていた錫杖を取り出すと
呪文を唱え、八尺様は消えて行きました。

旅館へ急ぐ2人・・・。

そして翌朝、無事に元の身体に戻った希美は
仲良く話す聡と桜を見つめていました。

しかし次の瞬間、生魚を絶対に口にしなかった聡が
お腹が空いたと生のハマチを口にほおばって最高
だと
笑っていました。

希美は何が起こったのかを察知し、背筋が凍ったかの
表情をします。

場面は変わり、住職に主人と女将がお礼を告げていました。

住職も、成功したのは儀式を続けてくれた女将のおかげだと言います。
これからどうするのかと問う住職に、主人と女将は落ち着いたら迎えに行くと
告げてその場を後にしました。

そして足を怪我したはずの主人の足取りは良好でした。

2人の息子と住職の娘が映った写真を眺める夫妻でした。

2階の部屋には2つのへその緒が供えてあり、
障子に映る2つの影は
「たすけて」
と囁いていました・・・。

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ラストの展開が語っているもの

希美が目を覚ましてみた2人の姿は
聡と桜そのものでした。

しかし何故か自分の身体が変な感じだという2人と生魚を頬ばる聡を見て、
希美はこれが聡ではないという疑念を抱いたのでしょう。

聡と桜は異様にお腹を空かせていました。
それは魂を奪われてから長らく何も口にしていなかった
という証なのかもしれません。

希美が疑う通り、この2人は桜と聡ではなく、
住職の娘と旅館の主人と女将の息子の魂を
宿している
のです。

真実の裏にある罠

ラストでお礼を言い合う、住職と旅館の夫妻。

これはこの2組が、お互いの子どもを取り戻そうと
画策していた
伏線であり、
バイトを雇った理由であった主人の足のケガも嘘だと判明します。

ともすれば最初から、彼らが仕組んだ罠だったのです。
バイトは彼らの子どもの器にするために
呼び寄せたのでした。

本物の桜と聡はどうなる

ラストで障子に映る2人の影は
桜と聡でした。

2人は「たすけて」と囁きますが
これに答える者が現れることはないのでしょう。

もしくは疑念を抱いた希美が真実にたどり着くことが
あるのでしょうか。

しかしもう器がない以上、2人は彷徨う運命
なってしまったのかもしれません。

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『リゾートバイト』感想

すっかり梶原さんが扮する住職を信じてしまった筆者は
この結末に衝撃を受けた派です(笑)

もしも、あの一晩、桜が絶え忍んだらどうなっていたのか?
元々、あの影の正体を教えることなく実行すれば
桜は敗北するだろうという算段だったのでしょうか?

それとも何度か失敗を繰り返して4年という月日が
過ぎていたのでしょうか。

子どもを思う気持ちが強いのは微笑ましいのに、
救いを求めた結果それが執念となってしまったのかも
しれませんね。

桜と聡にも両親が居るものと思いますが、
どうやって、
「落ち着いたら迎えに行く」
のか気になりました。

ところで旅館のフリーターだった岩崎は全く知らなかった
のか否か判断ができませんでした。

もしも、お笑いキャラの岩崎もグルで、見事に彼らを2階へ上がらせることに
成功したのならば、それこそが一番の恐怖なのかもしれません。

「怖い」と有名な原作を元に作られた本作ですが
笑いも交え恐怖一色になっていないので、ホラーが苦手な人にも楽しめる
一作なのではないでしょうか。

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