見るのが辛い?【ハンドメイズ・テイル/侍女の物語】あらすじと見どころ

赤いコートの女性 海外ドラマ
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見る人をも暗黒に突き落とす問題作でありながら
それでも大人気の物語。
【ハンドメイズ・テイル/侍女の物語】

『ハンドメイズ・テイル』って面白いの?

という疑問について探るべく

・あらすじ
・キャストについて
・見どころ
・ネタバレありの感想

などをまとめています。

『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』をHuluで見る

※本記事の情報は2023年6月時点のものです。
最新の配信状況は各サイトにてご確認くださいませ。

season2の記事はコチラ
season3の記事はコチラ
season4の記事はコチラ
・season5までのあらすじはコチラ

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【ハンドメイズ・テイル/侍女の物語】概要

1985年カナダ人作家のマーガレット・アトウッド『侍女の物語』
をアメリカHuluのオリジナルドラマとして制作された。

なお原作小説は本国でベストセラーとなるほどの人気ぶりで
映画化もなされている。

現在Huluではseason5まで配信されていて
season6が最終章となる予定である。

『ハンドメイズ・ネイル』の原作『侍女の物語』を読むならコチラ

キャスト

『ハンドメイズ・テイル』を彩るキャストたちについて簡単にまとめました。

役名出演者吹き替え声優他の出演作品
ジューン・オズボーン/オブフレッドエリザベス・モス本名陽子『トップ・オブ・ザ・レイク』『マッドメン』
ニック・ブレインマックス・ミンゲラ木村昴『ソーシャル・ネットワーク』『バビロン』
フレッド・ウォーターフォードジョセフ・ファインズ咲野俊介『恋に落ちたシェークスピア』『フラッシュフォワード』
セリーナ・ジョイ・ウォーターフォードイボンヌ・ストラホフスキー園崎未恵『チャック』『24リブ・アナザー・デイ』
エミリー/オブグレンアレクシス・ブレデル鶏冠井美知子『ギルモア・ガールズ』『シン・シティ』
ジャニーン/オブウォレンマデリーン・ブルーワー清水理沙『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』『ヘムロック・グローブ』
リディア叔母アン・ダウド片岡富枝『選挙の勝ち方教えます』『ナンシー』
ルーク・バンコールO・T・ファグベンル東地宏樹『ファーストレディ』『ブラック・ウィドウ』
モイラサミラ・ワイリー藤田奈央『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』『デトロイト』
リタアマンダ・ブリューゲル土井真理『オーファン・ブラック暴走遺伝子』

あらすじ

アメリカ合衆国では内戦により感染症や環境汚染が蔓延した。
このことは不妊率、出生率を大幅に減少させ
深刻な国の存続危機の懸念材料になっていた。

そんな中クーデターにより誕生したギレアド共和国が誕生する。
その世界は軍事によって支配され身分制度が確立された恐怖の国。

特に女性においては仕事も財産も奪われ、雑誌等でさえ読む自由も
奪われた。

そして出生率低下の対処をするべく、
妊娠が可能な女性を強制的に捕え、司令官と呼ばれる
権力者の元に仕える〖侍女〗とした。

〖侍女〗は家族とも引き離され、元々の自分の生活や名前も奪われ
司令官の子を出産するためだけの道具として扱われた。

ジューン・オズボーンは夫・ルークと娘・ハンナの3人で幸せに暮らしていたが
ギレアド共和国が誕生した際、国外逃亡を計画するも、
途中でハンターに捕まり、ルークとハンナと引き離される。

捕まって〖侍女〗となったジューンはギレアドの司令官の一人
フレッド・ウォーターフォード
の侍女となり、その名を〖オブ・フレッド〗とされた。

過酷な状況下で当たり前の自由を奪われ、逃げれば抹殺される恐怖と孤独の不安の中
絶望の毎日を送るジューンの行く先には何が待ち受けるのか・・・?

見どころ3選

見応えのあるストーリーはもちろんのことですが
その他の見どころ3選を厳選してみました。

①侍女を演じる女優たち

ジューン演じるエリザベス・モス
その迫真の演技と内面からにじみ出た強さが
懸命の抵抗を試みるジューンの強さと重なって
見応えのあるものになっています。

エミリー役のアレクシス・ブレデルはあの『ギルモア・ガールズ』の女優さんなんですね。
可憐で可愛らしかった彼女が悲劇に見舞われる侍女という複雑な役を
哀愁たっぷりに演じているのも魅力です。

個人的にはセリーナ・ウォーターフォードに扮するイボンヌ・ストラホフスキー
要注目です。

『チャック』での美人でセクシーというイメージとは程遠い
怖くて複雑な夫人役。
容姿が大好きな女優さんでしたが嫌いになっちゃいそうなくらいイヤな役ww

②次の展開から目が離せない

『デスパレートな妻たち』のメアリーアリスのナレーションが
好きでした。

同様に
冒頭のジューンのナレーション
この先に吹き荒れる不幸を予想しては胸が痛くなる
絶妙な演出となっています。

そして

突然家族と引き離されて捕らわれの身になってしまったジェーン。

夫は生きているのか?
娘はどこへ?
誰が味方なのか?
誰を信じていいのか?

ジェーンと共にドキドキさせられる展開が待っています。

③形容し難い映像美

素敵な邸宅。
だがその中で行われるのは残酷な儀式。

赤い征服の行進。
それは悲劇をまとった行進。

それらの光景は異様に満ちたものでありながら
美しくも感じさせられる。

それらのように本作の映像はキレイです。

丁寧に描かれたストーリーと相まって見応えがあります。

以下作品のネタバレを含みます。

ネタバレあり感想

見ていて結構キツイ

という一言に尽きるseason1ですが

その理由は残酷な描写だったり
侍女たちの恐怖や時代背景がそう遠くないことで
他人事感が多少薄れるからですが、なにより

独裁国家による悲劇に満ちた世界になる
前と後の日々が対比するように描かれることによって
その残酷さがより浮彫になっています。


この国で一人の人間として扱われなくなった女性たちに
疑問や反論を抱かせることを阻止できる絶対的な権力。

そしてその権力を誇示する
男性たちに怯える女性たち。


しかし本当に怖くて絶望的なのは
主人公たち、侍女たちを苦しめているのも同じ女性であるということ。

完璧な侍女を指令官の元へ送るべく
厳しく教育するリディアおば。

司令官に所有物のように扱われる侍女を利用して満足気な
夫人たち。

権力者たちに従うことに迷いがない侍女以外の女性たち

それは

彼女らは逆らうことを諦めたのか?
彼女たちもまた考える自由を失ったのか?
自分は堕ちたくないからという恐怖からなのか?

一方で確固たるものになっていく侍女たちの結束。

仲間を守るために自らの犠牲も厭わない。
それは確かな絆を持つ強い人間にだけなせるわざかもしれません。

確かにこの物語は見ている女性たちにとって
絶望感を与え、暗い気持ちにし、目を背けたくなるような
描写ばかりです。

だからこそこの真っ暗闇の中で侍女たちは
結束を経て強くなった女性たちは

どのように生きることに前向きになり
どのように元の人生を取り戻して行くのか
それともそれは叶わないのか?

見届けずにはいられなくなる
そんな一作です。

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