ネタバレ考察【エスケープ・ルーム2:決勝戦】別エンディングのエクステンデット・エディションとは?

洋画
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共通点をもった男女たちが集められ、脱出できなければ死ぬしかない・・・
そんなデスゲームに強制参加させられてしまう映画、
『エスケープルーム』の第2弾
【エスケープルーム2】

しかし【エスケープルーム2】にはもう一つの物語があるのをご存じですか?

劇場公開された物を通常版『エスケープルーム2』(以下、通常版と記します)
に対して
アメリカでは公開された
〖エクステンデット・エディション〗(以下、特別版と記します)
と呼ばれるもう一つの物語です。

コチラにはなんとあの『エスター』で主人公を演じたイザベル・ファーマン
出演しているんです!

通常版とはエンディングが異なるエスター版(笑)
気になりますよね⁈

そこでこの記事では、

『エスケープルーム2』は前作未視聴でも楽しめるのか?
★もう一つのエンディング〖エクステンデットエディション〗について

まとめています。

まずは通常版について見ていきましょう。

※あらすじでは前作『エスケープルーム』の断片的なネタバレに触れています。

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エスケープルーム2とは?あらすじをご紹介

前作【エスケープルーム】のデスゲームを勝ち残ったゾーイベン
この残酷なゲームを主催している〖ミノス社の所在地がニューヨークである
ことを突き止める。

そしてゲームを共にし、亡くなっていった仲間たちのために
ミノス社へのりこむことを決めます。

飛行機でマンハッタンへ向かうことを予定していたゾーイたちですが
土壇場でゾーイの飛行機への恐怖心が復活し、移動の手段を車に変更しました。

無事にニューヨークへ到着し、ミノス社所有と思われる廃ビルへ入ると
そこに居た見知らぬ男性にゾーイの母親の形見を盗まれてしまいます。

ゾーイとベンは、その男を追いかけていくうち
地下鉄へと誘いこまれ、2人が乗り込んだ車内には
再びゲームが始まったことを知らせるアナウンスが・・・。

キャスト
テイラーラッセル(ゾーイ/花澤香菜)、ローガン・ミラー(ベン/浪川大輔)、
トーマス・コッケレル(ネイサン/諏訪部順一)、
カリート・オリベロ(テオ/武内駿輔)、イザベル・ファーマン(クレア/日笠陽子)他

前作未視聴でもエスケープルーム2を楽しめる?

ストーリーより〖ゲームの謎解き〗をメインに鑑賞するならば
前作未読でも楽しめると思います。

前作『エスケープルーム』も『エスケープルーム2』も
脱出しなければ命を落とす・・・という条件は変わらず、
ゲームの緊迫感のある内容主体の鑑賞ならば楽しめるかもしれません。

しかしながら主人公ゾーイを中心としたストーリーの続きである本作は、
やはり前作『エスケープルーム』を鑑賞してから見るのがおススメです。

エクステンデットエディションは何処で見られる?

U-NEXTでは無料トライアルでも付与されるポイントで視聴できますよ。

都度課金方式のHuluストアでレンタルできます

以下、【エスケープルーム2】及びエクステンデッド・エディションについての
ネタバレが含まれます。
未視聴の方はご注意くださいませ。

エスケープルーム2の目的とは?

ゾーイとベンが乗せられてしまった地下鉄の中には
他のエスケープルームの参加者たちも乗車していました。

そして今回の『共通点』が判明します。
それは、そこに居たのは、かつて、ゲームに参加させられ
生き抜いた勝者たちだと・・・。

タイトルの通り『エスケープルーム2:決勝戦』はかつての勝者たち
を再びゲームに連行し、最も〖生き残る力〗が強い者をあぶりだす
戦いだったのです。

運営側の目的は富裕層に楽しんでもらうこと。
有能者ばかりの中から賭けるコマを選ぶのを楽しむのでしょうか。

また今回の運営サイドの目論みの標的には、ゾーイがいます。
生存率の低い飛行機内ゲームへ誘おうとしていました。

運営サイドからみて前回、不正にクリアしゲームを冒涜した
ゾーイを始末したい・・・
そんな目的が垣間見えました。

以下、〖エスケープルーム〗シリーズのネタバレを含みます。

エスケープルーム2の別エンディングとは?

それでは『特別版』の方には
どのような物語が展開するのでしょうか。

①キーマンが違う

『通常版』には前作で命を落としたはずのアマンダ(デボラ・アン・ウォール)が
実は生きているという設定で再登場します。

そしてアマンダは娘を人質にとられ、ゲームを制作させられていたことが明かされます。
つまり再会したゾーイが解かなければいけないゲームはアマンダが作ったもの。

さらにアマンダはゲームの制作者にゾーイを引き入れようと説得します。
その際、アマンダの口から語られたのは
ゲームの勝者は人質を取られ、主催者側の協力者にさせられるということです。

アマンダの再登場で、黒幕の真実に一歩近づいた感がありました。

一方『特別版』の方にアマンダは不在で、代わりに現れるのが
『エスター』ことイザベル・ファーマンであり、〖クレア〗です。

クレアの父親ヘンリーは、ゾーイがニューヨークへ行くために
乗るはずだった飛行機内で生存率4%のゲームを仕掛ける予定でした。

そして飛行機に乗らなかったゾーイが参加したゲームを制作したのが
父親に監禁されゲームの制作を強いられているクレアです。

しかし、不満が募るクレアはヘンリーにばれないように
ゾーイを手助けするような設定を施していたり、
秘密裏にベンを助けたりしていました。

〖特別編〗ではアマンダの代わりにクレアやヘンリーという
運営者サイドの人物が直接登場することで
黒幕の一部分が可視化されたといえるでしょう。

②結末が違う

『通常版』エンディング

最後のルームで実は生きていたアマンダに再会したゾーイ。
エスケープルームの勝者は大切な人を人質にとられ、
ゲームの手伝いを強制させられることを聞く。

そしてそのルームのホストはアマンダ自身であり、
ベンを人質にとられたゾーイは次のホストになるほかに道はない
と言います。

しかし運営側にまわることを拒否したゾーイは
部屋に火を放ち、ベンとアマンダを連れて脱出することに成功します。

その後警察が来て、ミノス社の悪事は暴かれ、
ゾーイとベンは飛行機に乗って帰宅しようとします。

しかし、その飛行機はミノス社のエスケープルーム
でした・・・。

■『特別版』エンディング

父親のヘンリーに監禁されていたクレアの解放に成功したゾーイ。

解放されたクレアがゲームを止め、ベンを助けると、自分が監禁されていた部屋に
父親を閉じ込めて、ミノス社の一件を警察に通報します。

ゾーイがベンの居る廃ビルに駆け付けると
クレアが呼んだ警察も駆け付けていました。

関係者が逮捕、連行される中、ゾーイとベンは救急車に乗り込みます。

クレアが父親を監禁した場所へ戻ると、
冒頭、父親によってサウナルーム内で命を落としたと思われていた
母親の死の真実が語られます。

クレアの残虐性を危惧した母親はクレアを病院へ連れていこうと
していたのでした。
そのことに意を反し、父親に認められるために
母親を手に懸けたのはクレアだったのです。

ヘンリーがクレアを監禁していたのは、そんな残虐な娘を警戒したから
でした。

③異なる結末が導き出す答えを考察

『通常版』の結末では、ゾーイとベンは脱出に成功し、
警察によってミノス社の悪事も暴かれ、一件落着。

ゾーイも勇気を出して飛行機へのトラウマを克服し、
搭乗して帰宅の途につこうとしましたが、その機内は
滅んだかにみえたミノス社によるゲームの場と化していました。

ゾーイたちは再びデスゲームへの参加を強いられて終わります。

運営サイドは痛手を負わなかったという結末は、
運営を支援している富裕層というのがとてつもない人たち
であることを示しているのではないでしょうか。

警察という組織までもを動かせるまたは偽装できる
資産と力を持ち合わせていて、並大抵のお金持ちでは
お目にかかることすら叶わない別世界の住人なのかもしれません。


そして今度のゲーム、その生存率はわずか4パーセント。

絶望的です・・・。

一方で『特別版』の方では、運営サイドの人間が姿を現しています。
そしてその内部が一枚岩でなかったことが崩壊の引き金になり、
ミノス社という悪事の幕は閉じられます。

ゾーイに生存率の低いゲームを仕掛けようとしていたヘンリーも
退場したことにより、ゾーイの件は収拾がついたといっても良いのでしょう。
黒幕の全てが逮捕されたとは限りませんが・・・。

以上のように、ゾーイの運命が暗雲にたちこめる『通常版』に対して、
無事に元の生活に戻れることが期待できる『特別版』になっています。

なお『特別版』では監禁された被害者であると思われたクレアの
どんでん返しがあったことから、
ミノス社を消失させたクレアは今後ミノスの後継者として飛躍する可能性も
否めないのでは・・・と個人的には思っています。

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