韓国映画を岡田准一×綾野剛でリメイクした映画
【最後まで行く】
韓国版とは違うラストに
あの後はどうなるの？
『砂漠のトカゲ』とはどういう意味？
と気になった方も多かったのではないでしょうか。
そこで今回は
★ラストのその後はどうなる？
★タイトル『最後まで行く』とは？
★『砂漠のトカゲ』
について考察しています。
【最後まで行く】あらすじ
映画『#最後まで行く』
— 映画『最後まで行く』大ヒット上映中！ (@saigomadeiku_mv) May 24, 2023
🚗大ヒット上映中🚗
ここから、
刑事・工藤(#岡田准一)の
最悪な4日間が始まる―。
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埃原警察署の刑事･工藤は、年末だというのに、
母親が危篤だと連絡を受け、雨の中、車を走らせていた。
別居状態の妻が母の病院におり、何度も連絡が入るので焦っていた。
しかし、工藤の母は亡くなってしまったという電話がくる。
失意の中病院へ急ぐ道中、若い女性が飛び出してくる。
何とかよけたと思った矢先、今度は男性が飛び出してきて
よけきれず轢いてしまう。
男性の元へ駆け寄る工藤だったが息をしていないようだった。
パトカーが走っているのを目撃して焦った工藤は
撥ねた男をトランクに乗せて走り去る。
途中、同僚の警察官にトランクを開けられそうになるが
皮肉にも県警本部の監察官･矢崎の内部調査の対象になったことで
事故が露呈するピンチを脱却した。
これで、この男の件は隠蔽できるだろう・・・
そう安堵していた工藤の元に一件のメッセージが入る。
『お前がしたことを知っている』
・・・と。
以下、作品のネタバレを含みます。
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本記事の情報は2023年12月時点のものです。
最新の配信状況は各サイトにてご確認くださいませ。
ラストのその後の展開を予想
矢崎を出し抜き、大金を目の前に、
〖お金があればできること〗
を思い浮かべ、バッグに大金を積めこもうとするものの、
思いとどまり、お金を戻した工藤。
それは妻と娘との生活を、やり直すため。
妻に連絡を入れ、素直な気もちを伝える工藤。
そんな工藤を受け入れる妻と娘。
幸せな家庭へ向かって家路につこうとした工藤を
矢崎が襲う・・・。
矢崎の車が追突してきたのです。
この世のものとは思えない形相で・・・。
覚悟を決める工藤は矢崎との最終決戦に挑もうというところで
物語は幕を閉じました。
あの後はどうなるのでしょうか。
どちらかが起き上がれなくなるまで終わらない
娘も取り戻し、大金も失った今、
工藤にとっても矢崎にとっても
争いを続ける意味とは何だったのでしょうか。
出世や上に立つため、そのために邪魔になる者を
排除すること、そして似た者同士だと確信している
相手を倒そうと決めた矢崎。
ただ妻と娘が待つ家に帰りたいと望む工藤。
あのラストの後は・・・
どちらかが完膚なきまでに倒れるまで
争い続けるでしょう・・・。
銃で撃たれ血が滲んでいた工藤の方が
分が悪いように感じました。
〖最後まで行く〗の意味
〖悪事にまみれた砂漠のトカゲは砂漠で最後まで生きる〗
という意味と
〖工藤と矢崎は決着がつくまで行く〗
というダブルミーニングなのかなと思いました。
工藤の罪
思えば工藤は事故を起こし、それを躊躇なく隠蔽しようとしていましたが
そもそも工藤は数々の罪にまみれていたことが示唆されています。
検問にかかったことで、飲酒運転だったことが判明したり、
埃原署は賄賂を受け取っていました。
同僚に敵が多いのにも理由があるのでしょう。
そんな罪にまみれたこれまでの工藤が
心を入れ替えてもそう簡単にその過去を払拭し
清らかな未来が手に入ることはないのでしょう。
最後まで行くしかない・・・。
そんな工藤の運命なのかもしれません。
〖砂漠のトカゲ〗が意味するもの
本物の『砂漠のトカゲ』は、
アフリカ南部のナミブ砂漠に生息するアンチエタヒラタカナヘビというのだそう。
このトカゲが、砂漠の70℃近くある焼けた砂に接触するのを
極力避けるために行なう動作がダンスに例えられているのです。
何もないうえに過酷な環境の砂漠のような街で
自分を誇示するために恥も外聞も捨てて
トカゲがダンスをするように滑稽に生きるサマ
それが仙葉から見た、工藤と矢崎なのでしょう。
全ての黒幕は仙葉だった
仙葉の力を借りて矢崎を出し抜いたつもりでいた工藤も、
仙葉に尾田探しを依頼する矢崎も
実は仙葉の手のひらで転がされていたにすぎませんでした。
エンドロールでは、金庫のカギを盗んで大金を手に入れようとした
尾田でさえも仙葉に操られていたことが判明します。
トカゲ同士を争わせておいて
ただ一人無傷で大金を手にします。
ひょっとしたら、工藤の母にまで手をまわしていて
その息子で刑事の工藤を利用することを
最初から企てていたのかもしれませんね。
※以下、韓国版のネタバレも含みます。
未視聴の方はご注意くださいませ。
韓国版のラストとの違い
韓国版と日本版では設定なども違いますが
そのラストが大きく異なります。
韓国版はというと、
ゴンス(工藤的な立場）がチャンミン（矢崎的な立場）を倒し、
家族と幸せに暮らそうとするが、ラストで大金を目の前にする・・・。
というもの。
ゴンスは生還し、心を入れ替えようとするけれど
目の前に大きな誘惑が出現して、
最後まで行くのかどうかがカギになりますね！
しかしタイトルからすると大金は入手するんでしょうねぇ・・・ｗｗ
筆者的には韓国版の方がややハッピーエンドな気がします。
日本版は工藤が生還できるかどうかさえ危ういですから。
心理戦の韓国版、
ハラハラアクションの日本版といったところでしょうか。
地道に生きることを考えさせられる？？？一作です！
