あらすじネタバレ感想【忘れないと誓った僕がいた】伏線内容とラストの後はどうなる?

ゴールドペンダント 邦画
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まだデビューして間もない頃の村上虹郎さん主演の
切ないファンタジー映画
【忘れないと誓った僕がいた】

本作は高校生2人のうぇ~いな青春ラブロマンスにあらず。

それどころか高校生には受け止め難いほどの
困難が待ち受ける運命に向かって
抗いながら、信じ続けながら力強く駆け抜けた
2人の瞬間の物語なのです。

この記事では
物語の中で描写された伏線の内容
気になるポイントラストのその後を予想ww
そしてネタバレありの感想などを中心にまとめています。

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【忘れないと誓った僕がいた】作品概要

公開日:2015年3月28日
上映時間:94分
監督:堀江慶
原作:平山瑞穂著『忘れないと誓った僕がいた』

キャスト
村上虹郎/早見あかり/西川喜一/渡辺佑太朗/大沢ひかる/
池端レイナ/山崎樹範/ちはる/ミッキー・カーチス 他

あらすじ紹介

大学受験を控えた高校3年生の葉山タカシはある夜、自転車でレンタルビデオ店へ
向かっている途中で、女性にぶつかる。

その女性が落としたペンダントを拾うと、大事そうに受け取った彼女。
それから彼女のことが気になって仕方がないタカシだったが、
翌日、学校内で歩いているのを見かけ声をかける。

もっと彼女のことを知りたいと思うタカシだったが、彼女の名前も知らず、
携帯も持っておらず、家に送らせてもくれなかった。

何度も名前を聞くタカシに、
〖絶対に忘れない〗
ことを約束してくれるならば・・・
と名前を明かしてくれた。

彼女の名前は
〖織部あずさ〗

そして彼女はタカシの友人と同じクラスだと言うが
誰もあずさのことを知らなかった。

訳がわからないタカシにあずさは自らの秘密を語りだす。

自分は周りから忘れられる存在

なのだという。

たった数時間で友人たちはあずさの記憶が消えてしまい

実の父親でさえもあずさを忘れてしまったらしい。

簡単には信じられないタカシだったが、実際に
タカシの友人や教師からあずさの記憶は消えていた・・・。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

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以下、作品のネタバレを含みます。
ご注意くださいませ。

織部あずさを忘れてしまう理由は最後まで謎のまま

誰も彼女を知らない中、

タカシだけが彼女を覚えていられる
という序盤の展開から

あずさは、タカシに関連するもうこの世には居ない誰か
ではないかとか
人間ではないのではないか

という憶測を招くあずさの存在。

しかしながらそのどちらも不正解で

あずさはそういう星のもとにうまれた。
忘れられる運命を背負って。

そして忘れ去られる理由については
ラストまで謎のまま幕を閉じてしまいました。

こんなにも切ないファンタジーは前代未聞級ではないでしょうか。

ラスト5分の真実にむけた伏線6選

ラスト5分で、衝撃の真実が明らかになります。

それは、タカシとあずさは高校2年の時にも付き合っていて
その時にはタカシはあずさを忘れてしまった
という事実。

もう一度チャンスをください

そう願ったあずさはもう一度タカシとの希望を信じたのです。

そんなタカシとあずさの最初の恋を示唆する伏線がありましたね。

以下、伏線をまとめました。

①最初の夜のペンダント

自転車での衝突で出会った2人。
その際に落としてしまったペンダントをタカシが拾って渡すと
あずさはそれをとても大事そうにしていました。

じつはこのペンダントはタカシからの贈り物だったのです。

②どこかで会ったような気がする

翌日の学校で、友人にあずさとの出会いを話すタカシ。

初対面のような気がしないと語っていたのは
去年付き合っていたからに他なりません。

タカシの記憶からは完全にあずさが消え去ってはいませんでした。

③『俺は忘れない』

みんなが自分のことを忘れていく辛さを痛感しながら
成す術もなくたたずむあずさを元気ずけるべく
タカシが橋のフェンスに上り

『俺は絶対忘れない』

と声高に叫ぶシーン。

微笑ましく見ているあずさは、
嬉しかったのはもちろんのこと、
1年前も同じ場所で、同じようにフェンスに上って
夢を叫ぶタカシを懐かしんでいました。

④タカシは特別な存在だから

周りの全ての人があずさを忘れて行く中、
タカシだけがあずさを覚えている理由を聞かれたあずさは

『それはタカシが特別な存在だから』

と答えます。

タカシは気付きませんが、
1年前からタカシは恋人だったから特別なんだ
ということを示唆した発言でしたね。

⑤禁煙やめたんですね

タカシの家に招かれたあずさは、タカシの姉が喫煙しているのを目にすると

『禁煙やめたんですね』

と話しかけました。

ポカンとするタカシの姉でしたが、その直後、葉山家のに写真飾られた
写真にうつる葉山ファミリーとあずさが・・・。

過去にもあずさが葉山家を訪れ、その際にタカシの姉は禁煙していた
ということが示唆されています。

⑥番外編

あずさの誕生日の日、どこへ行きたいか聞かれたあずさは
〖恋人の丘〗
だと答えました。

『マジで!ベタだねぇ』
と笑うタカシ。

しかし再び、あずさに誕生日にどこへ行きたいか
を質問するタカシ。

再び『恋人の丘』だと答えるあずさに

『マジで!ベタだねぇ』

同じ返答をしてしまうのです。

そしてあずさの悲し気な表情。

この会話が
タカシがあずさを忘れかけていることの証であり
バッドエンドのフラグになってしまいます・・・。

タカシがあずさを覚えている時間が長い理由

高齢者施設に入居していた妻がとうとう自分のことを忘れてしまった
と話すイワイ(ミッキー・カーチス)

しかしイワイの表情は悲しみ一色には染まらず、
〖一緒に過ごした時間だけは奪えない〗
のだと希望に満ちていました。

そんな風に
たとえあずさの記憶は消えたとしても
一緒に過ごした時間はタカシの時間でもある。

タカシの目、口、手、足、心などタカシ自身がその身体で
体験した時間の全てがその身体から消えてしまうことはない。

だからこそ
2度目に偶然再会したあずさの面影をかすかに覚えているし
翌日見つけた彼女をあずさだと認識できたのではないでしょうか

ラストシーンのその先

パソコンに残る映像の記録によって
あずさの誕生日と恋人の丘に行きたいと言っていたことを思い出したタカシ。

しかし、恋人の丘に現れたあずさを認識することが出来ませんでした。

あずさからの伝言だという友人を装うあずさの言葉を真に受けて
『あずさに会わせて欲しい』
本人にむけて言ってしまう衝撃のラスト。

あずさが去ったあと、落ちた携帯に貼られていたあずさとのプリクラ
を見て、さっきまでそこに居た、あずさの友人こそがあずさだったことに
気付くも、あずさとは会えずに幕を閉じました。

タカシ(村上虹郎)曰く

自分たちは本作の途中まで仕上げました。
あとはみなさんで物語を完成させて欲しい

(すごいざっくりですがそんな感じのお話でしたww)

そんな風に語っていらっしゃいました。

みなさんはこの物語の決着をどうつけますか?


あのままバッドエンドで。
あるいは
やはりハッピーエンドにしてあげたい 
などなど。

視聴者のそれぞれの解釈に委ねられました。

ここからは1つのラストの続きとして
筆者的イタめの解釈を綴ってしまいますwww

ほんとすみませんっ<(_ _)>



『あずさ、ごめん』と言って走ってあずさを追いかけるタカシ

だったが
あずさは父親と引っ越すため車に乗り込み違う町へ・・・。

どこまでも追い続けたタカシだったが
ふと自分が何故走っているのかを忘れてしまう。

涙を流している理由もわからず立ちすくむタカシだった。

数年後

タカシは大学を卒業し、
映画製作会社に就職していた。

新人タカシは雑用係として奮闘しており
撮影の機材を取りに行くよう言われたタカシは
締まりそうなエレベーターに
手を挟んでなんとか乗り込んだ。

そこに乗っていたのは
ゴールドのペンダントをつける若い女性・・・。

タカシは彼女に一目ぼれをしてしまうも
彼女の方は急いで降りて行き、その際ペンダントを落としてしまう。

ペンダントを拾いあげたタカシは
彼女を探しに行く・・・。

Fin

【忘れないと誓った僕がいた】感想

周りの人が全て自分を忘れていく運命

それはあまりにも残酷で孤独を突き付けられたも同然の絶望ですね。

劇中ではそんなあずさの恋は結局うまくいきませんでした。
2回とも。

でも
それでもいいと思うんです。

例え辛い恋だとわかっていてもいい。
誰にも恋をしないよりはいい。

この物語は悲恋だから際立っていて
こんなことがあっていいのか
と憤慨する視聴者の心を鷲掴みにしてくるのでしょう。

映画を見終わったその瞬間に浮かんだ言葉はただただ
〖スゴイ!!〗
でした。

こんなラストはありえない。
辛すぎるかもしれないが斬新でお見事すぎました。

なのであえて

このラストの続きは、
筆者的にはハッピーエンドを勝手に妄想してしまいました。


きっとタカシだけは必ず思い出してくれる。

それは3回や4回ではダメかもしれない。

けれどタカシは何度も好きになってくれるんですww

だからいつかは
2人の恋は成就するかもしれないですよね。

タカシを信じたいという

かすかな希望と

切ないラストへの尊敬の意味を込めて。

そんな辛い運命ではないとしても

何か大切なこと忘れてないかな⁈

と自分が生きてきた時間をちょっと振り返ってみるのも
いいかもしれませんね。

そして忘れないでいよう。

そう改めて心に決めるきっかけをつくってくれるような
そんな一作です。

そして
すべてを知った上で再度鑑賞したくなる映画です!

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